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旦那の地元が好きになれません

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有り難し有り難し 21

はじめまして。
結婚1年目、現在妊娠4ヶ月のさやかと申します。
長文になります。

結婚後旦那の地元の九州へ名古屋から引っ越してきました。
元々は名古屋で知り合い、お付き合いしていたのですが、実家の家業を手伝いたいとのことで(旦那は三男で、長男夫婦がすでに働いています)遠距離恋愛することになりました。

旦那の実家は小さな町のかなりの田舎で(1時間くらい車で走らないと気分転換できるようなところはありません)、遠距離中も何度も話し合いをして来ました。
私は名古屋でなに不自由なく過ごしていたので、田舎で両親も友達もなんにもないところに行くのは不安でした。

でも彼はすごく優しいし真面目だし私も結婚したいと思える相手だったのでなかなか別れることもできず、プロポーズされ結婚。
彼もサポートしてくれるとの事だったので行ったらなんとかなるか!と思っていました。

が、実際は思っていたよりはるかに辛い生活でした。
とにかく何もないんです。
気分転換したくても車で1時間(でも自分の好きなお店はありません)。
こんなにストレスになるとは思っていませんでした。
住めば住むほど嫌なところばかりに目が行き、好きになるどころかむしろ嫌いです。

そんな中、妊娠発覚。
私は子供がほしくて仕方なかったので2人でとても喜びました。
いまつわりの真っ最中で1日中家にいます。
旦那しか話し相手はおらず、毎日とても孤独です。
体調が良くて少し出掛けたくても出掛ける場所がないのでさらに気が滅入ります。
ここが名古屋だったらとばかり考える日々です。
里帰り出産するので安定期に入ったら帰る予定ですが、妊娠前からここにはいたくないと思っていたのに、里帰りで長期実家に帰るのでもうここには戻ってこれない気がします。
私が甘かったんだと思います、でも逃げたくて仕方ないんです。
この先こんなところで人生終えたくありません。
夫婦仲は良いので離婚はしたくないですが、別居はやむなしかなと思います(許してくれるかわかりませんが)。
大好きな旦那様が育った場所だから、とかそういう理由では私はここを好きになれません。
とにかく孤独でどうしようもありません。
私はどうしたらいいのでしょうか。
子供も産まれますし名古屋で子育てしたいんです。
お厳しいお言葉でもなんでもいいので私に前向きになれる方法をおしえてください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

田舎の楽しみ

はじめまして、北海道の超ド田舎在住の者です。

田舎での楽しみは買う楽しみでなく作る楽しみです。今までお金さえ出せば手に入ったモノ・サービスを扱うお店はありません。それならば自分で作ってしまおうという考えです。
家庭菜園、アウトドア、等々が代表でしょうか。

確かに若い人には物足りない環境かもしれませんね。里帰り出産で地元の都会に戻るのであれば思いっきり都会を満喫して見極めてみてはいかがでしょうか?
親御さんも可愛い娘、孫のためなら喜んで協力してくれるかもしれません。欲しいものはどんどん買う、受けたいサービスはどんどん受ける。
まだまだ遊び足りなかったのかもしれません。都会で思いの限り遊び尽くしてみてください。それでやっぱりこの環境は手放せないと心底思うならしょうがないかもしれません。

私も20代までは都会へのあこがれがありました。買い物も大好きです。
ただいつの日か、お金を出せば手に入る物ではいつまでたっても満足しない。結局買っても買っても欲しいものはなくならない。それから一人の生活でできる幸せでは満たされない。誰かと何かを作り上げたい。そう感じるようになりました。

そうして今の暮らしがあります。畑も作っていますし、趣味のバイクのメンテナンスも自分でするようになりました。妻との結婚生活で自分の思うようにならない時間にさえ尊さを感じます。二人で作る、分かち合える幸せに一人では味わえなかった満足感があります。
買い物はネットがありますしね…。

このように田舎には田舎の、都会には都会の良さが、独身には独身の、結婚には結婚の良さがありますが、孤独だとおっしゃるとおり友人がいないという環境が一番大きいのかもしれませんね。
しかしこればっかりはまた人間関係を築いていくしかありません。お子様に恵まれたのであればこれからお子様を通じてのつながりも多々出てくることでしょう。
近くに住んでいたとしてもご友人にもまたそれぞれの世界ができてきます。近くにいるから支え合える、近くにいなければそれができない、というものでもないでしょう。

さやか様と旦那様がこれからどのように暮らしていきたいのか、よく話し合ってみてください。さやか様だけが我慢する必要もありませんし、逆もまた然りです。
お二人でお二人の暮らしを作っていきましょう。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

お礼が大変遅くなり申し訳ありませんでした。
そしてご回答頂きありがとうございます。
田舎の楽しみは買う楽しみではなく作る楽しみ。
自分にそれが合うのかわかりませんが、一先ずは里帰りして都会を満喫したいと思います。
それでもやっぱりこの環境が手放せなければ旦那に本心を話したいと思います。
わたしだけが我慢するのも、逆もまた然り。
お互いが納得する妥協点を見つけたいです。
ありがとうございました。

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