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過去の行いを悔いています

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有り難し有り難し 213

わたしは、自分がしてしまった過去の行いや失敗に、毎日後悔と恐怖を感じています。
具体的にお伝えすることが恥ずかしく、漠然とした記述になり申し訳ありません。
子供ができて、家族の暖かさ、主人の誠実さ、様々な今まで触れてこなかったもの、気づいていなかったものを知り、自分の汚さ、浅はかさ、弱さを悔やみ、その過去の行いにばかり気を取られる日々です。
消えない後悔は、罰を受けるしかないのでしょうか。
また、それ故にか、今ある幸せが、明日には、来年にはなくなるんじゃないか、そんなことばかり考えてしまいます。

ネガティヴなことばかり考えては、暗い気持ちになり、目の前の幸せを失う心配ばかり考え、今を大切にできていないようにも思います。
自業自得とはこのことでしょうか。

また、来年から某占いで大殺界となっています。
周囲にはきにする必要はないと言われますがついそのことに囚われて、来年に悪いことが起きるんだと不安になります。
気の持ち方がわからず、生きていくことが最近不安でしかありません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心ゆくまで悔ゆるは洵に魂を休むればなり

中也の「老いたるものをして」という詩の一節ですが、過去の自分の行為に悔いを抱いているというのは、すでに自分を浄化しているので、罰を受けたりすることは不要です。罰を受けなくてはいけないのは自分の罪に何の自覚もなくて悪事を進行中の人間ですね。貴方は過去を悔いて自分の心を見つめることが出来るのですから、今自分を取り巻いてくれているご家族に感謝して、遡って消すことの出来ない過去は反省していることで帳消しですから、毎日を明るい笑顔で暮らしていきましょう。マイナス気分を引きずってるとマイナス状況を引き寄せることになりかねません。人間は想像した方向に知らず知らず自分を形作っていくのです。愚痴の多い人は周囲を暗くするだけで、愚痴を言っても誰も救われないということに気付かない頭の悪い人です。
泣き言を言いつづけて一生を過ごすような人生なんてイヤでしょう?罰を与える神仏などはいません。
ご自分が冷静に置かれた位置を判断して明るく生きていけばいいんです。

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質問者からのお礼

抱いていた不安を聞いてもらい、それに対するお返事をいただけたことで、とても心が楽になりました。
感謝と笑顔。これを忘れないように日々過ごしたいと思います。
愚痴、泣き言では現状はかわりませんね。
不安、マイナス気分から脱して、明るく人生を送ります。
どの言葉も、私にしっかりと刺さりました。
前を向くことができそうです。
丁寧な回答をありがとうございました。

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