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変わるために

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今年大学受験をします。

センター試験まで90日を切りましたが、私の成績は志望校に届いていません。
それなのに、全然勉強をする気になれません。
家、学校、塾、どこに行っても集中できず、勉強以外のことばかりしてしまいます。
どうしたら勉強に気が向くのでしょうか?

私は言うだけ言って全く実行せず、実行しても飽きっぽい性格で、すぐにしばらくしたらやめてしまいます。

自分を変えたいと思っても次の日には忘れて、紙などに書いて貼っておいても実行できません。

こんな自分がとても嫌です。

行きたい大学では学びたい学問があります。なりたい職業もあります。

どんなにひどいテストの結果を見ても最後にはなんとかなるだろうと心の中で思っている気がします。でも、また別の所では焦っています。

どうしたら自分を変えて、勉強に気を向けれるでしょうか?

とても、めちゃくちゃな文章ですが、回答を貰えたら嬉しいです。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

遊び「たい」の「したい」を合格「したい」の方に置き換えよう!

「やることがあるのにそれをやらない。」ということをやっているのです。
「やるべきことがあるのにそれをやらないで、他の事をやっている」のは、そっちをやりたがっているのです。
人間やるやらないも選択している。
やりたいことの方を選択している。
ここは分かるまで、リピートアフターミーしてください。
人間やりたいことはします。
したいことはどんどんします。
ですが、やりたくないけどやらなくちゃいけないことも沢山ある。
好きだからやるものもあれば
義務でやっているものもあれば
使命感でやっているものもある。

souldでやっている場合もあれば
mustでやることもあれば
wantでやる場合もあるし
for~である場合もある。
勉強を活かすのはそこです。
自分のモチベーションを高めるためには、あなたを突き動かす「したい」という欲求、欲望を活用するのです。
欲はあってもいいのです。
欲を全否定する人も世の中にはいますが、欲がなければ生きたいも生じません。オリンピックだっていい記録は出ません。もっと大きな欲を燃やして、甘えの欲を上回るようにしなければいけません。
「これを超えればもっと、あっちを楽しめる」という欲をもってでも、今やってはいけないことをやらない様にしましょう。
ラッキーなことにあなたは今、ダメダメ状態を自分で自覚している。
それに気づけない人は、どんどんグダグダになっていく。
あなたは、今日からそれをSTOPしなければいけない。STOPするべきだ。いや、もうfor theお受験の為にそんな負のループをSTOPしたい!と思うべき(must)です。
そのままで「いたい」のか。、
もっと自分を向上「させたい」のか。
周りを見返してやりたい、とか、自分の夢を実現したい、とか、バカにされたくない!とか、そういう欲もエネルギーに転じるんです。
たとえば本当にもう太りたくない、虫歯になりたくないと思ったら家から食べ物を全処分することです。
それでもお菓子を置いておくのは手が届く状態をキープしていたいのです。
勉強以外の「何を?どれくらい?」やっていますか?その「何か」が手の届く場所にありませんか?
まずは、それを断つことです。受験の勝ち組さんや、自分の勝ち組さんはそれをやれた人です。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

人生は一度っきり

生死事大  生死のことが重要な問題だ
無常迅速  すべてはフルスピードで移り変わる
光陰可惜  1日1日を惜しめ
時人不待  時間は待ってくれない 

禅の道場には必ずぶら下がっている木版に書いてある言葉です

時間は常に流れ続けている
あなたの都合なんか、一切お構いなしにね

貴重な時間を無駄に費やして、未来永劫に悔いを残すことの無いよう、お気をつけ下さい。

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おきもち

個別相談可能
様々なつらい別れや痛みを、私も経験しながら今日を生きています。 あなたの苦しさや痛みを共に分かち合い、少しでも和らげることができれば幸いです。
自分自身も重度の知的障害児を育てながら家事と仕事で忙しくしています。 外に出ていることも多いので、なかなか時間がとれないかもしれませんが、なるべく時間が許す限りお話を聞きます。

受験の先輩として

 こんにちは。

 なるほど。わかります。焦っちゃうよね。テストが近づくと部屋の模様替えをはじめちゃったり(笑)

 学生時代、私は学校で成績の良い人の行動をよく観察していた時期がありました。どうやったら成績良くなるんだろうって。私が観察した成績が良い人の共通点のひとつに、「テストの休憩時間にテスト勉強をしていない」という発見がありました。成績の良い人はきっと普段からきちんと勉強していてテスト当日は余裕の気持ちで臨み、テストの合間はよく休んで集中力を高めているのです。彼らには焦りがないのです。

 あなたは質問で「あと90日を切った」と書かれていますが、「あと90日『しか』ない」と焦っているかもしれません。焦りの気持ちは集中力を削ぎます。どうか焦らず「あと90日『も』ある」と考え、きちんと計画を立て勉強を進めていくようにしましょう。

 志望の学校に入れますようお祈りしています。

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・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

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