hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

二股

回答数回答 3
有り難し有り難し 29

前回も質問させて頂いた続きになります。
自分の至らなさで彼女に二股され彼女は相手の男性の方に行ってしまいました。そこまでは致し方ないと思って気持ちの整理もついたのですが、その相手の男性が自分の働いている店舗に不幸にも異動してきました。相手の男性も元彼が自分だと知っています。普通に話しかけてきます。せっかく忘れようとしていたのに、いやでも意識してしまい、集中力がきれてしまいます。気持ちもムラがでてきて落ち着きません。
何かいい気持ちの落ち着かせ方や心構えはないでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

わが生涯に一片の悔いなし

参考になりますかどうか、お勧めの経典がございます。
私が中学生の時古本屋「天竺」から一冊150円で持ち帰った経典『北斗の拳』。
この経典によると「男として強く生きたければ、1人の女性に固執するべきではない」ことが記されております。
自分のおかれている状況を北斗の拳の登場人物「ラオウ」であると置き換えてみましょう。
もはや日本国民の教科書とでもいうべき「北斗の拳」。
知らないとは言わせません。
私のFBページ「北斗の禅」もご参考に。
子供からお年寄りまで愛される(読んでねぇ)名作ですね。
あ「北斗の拳」を知らなかったらすみません。
ユリアという一人の女性をめぐってチョー兄弟ゲンカとか、取り合いであたたたた!する話です。(チョット違うと思う)
主人公のケンシロウも宿敵ラオウもお兄ちゃんのトキも、雲のジュウザもシンも山のフドウも(←これはチョット違うか)みんなユリアという一人の女性に恋の経絡秘孔を突かれてホの字。あべし!
「お前はすでに成仏している」
「お前らに今日を生きる資格はない」
「テメエらの宗派は何宗だ」
など、数々の名言を残し
特にラオウが成仏する前、家族たちに借金を一円も残さずに
「わが生涯に一片のローン・借金・過払い金なし!」と遺され散っていくシーンなどは漫画史上も歴史に残る名言。(チョット違うと思う)
客観的に見るとケンシロウという一人の男に北斗神拳伝承者ののれんも、ユリアも全部持っていかれてしまうのですが、みなが愛するユリアと一緒になったケンシロウが最終的に一番哀愁漂っています。
それよりもユリアにさほど縛られなくなった男たちの方がよっぽど男らしい人生を謳歌かしています。
元々人間は誰のもでもありません。
相手を所有しようとしたり、所有できなかったことをなげくより、その女性から自由になれたことの方を喜ぶべきです。現にあなたはその女性が原因で苦しみを生じています。それが真実です。
あなたにとってその女性は、結果的に苦しみを引き起こしてしまったわけです。
その男性にお預けして結果オーライだったと思いましょう。人生荷物が少ない方が身軽です。
最終的に彼女があなたの所に舞い戻ったとしても、その彼との間の事などを嫉妬したり後々ホセ・メンドクサーですから、ユリア(仮名)ではなく新しい彼女マミアさん(仮名)を探し、山の不動になりましょう。

{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

正直に上司に相談されては

個人的なこととは言え、仕事に支障をきたすと思います。正直に上司に相談されてはいかがですか。貴方様のところに異動があったということであれば、異動によって解決するとは思います。

二股の件、お辛いことだと思います。早く心の傷が癒えればいいですね。この経験は貴方様をさらに強くすることだと思います。そんなこともあるのだと諦め(ものごとをあきらかにすること)、そのような縁がまた来ないようにご精進なさってください。

男運・女運の悪い人はいます。これはやはりその原因を諦め(あきらかにする)、精進することによって新たなご縁を得ることが出来ると思います。

取り急ぎ、その男については上司に相談することがいいと思います。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
相互礼拝 相互供養
対応できる時間帯は19時から22時です。資格は高野山真言宗阿闍梨(教師)、普通運転免許、防災管理者、英検準1級。

仕事とプライベートは別です

中津川さん、はじめまして。

彼女に二股されたことは中津川さんの中で気持ちの整理がついたものの、相手の男性が中津川さんの店舗に移動してきたため中津川さんの仕事に気持ちの上で差し障りが出てきているのですね。

そもそも、社会人として勤務するときは、仕事にプライベートの問題を持ち込まないことは暗黙の了解であり、社会的なルールです。まず、中津川さんはプライベートの出来事を脇に置き、仕事に取り組むことです。

仏教的には、人は見たいものだけを見て、必要なものだけを見るものであると説きます。つまり、世界の一部分しか見ていないことに気がつきなさいということです。

中津川さんは勤務している店舗にとってどれだけ貢献できるのかを問われているのです。中津川さんが店舗内の人間関係を円滑にすることは、会社に貢献することなのです。

中津川さんが会社に大きな貢献ができるよう祈念しております。

{{count}}
有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の月例法話の他に、地域の出張法話の依頼もあります。 出張法話で寺のある地域の特産品「梨」を紹介するので、「梨のおじゅっさん」として有名になりました。 ホームページ http://houwa-kanonji.com/

質問者からのお礼

卓阿様、お返事ありがとうございます。上司には報告したんですが、そんなの気にすんなよと言われまして、どうにもできないので対応の仕方とか心の持ちようをどうしたらいいのか質問させていただきました。

丹下様いつも面白くて心強い言葉ありがとうございます。確かに彼女は優しかったのに悪い事したなとかウジウジ考えていてなかなか頭から離れなかったのですが、くれてやるぐらいの気持ちを持って職場に行ってみようと思います。

煩悩スッキリコラムまとめ