小学生の長男がいじめをうけています
初めて質問させて頂きます。
よろしくお願いします。
私には小学2年生の長男がおります。
彼はアスペルガー症候群という知的な遅れのない発達障害を持っておりますが、軽度の為小学校では普通学級に所属しています。
私は彼を育て上げることを人生の目標位に捉えてきました。
長男の元々持った性格だとは思いますが、とても優しい子どもに育ちました。学校で問題を起こすといったこともありません。
しかし発達障害がある為、断ることややり返すことが苦手な長男。
最近いじめをうけているようです。
眼鏡をわざと壊され、頭に怪我、学用品を隠される、汚される、壊される毎日です。
長男が怒らないのをいいことに、やられる感じです。
長男も私も疲労しています。
発達障害でもとにかく優しい子どもに育ててきたことは間違いだったのかとさえ思ってしまいます。
私はこれから長男をどう育てていけば良いのでしょうか?
そして仏教の考えでは、先天的障害を持って生まれたこと、いじめをうけることはどんな意味があるのでしょうか?
お導き頂けると嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
イジメた子を特定し、緊急会談。
学校に行って、心が病んだ人は沢山います。
人によっては、学校は戦場、生き地獄です。
大半の人は、学校には一つや二つトラウマがあると言ってもいいのではないでしょうか。
次に、何かある前に、学校に直接いって守ってあげることが必要です。
先生の目の届かないところで起こるのがいじめです。
知っていても、多少見て見ぬふりをするのも先生。
大した権限も持っていないのが先生。
私立なら保護者に弱いのも先生。
ホームルームの時間などに10分間くらいお話をさせていただく位の勢いがあっても良いと思います。
ひとむかし前は子供の喧嘩に親が出るのは良くない、と言われた時代がありましたが、今のいじめは巧妙です。さらに、先生も守ってくれません。
守れるのは親御さんしかいないのです。
先生、生徒、親、という関係を忘れて、一人間が一人間に訴えかけるべき問題であろうと思います。
一番に最優先にすべきは、自分の子供の命を守る事です。
我が子の命を守るためならば万難を排し何でもできるはずです。
ケガや万が一の事が起こってからでは学校に責任は取れません。
そのクラスの問題はそのクラスの人間でしか解決できないのです。
イジメられているということは、大問題ですから、大いに怒って安全に教育を受ける権利を主張するべきです。
期限を決めてイジメている子を特定してもらい、いじめた生徒たちと保護者を全員集めて、教頭、校長立会いの下で、今後一切いじめをさせないことを学校側と、イジメた本人たちに約束させることが大切です。人間、小学生くらいが一番、残酷なのです。
長男をどう育てればいいか。
守ってあげることです。
学校側が不慣れなのだと思います
ひと言でいって、学校や担任にアスペルガーのお子さんに対する知識や経験が少ないために起こっている問題だと思います。実はもう既に亡くなった高校の先生とお話していて、かなり以前の問題としてアスペルガーのお子さんの担任をなさったときのご苦労について聞かせていただいたことがありました。その高校はその地方では有名な進学校で、したがいましてそのお子さんも学力が高いためかえって当時は理解されにくかったといいます。また周囲もどう対処してよいか分からずたいへんだったと先生はおっしゃっていました。
しかし、いまは既にその時期になく、少なくとも学校の先生がアスペルガーのお子さんご本人やそのお子さんの同級生への対処の仕方が十分ではないのが残念です。悩んでおられる問題は直接的には、この点にもっとも大きな原因があるものと思います。
ですから、担任の先生、学校、スクールカウンセラー(SC)さんとよくお話になり、ことにこうした問題の専門家であるSCさんに動いてもらうことでしょう。
ところで話はかわりますが、お坊さんの世界にもイジメや差別はたくさん存在します。私は古くから妻帯が許されていた在家仏教の浄土真宗に属しています。そのためか、「家柄(寺柄?)」は大きな問題ですし、在家仏教なのにお寺生まれでない僧侶への蔑視は当たり前の事実です。したがって結婚差別の事例も枚挙にいとまのないほど存在します。それが陰湿化したものがイジメなのでしょう。
差別やイジメは残念ながらどこにも存在します。しかし、それをあるのが当たり前のものと思わず、少しずつでもなくしていけるようお互いに努力していきましょう。
お子さんにとって良い教育を
ひよこさま
私は小学校の教育者の顔もありますので,そうした側面から一言。
現在の学校現場では アスペルガーやADHD,LD傾向の児童がクラスの中に何人か存在する中で普通学級の授業が行われています。
担任も気付きながら,一人一人の個性にあった教育が追い付いていません。(制度的にも人員的にも)そのため、特別支援学級の児童の数も多くは入れない状態になってきている学校も多いと思います。
しかし,
大切なことはお子さんにとって,学習する環境としてふさわしいか,必要であれば特別支援学級への編入も検討されていもいいかもしれません。特別支援学級の良さは、少ない人数を多くの先生で見てくれる。個別対応をしてくれることです。
ただし、普通学級での学習を望まれるのであれば,担任やスクールカウンセラー,校長,教頭(副校長)などと直接話しながら,対応策を出してもらってください。そして必要であれば,ひよこさんも学校に行き,授業中の様子や休み時間など一日中見てもいいと思いますよ。影から見ていてもいいと思います。
何よりまずは,担任に連絡。対応が悪ければ管理職へ直接連絡するべきです。子供の成長を願うのが教員だと信じています。
追記
周りの児童の中にも発達障害の児童がいるのでしょう。いま、教育現場の流れとしては、全員普通級に通わせ、個に会った指導ができる教育にして行く方向にうごきはじめています。しかし、それがうまくいくかはまだわかりません。試行錯誤しながら学校とともに頑張ってください。
質問者からのお礼
了教寺 藤岡俊彦様
ご回答ありがとうございます。
発達障害の疑いのある児童生徒が増えている昨今、理解し対応できる力のある先生が増えるといいのですが…。後からの記述になりますが通級の先生とも連携してやっていきます。
あとお坊さんの世界にもいじめがあるとの話、意外でした。同時に人間が生きる中で避けられない問題なんだとなんだかすごく納得できました。
長男にいじめから生き抜く力をつけられるよう頑張ります。
お忙しい中ありがとうございました。
安穏寺 丹下覚元様
ご回答ありがとうございます。
力強い言葉に力を頂いたような気がします。
いじめをする子はわかっておりますが、表向きで謝っているだけで自分の親のことすらばかにしてるような子です。
かわいそうにと思うと同時に、低学年でこれでは先が恐ろしいです。
だからこそ、今いじめをたちきれるよう頑張ります。
お忙しい中ありがとうございます。
円通寺 邦元様
ご回答ありがとうございます。
長男は、通級に通っています。知能は高く授業も落ち着いて受けられます。成績も悪くありません。
生まれつきそうだった訳ではなく、人様に迷惑をかけないように小さい頃から訓練してやっとここまできました。
授業中のたち歩きや私語が目立つのはむしろいじめをする子達です。
それでも長男は特別支援学級に行くべきでしょうか?就学に際して普通学級が適当と言われていても?
長男が特別支援学級に行っても次のターゲットがいじめられるだけではありませんか?
発達障害のある児童はクラスに3人はいると言われてます。もし全員特別支援学級に行かせたら彼らが大人になり就労する時日本はどうなるのでしょうね。
でも教えて頂いたことが綺麗ごとではない学校の先生の本音なのかもしれませんね。
お忙しい中ありがとうございました。