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将来を考えたら気が重いです

回答数回答 3
有り難し有り難し 14

結婚2年目、四国から東海に嫁いで私は病気になって入院してしまいました。
難病で完治不可能の病気ですが幸い今は体調もよく動けるようになって体力も回復し外に出てアルバイトから始めようと思っているところです。
最近夫とハウスメーカーをあったっていていい土地があったので話は一気に進みましたがどうやら、夫は2世帯で建てることも考えていたようです。
夫の実家は東京方面。義母は古い家に一人暮らしです。義母が建物代を資金援助してくれるようなのです。
でも2世帯は絶対に嫌無理だと夫に言いました。話し合って2世帯にはしないことになりました。しかし、親が年老いて動けなくなったら引き取りたいと夫は言います。
お姉さんも東京に住んでいるのに、というと、姉は母との関係が悪くて別居していたような人だから頼りはできないというのです。
私の見たところではそんなに仲が悪そうではありませんでした。
私も持病がいつ悪化するかわからないというリスクがあります。
性格的にも義理のお母さんとは正反対だと感じています。家の台所とか掃除はきちんとしたい私と、片付けなどが苦手な義母。はなれているからまだ仲良くできるのですが、一緒になったらどうなるか。万が一介護なんてことになったら身が持つかどうか。
主人は、2世帯同居にならなくてよいようにしてあげたんだからそこはうけいれてくれてもいいじゃないかというのでなんというので何とも言えません。
ちなみに私は2人姉妹の長女。夫の親と違い、私の両親はゆとりがなく援助もしてくれるような余裕はないのです。
子供はできるかはわかりません。
今度、資金援助のぶんは私が少しずつ返すというつもりです。
夫はそれは考えなくていいよというのですが、受け取ったら介護も引き受けないわけにはいかないし、実家にも帰りづらくなるでしょう。少しずつ返したほうが気持ちが楽な気がします。
実親をとても心配させてしまって、援助何も出来なくてごめんねと言われて心が痛みます。やっと新婚らしい生活が楽しめるようになったというときなのに、将来起こりうるいろいろなことを考えていたら気持ちが沈んで重くなってしまいます。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

もっと柔軟に…

とりさん。はじめまして。

ご病気は大丈夫ですか?

将来的にお義母さんをあなたが新居へ迎え入れられるかどうかで迷っておられるんですね。

お義母さんがおいくつかわかりませんが、まだ先のことのようなので今からそれほど心配なさることでもないような気もします。

確かに、姑を迎え入れるとなるといろいろな問題が生じることも少なからずあります。

ただ、ご主人もあなたの病気のことをわかって下さっているはずですから、もしお義母さんの介護というようなことになっても、そのへんの配慮はして下さるでしょう。

まだ先のことならば、即答するのではなく時間をかけて見るのも一つの方法です。

ただ、お茶を濁していざという時にもめたのでは元も子もありませんから、きちんと話し合って方向性だけはある程度決めておかなければいけないと思います。

ご主人を育てた方です。
無下に断るわけにもいかないでしょうから、あなたもある程度折れる必要があるかも知れません。

しかし、あなたもご病気をお持ちですから、もしそれが重なった時には、お義姉さんにお願いするとか、グループホームや保養施設に入ってもらうとか、ご主人にも柔軟に対応してもらえるようにお願いしてみたらどうでしょうか?

かたくなに考えるよりも、柔軟性を持たせておいた方が、いざという時慌てずにすみます。

まだ先の話なら尚のこと、今はご主人との信頼関係をもっと強くすることを考えた方が、最終的にはお二人のためだと思いますよ。

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菩提心&永遠に別居する ※

自分を生きることです。
夫と居ても自分を生きなさいナ。
義母が側にいようが、いまいが自分を生きなさい、、、が結論です。
それぞれが個個を生きればいいのです。
住む前から同居反対じゃ、マァ無理でしょう。
それに同居することで、ご主人と義母とが揉めることもあるでしょう。
まずは、二人だけの生活でおちつかれることがおススメです。
(^<^)ですが、ここで坊さんに同調してもらったからと言って、しめしめ、と逃げてはいけません。
家を建てる前に「いずれ増築を考えての家設計」をしてもらうことです。
こう言っちゃなんですが、あなたは自分の事ばかり考えすぎな気がします。そういうのは悩みとはいわんのですよ。
病気は病気でも、病気を理由…、を逃げ口上に使っていてはいつまでたってもあなたがオトナになれません。病痛はあっても誰もがいずれ死ぬ身。いちいちネガティブにならないことです。
仏教は菩提心が基本です。心の向上を今日から持ちましょう。
それが無ければいくら相談してもペケです。
いつか必ず義母・夫以外の事でまたなやみます。
自我やエゴに自分の都合に苦しめられる道を選択しない!という志を持ちましょう、それが菩提心の基本です。
自分を大事にするエネルギーの使い方が間違っていると感じました。
それでは苦しみは終わりません。本当に自分を大事に思うのなら、自分を大事にするエネルギーは菩提心に使うべきです、私の知人は難病ですが、強い菩提心を起こして病気に負けない精神を得ました。自分のネガティブ思考に打ち克つことが、あなたの問題を根底から解決する方法です。
いずれ、あなたのご両親も高齢になり、介護を必要とするわけですから、ご主人の気持ちも我が事として汲んであげる度量を持つことです。
それぞれが、同居していても、していなくても、※人間存在は永遠に別居しているのです。
人間は個個それぞれ独立存在だからです。
母親の中でも、別細胞。
生まれてきて結婚しても別細胞。ある種孤独だと思いませんかね?
自分の都合越しに相手を気にし始めるから、邪魔になる、問題が起こる。
本来、別々個々の完全別居なる姿が、万人の真相です。
一刻も早く菩提心をおこして、くよくよする性格を改めることです。
あなたの性格をタフにするためにも、自分を大切にしようとするエネルギーの使い方を自我ではなく、我欲を離れる力に注ぐべきです。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

譲り合いの心で

お母様を受け入れたいと思う。旦那様の心は当然です。
そして、あなたが、受け入れたくない、とお思いだということもよくあることのように感します。
あなたの旦那様の中にはお母様から流れているものがあるわけで、お互い譲り合いで、ちょっとずつ我慢というのがいいかと思います。
相手を否定するというのは心苦しく、関係をら悪くします。
お互いを尊重し、良い結果が出ることを願っています。

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個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

ありがとうございます。
自分も少し大人になる必要があるのかもしれません。
もう少し柔軟性を持てるようになりたいと思います。

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