今は亡きおじいちゃん・おばあちゃんに謝りたいです。
おじいちゃんが亡くなり8年。おばあちゃんが亡くなり3年になります。私が産まれてからずっと一軒家で同居をしておりました。
私が物心ついた頃からおじいちゃんは喘息を患っており、家に1台しかなかったTVであるにも関わらず、チャンネルを占領してしまい喘息で咳き込む度に小中学生だった私は<もう!おじいちゃんの咳が煩いからTV聞こえないじゃん>と怒り、その度に、おじいちゃんはTVのない別の部屋に引き払いラジオを聞いていたと記憶しています。
喘息の辛さも分からず、自分勝手に振舞ってしまっていた事。今でも後悔しています。
おじいちゃんは大腸がんの手術を終えた翌日、心筋梗塞で亡くなりました。
おじいちゃんが亡くなった後、おばあちゃんは急に元気が無くなってしまいいつしかレビー認知症を発症していました。ある日の夕ご飯はラーメンにしようと家族4人分の支度を始めたのですが、おばあちゃんは部屋から食事を食べる台所に移動してくるにもスローペース。作る前にラーメン作り始めると声をかけていたのですが、着席のタイミングと完全に合わず伸びてしまったラーメン。作り直そうとしたのですが、大丈夫というおばあちゃんの言葉に甘えてしまい、伸びて冷たくなってしまったラーメンを食べさせてしまった事を後悔しています。
おばあちゃんは、認知症発症と同時くらいに体調を崩した為、近くの病院に1年程入院し、その後、風邪が引き金となり亡くなりました。
ガリガリの身体に似合わない程、足がパンパンにむくんでしまったおばあちゃんの足をほぼ毎日、仕事が終わって病室に行きマッサージしました。
無くなる1週間程前くらいだったでしょうか・・容体が悪くなる前のおばあちゃんに一方的ではあったかもしれませんが、私の気持ちを伝える事が出来ました。
食事の介助をしていた時、おばあちゃんが<ありがとう。ありがとう。>と私に言ってくれました。
<何言ってるの、当たり前の事をしているだけだよ。>と伝え私は泣いてしまいました。直感的に意識がはっきりしているおばあちゃんと最後の会話になってしまうと思い<おばあちゃんの孫に産まれてきて良かったよ。出来の悪い孫でごめんね。>と伝えられる事が出来たのが唯一、心の救いです。
泣く私の頭を撫でようと寝たきりのおばあちゃんが手を伸ばしてくれようとしたと記憶しています。
優しく接する事が出来なかった自分を後悔しています。
有り難し 35
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