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息子への対応にアドバイスをお願いします

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有り難し有り難し 23

26歳の息子のことでアドバイスお願いします。
3月末で3年3ケ月勤めた会社を辞め、パチンコ等ブラブラした時間を過ごす日々。
「この先どうするの?」と聞いても「働く気はあるけど、すこし考えたい」と言います。
将来が見いだせないと大学を中退、その後専門学校を卒業し就職。なのにこの有り様です。
もう成人しているし他人に迷惑かけず生きてくれればそれで良いと割り切るように努めてますが、100%とはいきません。
実家にいて食べる・寝るに困らない状況なので、のらりくらりしている姿をみると どこで子育て間違ったかなあ~と思います。
金銭の援助はしていません。
長い人生焦らず、ゆっくり考えて・・・と思う気持ちと、このまま怠け者の人生を歩むのか?との気持ちが入り乱れます。
家を出て貰おうかとも考えます。母子家庭できちんと躾や教育が出来なかった部分は否めませんが、今後息子に対してどう向き合えばいいか助言いただければ有り難いです。
どうかよろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分を生きる

子供は一見チャランポンに見えるようでも「尊厳」をあたえつづけましょう。
「いつかお前は大物になると信じている」と伝えつづけてあげることです。
大物になると言っても、何かにおいて大成功するということではありません。
世界中の人が大社長、CEOならば社員がいません。それぞれ自分の役割を生きることが大切です。自分が自分を生きる。
親御さんのあなたもアナタを生きる。
お子さんもちゃんと自分を生きてもらう。
それぞれ別々の存在です。
男は、男のプライドがあります。
誰かとの比較に生きているうちは真のプライドではありません。
男だけに、MEN、メン、麺でたとえると、そばは蕎麦の、ラーメンにはラーメン、うどんにはうどんのプライドがあるのです。細くったってそうめんには、そうめんにしかない良さがあります。チャンポンにはチャンポンの良さ。チャランポンに見えてもちゃんとしたチャンポンなのです。
親であっても自分の息子さんが何メンであるのかは、分らないと思います。
本人様次第なのです。
自分が、自分を生きることで人間は初めて、芯のある、コシのある、生き方になるのです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

もう少し待ってあげたらどうでしょう。

お子様のことで、お悩みのことと思います。お母様も、お子様のことを自分のことのように考え、あまり、悩まれないでください。今お子さんは、必死で悩み、考えているのかもしれません。
あまりプレッシャーはかけず、しかし、相談には乗るからという、あたたかな言葉だけはかけてあげてください。
甘やかすのではなく、心の支えになってあげてください。必要な時は、お子さんの方からきっと声がかかるのではないでしょうか。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

仕事が決まるまでは同居を

まだ若いので正社員の仕事もみつけられる可能性があります。
しかし、今別居してしまうと、家賃のためにとりあえずみつけたバイトや派遣を辞められずズルズルといってしまい、40歳くらいで失業するかもしれません。
公務員試験なら、1~2年勉強すれば30歳までにどこかの採用試験にひっかかるのではないでしょうか。
専門学校を卒業できたのなら、公務員試験の勉強には十分対応可能でしょう。
民間企業に就職できたんだから、面接だってなんとかなるはずです。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

あたたかい、お言葉を頂きながら、お礼もせず申し訳ありません。
その後の息子は相変わらずですが、とりあえず見守る姿勢でいっております。
私がウジウジ考えても仕方ないことと割り切れるようになりました。自分自身に問いかけてみると
息子の心配をしているのか?世間体を気にしているのか?どちらも有りました。
息子の人生は息子のもの。麺好きの息子は何メンになるか見守り続けていきます(笑)
やっと、このような気持ちになれました。「先のことは考えてる」と言う息子をを信じれるようになりました。
私も、私を楽しく生きていきたいと思います。ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ