肢体不自由児の子育てにイライラしてしまう
私には、早産の為脳性麻痺で足の不自由な9才の男の子がいます。
歩けますが、まだまだ不安定で、学校の送り迎え、毎日のリハビリなど、手がかかることが多く、何でちゃんと産めなかったのかと毎日考えてしまいます。
幸い知的の遅れはないのですが、普通に産めてたら、今頃放課後友達と遊んだり、自転車に乗ったりできてたのに、うちの子は家にいて、リハビリして、、と毎日考えてしまいます。
リハビリに誘ったり、歩き方をアドバイスしても、、いやと言われると、きれてしまいます。
私が怒ると、子供は私の顔色を伺って、話しかけてくるのですが、冷たくしてしまいます。
自分で、こんな自分がすごくいやです。
怒った後に、なかなか気持ちを切り替えられず、1日冷たくしてしまう事もあります。
子供の寝顔を見ながら、反省してしまいます。
何故、友達はみんな普通に産めているのに、私だけ、、と考えてしまいます。
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多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今の可愛いお子様そのままを見てあげて下さい…
御自身に余裕がないようでいらっしゃいますね、追い詰められておられるのではないでしょうか。
寝顔を見てお子さんに冷たくしたことを反省しておられるのですから、お子さんは可愛いはずです。
日常、そう思えないのは、あなたの周囲に子育てやその他の相談を出来るお方がみえないからではないですか。
旦那様か、ご親族で気軽に相談出来る、愚痴の言えるお方はみえませんか。いえ、グチってみましょう。 周囲の人も大変とか、忙しいとかいろいろあるでしょうが、あなたには愚痴をこぼせる権利があります。堂々とグチって下さい。
そして、お子様のお足が不自由でいらっしゃるとのことですが、もちろんお子様本人もあなたも御大変でお辛いでしょうが、しかしながら、だから何も出来ないわけではないですよね。
あなたのお顔色を見て、必死にとりなそう、大切なお母さんに何とか機嫌治してもらおう、喜んでもらいたいと必死のお子様ですよね。
他の子が味わわなくてよい苦労をなされた分、それだけお子様には他の子には到底及ぶことのない何かを身に付けておられます、人を思う力であったり、忍耐力であったり、頑張ろうと努力する力であったり…人は逆境に置かれるとその分強くなれるのです。
ただ、その為にはお母様の限りない愛情が必要です。
あなたのお顔色を伺う「可愛い時期・時間」はもう、それ程残されていません。ひげ生えて、低い声で「お袋!」と声掛けられるようになるのも時間の問題です。それこそが成長ですから…。
そしてその姿を想像して、ゾッとしたあなたは、実は将来にお子様の立ち上げたコンピューター関係の仕事で随分楽させてもらっているかも知れません。これからは多くの仕事で「出社」とかが無くなっていくようですし…。
とにかく、あまり先を考えず、今の可愛いお子様を見て下さい…今だけのあなただけの特権です…。
お母様の負担の軽減と共に、たまにはリフレッシュ、気分転換も
ゆー様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
私たちには、それぞれできること、できないことが、誰にでも大小少なからずございます。
それでも、何とか過ごせていけているのは、助け合い、支え合い、分かち合い、補い合いがあるからでございます。
どうしても他と比較してしまって、他と合せようとして、できないことに目が向いてしまいがちですが、できれば、お子様のできることにもっと目を向けて、お子様の特性を伸ばしてあげれるようなサポートもできていけましたら、やがてハンデも乗り越えて、色々と自信となり、更にできることも増えていくのではないだろうかと存じます。
お母様も、あまり負い目に思われませんように。負い目が、お子様の自己嫌悪や劣等感に陥らせてしまう、といった悪い悪循環になってしまいかねません。
また、あまりご無理なさられずに、色々な福祉サービス制度も利用されるなどして、お母様の負担の軽減と共に、たまにはリフレッシュ、気分転換も必要ではないかと存じます。
お子様の健やかなるご成長、ご家族のお幸せを祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
早速の返信ありがとうございます。
子供の将来の事を考えて過ぎて、一人で焦っていたのかもしれません。
将来自立できるのか、結婚できるのか、両親が死んだ後、ひとりぼっちにならないかなど。
今のままの子供を見てあげたいと思います。
今回相談させていただいて、楽になりました。
ありがとうございました。
川口英俊様
早速の返信ありがとうございました。
子供のできる事に目を向けて、伸ばしてあげられるようにできたらとおもいます。
子供の将来の事を考えすぎて、焦っていましたが、何か自信をもてる事ができたらいいなとおもいます。
ありがとうございました。