失恋のつらさから、脱却したい
1ヶ月くらいまえに、失恋をしました。
相手が仕事が忙しくて、なかなかあってくれないし、あっても好きといってくれない人でした。都合いい存在になりたくなかったので、別れはこちらから切り出しました。
3週間くらい自分の気持ちにとても鈍感で友人にあって悩み相談をしても、なにも言えない状態がつづきました。
正直、恋愛にかけるエネルギーがつよかったため、放心状態です。
仕事を頑張ろうとしても、イマイチうまくいきません。昨日なんか、上司に注意されたことに、傷つき、意固地になってます。
仕事にいきたくないです、でもいきます。
好きな女性アイドルをみても、かっこいい男性がでてくるドラマもみても元気がでません。
まるで、ここ1週間ぐらい魂のない身体を引きずって生きてるみたいです。
この状況から脱出したいです
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
失恋自体は悪くない。失ったことをぼやくことがいけないのです。
失恋の苦しみは文字通り、恋を失ったことの苦しみです。
では「恋」を失うとは何か。
恋とは、自分と相手との理想な関係を想定した、恋する本人の中だけの理想ファンタジー世界、セルフイメージなのです。(丹下説)
あくまで本人が好き勝手に思い描いたイメージですから「幻」の一種です。
だから失恋すると、その砂上の楼閣のセルフイメージが壊れるので、文字通り❝幻・滅❞げ・ん・め・つ・するのです。その幻滅の失ない感覚が、本当は何も失ってはいない!…のですけれども、あなたの中ではそれまで自分の中のあるべきだったものが滅したために「喪失感」(A)と言う形で、ノーミソが「オーイ、アイツどこ行ったのよー?」と探すように、ちょこちょこ生じてくるのです。
その状態が今のあなたをはじめ、ここ最近失恋されたみなさんの状態です。
本当に失恋から立ち直りたい方は、ここからを真剣に観察して頂きたいのですが、
そのAの喪失感が「おーい」とちょこちょこと心の中に生じるというのは❝当然の事❞なのです。でてくるな、という方が無理です。
失恋を長く引きずる人とそうでない人とはここが天国と地獄の分かれ道です。
失恋を長く引きずる人は、Aの喪失感がもやもやと沸いた時に、そこにB自分のぼやきを入れているのです「あーしなければよかったビービー、こうするべきだったブーブ―、AHかなしー、くるしい、ぶぁーん(泣)なんとかしたーい…びぇーん、ぼょーん₍泣₎」と恋の炎のエネルギーの使い道が無くなったためかガッカリファイアーを盛んにするので、それが失恋のAの苦しみに、傷に塩を塗るように追い打ちをかけて苦しみが増すのです。
つまり、失恋の苦しみを、より一層、スパイスで痛めつけているのは自分自身であるという事に気づけば、今から、余分にぼやいて、自ら苦しめることをやめられるという事です。
よって今度、失恋のモヤモヤ、喪失感(A)が沸いてきた時には、自分でそこにあれこれと判断や善し悪し(B)を加えないで過ごすことを試してみてください。
そうすると、今度は、失恋の喪失感(A)からすらも、まるで相手にされなくなります。
あなたが、自分の沸き起こる彼に対する、思いを、フラれてしまった分フッてしまえばいいのです。それができてはじめて、未練を断ち切り恋に依存しない自立した素敵な女性、かつてのあなたに立ち返ることができます。
幸せは恋愛だけじゃないですよ
失恋らされたとのこと。
それだけ、頭の中がその人でいっぱいの毎日を送ってきたのでしょう。
きっと別れる前、お付き合いしている時から、現実から離れていたのかもしれませんね。それが今の苦しみにつながっているのかもしれません。
好きな人がいても、ふわふわしてはダメですよ。きちんと今を見つめて彼がいてもいなくても生活が幸せに感じられることが大切だと思います。
失恋してもまた、彼は生きているわけです。それだけでもありがたいことです。彼は元々自分のものではない、そう思えば、当たり前のことになります。
とはいっても悲しいのも事実。しかし、その悲しみも、時とともに消えていきますよ。こうしている間にも1秒1秒前に進んでいるのですから。
今を味わうことができないけれど、味わってください
おしゃらこさん、はじめまして。
徳島県の法話と天井絵の寺 觀音寺 中村太釈です。
失恋されたのですね。それも、別れはおしゃらこさんから切り出されたとのこと。
本当は、彼のことが好きだったのですね。でも、彼はおしゃらこさんのことを好きだと言ってくれなかった。
私事になりますが、失恋の話をしましょう。
私は大恋愛するタイプで、その分、大失恋しました。2回繰り返しました。
大失恋した4日後に、結婚お祝い会でスピーチの指名がありました。失恋したばかりの者が、幸せのスタートラインに立っている人に何と言えばいいのか分からず、
「私は、大失恋しました。でも、あなたは幸せのスタートラインにいます。そのまま走り続けてください」
と、言いました。
会場にいたカウンセラーに「今の失恋を味わったらいいよ」と言われました。とてもそのような気になれませんでしたが、時間が経った今、「今の失恋を味わったらいいよ」という言葉がしっくりきています。
今は、何を言われても頑なになってしまうと思います。
でも、それでいいのです。
「こんなの嫌だ」という心の声を聞いてください。じっくり味わってください。
おしゃらこさんに、素敵な御縁がありますように。