hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

笑う資格

回答数回答 2
有り難し有り難し 39

短期間での質問失礼します。

仕事について、上司に話し合いの時間をもうけて頂きました。

普段このような事をしないので、うまく話せなかったのですが、前回の質問の事や自責の原因になっている事も軽くではありますが話す事ができ、辞めるかもしれないと伝えました。

その結果、自分には多くの味方がいると教えられ、実際に何か起きてから考えようと励まし鼓舞してくれました。

食事をしながらでの機会でしたので定期的にしようねとまで言ってくれました。心が軽くなりました。

しかし、これまでの罪やしでかした行為自体は消えずこの先罰があるかもしれませんし、私はこんな風に言ってもらえる人間ではない、これを知ったらみんな味方ではなくなると考えてしまいました。

ほんとにひねくれて、面倒臭い人間ですよね。

最近はずっと、こんな事をした私は笑う資格はない、誰かを叱る資格はない、他人にいらいらする資格はない、楽しい事をする資格はないと思って生活をしていました。

それをしたらバチが当たる気がするのです。会社も辞め、家族にも迷惑をかけないように家も出ようかと思っていました。

しかし今回の事で、気分が少しすっきりした事もあり、気持ちが上向きになりつつあります。仕事は辞めるか続けるか正直分かりませんが…

ただこんな人間でも、笑ったり楽しんだり遊んだり、前向きになっていいんでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

誰だって、完璧じゃない。

誰だって、完璧じゃない。
失敗もするし、知らないこともある。誰かを傷つけたり、自分を大事に出来なかったり。
でもね、一番 怖いのは、それすら気付けずに、自分は優れている!と、愚かな鬼になってしまうことです。
それに、気付かせてくれるのは、人との関わりです。分かってくれる。心配してくれる。叱ってくれる。そして一緒に笑ってくれる。だから、人は、人との関わりの中で、自分がいかに自己中心なものの見方をしていたのか、勝手な自分であったか、また、私は必要な存在であるということにも、気付けるのです◎
何歳でも、人は成長していける。

私ね、「強く生きる」 っていうのは、誰にも頼らないことではなく、誰かに素直に頼ったり 頼られたり、そうやって周りと一緒に生きていくことだと思います。

みんなに迷惑をかけてばかり。笑う資格はない。。。今は、そういう気持ちなのかも知れない。
それでも、あなたは生きてる。
それだったら、もっと強くなろう。
いくらだって、成長していけるのだから。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

人生を楽しむ

読ませていただきました。

あるお寺様がおっしゃっていました。

【仏教は「enjoy life」を勧める教えです。ですが間違ってほしくないのが、「enjoy my life」ではありません。】

とても分かりやすくて大好きなことばです。

私が幸せになるのが人生の醍醐味だとかんがえるのであれば、それは限界がありますし、むなしいものです。「わたしなんて」とか「わたしが!わたしが!」と、常に「わたし」がまとわりついた考えかたになります。ですが、その考えではどうしようもなく苦し~い!と限界が来たときに、同時にそれが、私の付かない「enjoy life」の道がひらけるチャンスのようにも思うのです。「人生ってほんとにこんな苦しいの?」と疑問がでてくれば、「じゃあほんとは別の道があるのでは?」という発想がでてきます。

本当の幸せは、自分と他人の境界線を取っ払ったところにあります。その境界線を作っているのは私の「思い」です。あたりまえになりすぎて疑いもしなかったその思いに気付けば、少しずつそれがとけていくと思います。

私も悪いことを沢山しましたし、過去の思いが沸いてきて自分はだめだな~と思うことがありますが、「思考」と「事実」をしっかり分けてとらえるようにしてます。思考に執着したり抵抗したりしなければ、思考と良い関係ができ、事実をみて生活できるとおもいます。
過去は私の思考ですから、「私の」に見切りをつけて、「enjoy life」しましょう。

{{count}}
有り難し
おきもち

若輩者ですが、宜しくお願い致します。
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

中田三恵様
回答ありがとうございます。強くなる、成長する、私の課題ですね。周りと一緒に行きていくという事。全くできてなかったです。地に足がついていないような感覚で過ごして、今まで一歩踏み出す勇気もなくここまで来てしまいましたが、どんな結果になろうともこれからしっかり生きようと思います。

宗像義順様
仰る通りです、今まさに「わたし」中心の考えの限界に来ています。道がひらけるチャンスとは…そんな風に考えた事はなかったです。思考と事実をしっかり分けると言う事も。思考ばかりにとらわれ、わたし中心になり内に内に向かうばかりでした。少しずつ改善していきたいです。回答ありがとうございます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ