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自分探しの旅について

回答数回答 5
有り難し有り難し 59

私は2カ月前に大好きだった彼と別れました。
あの頃は、周りの方を大切に出来ず、彼に依存していました。別れた後このままではいけないと思い、自分の人間関係を見直しました。
最近になり、友達と遊んだり、趣味を楽しんだり、自分を変える努力をしてきました。
しかし、心は寂しく、不安や焦燥感があり、人と関わることに疲労さえ感じます。
私はもともと1人が好きで、人を信用していない一面があります。やはり、自分の根本にある性格は簡単には変えられない、人は簡単に変わらないという事を痛感しました。
今、私は、傍にいてくれる人、心を許せる人、愛しいと思える人がいません。
彼を失ってから、自分の存在意義や生きる目的はなんなのか、自分は何がしたいのか、何もみえなくなりました。
他人に依存せず、自分で何かを見出せる、自律した大人になりたいと感じています。
これからしばらく、1人旅をしようと思っております。今、四国の88箇所にも参っております。
自分と向き合い、自分を見つめ直すことを目的にしようと考えております。
考えがまとまっておりませんが、皆様の生きる知恵や自分とは何なのか、なんのために生きるのか、生かされているこの時間とどのように向き合っているのか、これから先の人生のために皆様のお言葉をお聞かせ願いたいです。
是非、よろしくお願い致します。
最後まで読んで下さってありがとうございます。


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ゼロに帰る

こんにちは。
彼とのお別れがターニングポイントだったのですね。しかしその喪失感を他で埋めようとしても埋まりません。埋まらないことを他(友人・趣味)のもののせいにするのは別でしょう。

自分の中で埋まらない気持ちを昇華していく必要があります。その “手段として” 旅も一つの方法だとは思います。しかし「自分探しの旅」と言われるように旅先で本当の自分が見つかるわけではありません。
どこまでいっても自分は自分。旅をしているこの自分なのですから。

※まれに「自分探しの旅」としてインドにバックパッカー等をして何かを見つけ、現地でゲストハウスなんかを開いたりする若者のパターンもありますが、その時見つけたのは「本当の自分」なんかではなく「やりがい」「生きがい」「居場所」でしょう。

さて、行きつくところは結局自分なのですが。そうなるとこの自分は何のためか?という命題にぶち当たります。
まさにおっしゃるところの「自分の存在意義や生きる目的はなんなのか、自分は何がしたいのか」という問いです。

その問いに対し仏教はどうこたえるのか?色んな表現がありますが、おそらくこういう類のこたえになるかと

「そんな自分などそもそも存在しない」「意義もない」「目的もない」

おもしろいとおもいませんか?探していたものなどもともとないのだということです。しかしそれは虚無主義ではなく、「空」です。「0-ゼロ-」です。

「0」は無いということが有る数字。マイナスにもプラスにもいくらでも変化する可能性を含んだ数字。なにもないがゆえにそこからなんでも生まれるということ。

ドーナツの穴です。ドーナツの穴はドーナツの身があるからこそ穴として有り得ていますが、その実際は空気となんら変わりません。私たちは自分はもちろん身の方だと思っていますが実は穴の方なんです。身(宇宙、地球、親、環境とう様々な条件という縁起)があって初めて穴として存在しています。つまりゼロです。

ミムラ様も是非ゼロベースに立ち、ないものが有り得ている「今」に目を向けて、その上で自分の姿を見つめてみてください。

そうした時、周りの友人等の人間関係、そして趣味、はたまた自分もこれまでとは違った豊かで尊いものに思える瞬間が訪れるかもしれません。

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おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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読ませて頂きました。 

彼との別れで心にスコンと穴があき、その穴から今まで見えていなかったこと、
見ようとしていなかったことが見えて、戸惑われていることと思います。

その戸惑いからか、
必死に自分を変えようと、いろいろされて来たんだと思いますが

それではミムラさんの寂しさ、不安、焦燥感は収まるどころか大きくなるでしょう。

私も一人が好きです。
時間にすれば一週間のうち四日は一人で過ごしている程です笑
でも、誰かと話したいし、仲間とご飯を食べたい日もあります。
なんだか無性にさびしいなぁ。という日もあるのです。
予定が合えばご飯にいきますが、合わないときはただ
寂しさを味わいながら一人一杯やります笑

これが心ですよ。天気のように変わるものです。

それを無理に押さえつけたり、見て見ぬふりをして蓋をしたりしていると
かえって苦しいのです。

『一人が好きなのに、寂しいんやね~、勝手なもんやね~心って。』
てな具合に押さえつけずに受け入れましょうよ。

それが自分を知る第一歩であり、自分と付き合ううえで一番大切な事です。

ミムラさんの一人旅も
こんな気持ちで、
どんな自分もすべて押さえつけたり、目をつぶったりすることなく行ってきてほしいと思います。

そしたら素晴らしい旅になるんじゃないかなぁ。

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おきもち

生きるための仏教 生身の私達のための仏教 私たちが人生を歩む上...
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ガンバレよ!

こんにちは、ミムラさん。微笑ましいですね。私もちょうど30年前の24歳の時にインドへ5カ月間一人旅をしましたので、ミムラさんの心持良く解る気がします。これからの旅の途中、沢山の方との出会いがあり、色々な言葉を頂くでしょう。時には感激し、時には落ち込む言葉もあるでしょう。そうして旅を続けていくと自分の魂が反応します。自分の心の声が聞こえてきます。その心の声を大切にしてください。
  私の30年前の旅の言葉を恥ずかしいですが聞いてください。

   もう止めようかと思う こんなに辛いのなら
   でも本当の自分が許してくれない
   だからもう少し頑張ろう

  若者ガンバレ!  自分と格闘しなさい!

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おきもち

青年の自立支援(生活改善・病後の静養・引きこもり等)
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「自分」はここにいる。

私は、「自分さがしの旅」をしたことがありません。「自分」は、ここにいるからです。
自分と本当に向き合うのなら、旅をして日常を離れるより、
いつもと同じ日々を繰り返していく中で、少しずつ行っていけばよいと思います。
傍にいてくれる人、心を許せる人、愛しいと思える人を欲しがっているうちは、
他人への依存は止められません。
一人が好き、と仰っていますが、それならば、傍にいてくれる人は
必要ないはずです。
本当は、一人が好きだというよりも、
人と会う事で、傷つきたくないだけなのかもしれません。

私は、自分が他人のためにできること、そして、
家族やまわりのためにできること、社会に対してできること、
国家にできること、世界にできることは何か、を探しながら、
充実した日々を送っていると思っています。

そうこうしているうちに、まわりに人も集まってきました。
一人の時間が充実している人のまわりに、人は集まるものです。
そしてまた、まわりの人に何ができるのか、と
繰り返し考えていくのが、人生だと思います。

「自分」、みつけてください。
きっと、すぐ傍にいるはずです。

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おきもち

佐山拓郎
浄土宗の佐山と申します。 浄土宗教師の資格を得たあと、10年間のサラリー...
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今できることを

自分が何の為に生きているのか。
私はあまり考えないようにしています。
答えなど無いような気がするからです。
諸行無常の世の中ですから、自分も日々移り変わる存在、ならば生きる目的も日々移り変わるのではないでしょうか。
眠たくなれば寝て、朝が来れば起きて、お腹が空いたら食事して、お経があれば読経して、時間があれば念仏して、話を聞きたい人が居たら説法して、不幸があれば供養して。
ただそれだけです。
それが自分の役割かなと思ったりします。

自分探しの旅も良いことですが、どこに行っても自分は自分ですから、もし迷う時があったら、今のあなたの役割に向き合ってください。
今、あなたができることを頑張ってください。

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おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

皆様、たくさんのご回答ありがとうございます。
私はまだ未熟なので、皆様のおっしゃっている事全てを理解することは難しかったです。歳を重ねていけば、分かる事も増えていくかと思いました。言葉を見返しながら思い出し、考えていきたいと思います。

私は自分の役目を考えていますが、それもはっきりとは分かりません。ただ、親にもらった命を繋いでいくことが1つの役目だと思っています。そのためにも、手を取り合っていけるパートナーを見つけることも目標としてあります。
1人の時より、守るものがあると力が湧いてくることを経験しました。

心が天気のように変化する経験も、今現在もしております(笑)
旅をして自分と向き合いたい気持ちもあります、また、自然と対比して、自分を俯瞰してみたい気持ちもあります。自然の偉大さを感じたいと思っています。

皆様の意見を伺って、今は自分の心の赴くままに行動しようと思いました!自分の見方は自分しかいない、答えもまた自分しか知らない。
それを認識できました。
自分を見つけられなくても、今私がしたいと思う事に価値があると思いました。
応援して下さりありがとうございます。
皆様のお言葉を念頭に置きながら、挑戦していきたいと思います。応援ありがとうございます、頑張ってきます!

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