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仕事も恋愛も不安だらけ。

回答数回答 1
有り難し有り難し 15

こんにちは。
私はいま全てにおいて不安になってしまい、毎日が怖いです。

仕事の面では、上位者という立場になっていくに故、後輩の指導の仕方などにも迷いがあります。新卒の後輩とは年齢が3つ離れているのですが、歳が近い故に、私のことをあまり先輩視していません。
マネージャーからは先輩なんだからどんどん言っていい!と言われるのですが、注意すると極端に不機嫌になってしまう後輩を見ると、過去の自分とも重なる部分もあり、全然強く言えません。
指導しつつも、販売の仕事なので、お店の売上、自分の売上も考えて行かなくては行けなくて疲れ果てました。

そして恋愛の面では、職場で出会った男性がいるのですが、その彼の会社が買収され、彼は夏頃に辞めました。
過去にもその彼と何度かご飯に行ったことがあるのですが、私が気持ちを伝えたことで距離が出来てしまい暫く喋っていませんでしたが、辞めたことがキッカケになり、もう本当に彼を諦めるキッカケにしようと最後のメールをしたのですが、彼から誘いがありまたご飯に行きました。
メールでは彼から「いまはどう思ってるかわからないけど、好きでいてくれたことが嬉しかった。あの時の俺は余裕がなかった。ちゃんと話せる時間が欲しかった。」と言われました。
ご飯に行ってからまた連絡が途切れてしまったのですが、つい一昨日くらい(ご飯行ってから3カ月くらい経ってます)に一瞬彼が職場に来ました。
私は見かけた程度で終わってしまいましたが、彼は九州の実家に帰ってしまうようです。
ご飯に行った時は帰るなら10月くらいに帰るかもしれないが迷っていて帰るかわからないと私に言っていましたが、私は周りから近々帰る事実を知らされました。
だから最後の挨拶をしに職場に来たのかもしれません。
はっきり言って彼が好きです。でも曖昧な彼の態度がわからなくて、なにも言えない自分がいます。
また傷つきたく無いし、落ち込みたく無いです。でも、好きだけど、もう東京にはいないかもしれません。
九州なんて遠いしなかなか会えないし。周りから連絡してみたら?と言われますが、勇気もないし、連絡することが彼に迷惑だったら気持ち殺して他の人を好きになりたい。
本当は大好きでたまりません。苦しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

回避力より適応力

仕事においても、恋愛においても

「迷惑をかけてはいけない」

という思考をやめましょう。もちろんそれ自体は一つの大事な視点です。全く考えなくてよいというものではありません。しかし人間が生きるという事は迷惑をかける事です。考えすぎると身動きがとれなくなってしまいます。

もう少し厳しいことを言わせていただくなら

「迷惑をかけたくない」「嫌な思いをさせたくない」などの思いは、相手のことを考えているようで実は

「迷惑だったらことわられて自分が傷つく」
「嫌な顔をされたら自分が悪かったのかと思ってしまう」

という風に、自分を守りたいが故の防御反応なのかもしれません。

仕事でいえば、すでに数年先輩のあなたなら当時嫌な思いをしたこともあったけれど怒られたことに意味があったこともおわかりでしょう。
恋愛でいえば、好きでもない人から連絡をもらうことが迷惑なのであればお互いが両想いの確信がないと連絡できないことになります。

たとえ相手が迷惑に感じようと、自分の思いを伝える事、自分の行動にはどういう意図があるのか伝える事は大切です。
その上で、相手に必要以上の迷惑をかけてしまったならば謝らなければならないこともあるでしょう。

しかしそうした摩擦を恐れていては真の成長はありません。hasunohaの問答をお読みいただければ人生において苦しみは避けられないことはよくお分かりになるでしょう。

生老病死、愛別離苦、求不得苦、怨憎会苦、五陰盛苦…この世は避けられない苦しみに満ち溢れております。

ならば、生きていく上で本当に必要な防御力は回避力ではなく適応力!

なるべく傷つかない様にと様々な接触を避けていても苦しみの雨からは逃れられません。
雨が降った時に雨粒を避けようとする人はいないでしょう?必要なのは避ける力でなく、傘をさす、雨宿りをする、などの判断をできる適応力。濡れてもへっちゃらだと耐えられる忍耐力。
つまり苦しみを受け止める力、受け入れる心、受け流せる余裕などの適応能力です。

さあ、恐れずどんどん交わりましょう。習うより慣れよ!

まずは彼への連絡から初めてみませんか?

何かありましたらいつでもまたお待ちしております。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

お返事ありがとうございます。
そうですね、私は自分が傷つきたくないという思いもあります。傷ついたらなかなか立ち直れず、思い悩んでしまうからです。相手の事だけを考えたら悩まずに行動できるのかもしれませんが、自分自身の気持ちの面も大事だと思ってます。
まだ私には苦しみを受ける心構えまで出来ませんでした。

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