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姑嫁

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

こんばんは。以前ご質問させていただいたとあみです。その節はありがとうございました。
あれから、同居となり、お寺での生活が始まって早半年。私なりに頑張ってきましたが、かなり辛いです。
お寺と言うより、義母辛いです。
実際私はまだお寺のこと、檀家さんのこと何一つわかっていません。
しかしながら、お寺の嫁として自分のできることから慣れていき、早く義母が「お寺のことはもう大丈夫ね」と思ってもらえるよう努力をしてきたつもりでした。
とにかく、掃除…掃除…せめてそれくらいは…と思って、時間に追われながらやっていました。
面倒くさがり、掃除はどちらかと言うと苦手ですが、自分なりに継続することが辛くないように楽しめるよう自分のやり方でやっていたのですが…
その掃除の仕方が気に入らなかったそうです。
「もっと完璧に」「見えぬ埃もとれなきゃ掃除じゃない」と。
また、黙々やっていることがコミュニケーションをとりたがらないんだと思われているようです。
そして、「今のままでは他のことができない。もうやらなくていい。子育てだけやってなさい」と言われました。
同居前、「子供一番じゃなくて、もう寺に集中しなさい」と何度も言われたので、子供には自立させ、私も寺を一番に思おうとしていたのに…
また、掃除もそんなにひどかったのかわかりませんが…「こんな掃除をするなんて、あなたは今まで主婦として何をやっていたの?こんなことを教えたあなたのお母さんはどんな掃除をしているのかしら?信じられない」と私の親のことまで言われました。
正直お寺に入る前から義母とは合わず、正直いつものこと。
でも、親を悪く言われるのは本当に辛く、いつまで耐えればいいんだろうと…
尊敬しなきゃいけない相手をこんなことがある度に恨んでしまいます。
出来の悪い私が悪いのは、わかります。でも、具体的に教えていただけるわけでもないですし、人の考え方をただただ批判するだけは、納得できなくなってしまうのです。
私が悪い、耐えろ、言うことを聞け、きっと私が間違ってる…と自分に言い聞かせるのも辛いです。
お寺のため、主人のため、子供ため…
私はどうしたらいいのでしょう。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お寺は人を育てるところですから

拝読させて頂きました。大変おつらい思いをなさって今お寺でお勤めなさっておられることかと思います。あなたのお気持ちをお察し申し上げます。

以前のご質問でも山崎師がおっしゃるとおり お寺とは生き方です。
そしてお寺とは人を正しく育てていくところです。人が正しく仏様のみ教えの元で修行して成長していくところです。

仏様はその無限の慈悲つまり慈しみと真の智慧をもって人を導いていかれるのです。
ですから寺院はその仏様の慈悲と智慧をもって全ての人を導くところです。

一度ご主人様やお姑様にもある坊主から言われたとしてご相談なさってみても良いかと思います。

それぞれのお寺には様々な格式や事情があるでしょうが、仏様のみ教えが何よりも大切ですからね。

お子様を先ずしっかりとお健やかに育てることも大切なことです。

ちなみに私はうちのお寺では3年しか幼少期に生きていません。お寺の古いしきたりや姑の厳しい叱咤によって私の母はお寺を出てしまいましたから。そして私は父と3年程度しか生活できませんでした。
子供の頃大変つらい思いをしました。住職になった今も決して忘れは致しません。罪は水に流して決して恨みませんが三つ子の魂百までと申しますからね。
これからの世代のお子様の為にも本当に大切なことは人を育てることとお寺の皆さんがお心にしかと留めて頂きます様にと心よりお願い申し上げます。

仏教とは仏様の慈悲と智慧のみ教えですから。お寺は実践の場ですから。

皆さんがこれから共にお互いを心より尊重しあい許しあい、仲良く助け合いながらお健やかお寺で成長頂きます様にと心より御仏にご祈念申し上げます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ご回答、ありがとうございました。
お礼が遅くなり、申し訳ありません。

AZUMA様のお言葉の真意を考えていますが、まだよく分かりません…

少なくとも耐えていくしかないと思っています。私が変わって、ちゃんとした嫁になれるように。

でも、毎日毎回自己嫌悪です。
一瞬足りとりとも気を抜いてはいけないけど、なかなかできませんね。
お坊さん方も修行をしてます、私も修行なのですね。

でも、楽になることばかり考えてしまいます。

この生き方を変えない限り、苦しみは続くのでしょう…

楽に生きると思うのはそんなにいけないのですか?
まだ、仏教の精神に同調できずにいますね。私
は。

これでは辛くても仕方ないですね。

改めて、Azuma様のお言葉を胸に修行したいと思います。
ありがとうございました。

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