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人間って、何?怖いです、助けてください!

回答数回答 3
有り難し有り難し 44

立て続けに大変申し訳ありません。
 ごめんなさい、やっぱり人間が信じられません。
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 過去の出来事を思い返すとやはり、「人生は戦争、人間同士の殺し合い」なのではないか?という考えに囚われてしまって苦しいです。
 いかに相手を油断させて法の裁きを潜り抜け相手を陥れるか?
 優しさ、慈しみ、利他などと言っていては食われ、奪われ、殺される。
 それが人間社会のように思えて仕方がありません。
 なのでこちらも負けじと啖呵を切っても、怒鳴られたり強い言葉を言われると負けてしまい、心に負傷してしまいます。
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 お医者様がたは「闘う、殺すという考えは間違っている」と仰いますが、どうしても信用できません。
 でも、過去の私には確かに、「布施」「利他」を真剣に考えていた時期がありました。「戦意と殺意」に変わってしまったのは、最近です。
 挙句、「親友」に対しある仏様の名前で「宣戦布告と言う名の迷惑メール」を連続で送ってしまい、絶縁されてしまいました。
 悲しげな怒号が耳について離れません。
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 祈願寺の職員や親兄弟(現在は死別と別居)すらも牙を剥いてくる世界。
 優しくしてもいいんですか?闘わなくていいんですか?
 人間は、慈悲心があってもいいんですか?
 本当は、優しくなりたい。皆さんに堂々とお布施がしたい、もう傷つけたくもないんです!
                     *
 今では、仏様が私の愛しく尊敬する父母です。
 愚かな娘に、どうかお示しください。
 先生方のお知恵を、どうか拝借させてください。
 よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分が傷つけられるのが怖いというこころ

あなたのここでの質問の根底にはこの心があるんじゃないかと思います。
誰でも傷つくのはいやでしょう。
ですが、人生は長きもの。その心の正体をよくよく見極めなければいけません。
その正体は、自分が想定する最悪の事態というシナリオが起こるのではないかと、妄想することに他なりません。
身を見てください。
どこに傷がありますか。どこにあざがありますか。
どこに打撲痕がありましょうか。
多くの人は実際に傷つきもしないのに、本当に傷つけられたかのような気がして、その錯覚をつかまえて傷ついた傷つけられたとから騒ぎ、騒ぐ必要のないことを騒いでいるという事を知るべきです。
それはものの実相をみていない無明の姿なのです。
だからこそ、ものの本性、真相を知る必要がある。
仏教とはそのためにこそあります。
あなたがあなたの想念地獄に陥らないこと。
それがあなたを今後の人生で迷わせないための方法です。
理知的に生きたければ坐禅、禅マインドを真似ぶと良いでしょう。
関心がありましたら未成年でしたら親御さんもご一緒に坐禅会にお越しください。

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有り難し
おきもち

慈しみを携えて

拝読させて頂きました。あなたがおっしゃるとおりこの世は争いに満ちています。人を蹴落として自分だけが生き残ろうとする弱肉強食の世界が世の中です。どんなに善良な志を持って行動しようとしても、他者の利害の為に潰されてしまうことは本当に良くあることです。
そうして正しく良心に基づいて生きていこうとする人や弱者を助けていこうとする人を排斥しようとする者が多数いることも事実です。
人の歴史とは争いの歴史ですし強者の歴史でもあります。
強者は己れの都合のいい様に勝手に歴史を書き換えてしまいます。
それが現代でも変わらないことは事実です。
とはいえ本当に人はその様に我欲にまみれて悪を行うことで良いのか?と考えてしまいます。
誰もが自分のことばかりを優先して他者を顧みない世界で世の中で本当に良いのか?です。
これはあなたの問題でもあり、私の問題でもあり、みんなの問題なのです。
親子兄弟ご縁のある方々が共に仲良く生きていくこと、お互いを尊重しあい心から理解しあいながら分かち合う生き方は本当に大切なことです。
私達の親は二人ですが、三十代以上遡れば何十億人のご先祖様がいることになるのです。ですから本当は私達はみんなご縁のつながった者同士なのです。
だからこそ共に生きていくことが人を思いやることが大切なことなのです。
あなたも私も天皇陛下も大統領も難民になっている人々もずっと遡ればみんなご縁がつながっているのです。
そのこともどうか心におとどめなさって頂きたいと切に願います。
私達はみんなつながって共に生きているのです。
どうかお互い助け合いながらこれから思いやりながら共に生きて参りましょう。
いつの日にか私達はその生命を全うする時が参ります。その時には仏様にそして私達のご先祖様に心から迎えて頂けます様にと思います。そして私達の親しい方々と心から再会を果たし喜びあうことができる様にと生きて参ります様に切に願います。
あなたの人生も大切な方々と共に心から穏やかに幸多き毎日であります様にとお祈り申し上げますね。
どうかこれから慈しみの心を携えて生きてくださいね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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仏の心は大慈悲なのです。
そして私達は仏教徒ですから、仏になろうと努力しているのです。
慈悲を持とうと努力しているのです。
確かに、世の中、他者と争うこともあります。
その中でも自分にできる範囲で慈悲を持つ努力をしましょうね。
それが私達の仏道修行だと思いますよ。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

kousyo Kuuyo Azuma 先生
大変申し訳ありません、ありがとうございます。確かに彼女は私と違い、学校行事に付き合いに多忙なので、余裕をなくしていたのかもしれません…。
過去に「悪いけど、私も忙しいので前のように雑談はできない」と言っていました。
彼女も辛い過去があるせいか「大人な子」で物事をハッキリ言う人間ですが、あんなに感情を露出させたのは初めて見ました。
本当に、配慮が足りなかったと思います。
✴︎
聖章 先生
ご回答、ありがとうございます。
あるお坊様のご著書に「仏教は智慧と慈悲の教えである。智慧をつけるよう努力しなければ慈悲の実行は困難」とありました。
私の脳の特性上、何かあるとすぐにダークな感情や欲求が核分裂を始めてしまいます。
これを機に自分を見つめ直し、「自分、周囲を明るく照らす為の智慧」を付けていきます。
大好きな阿弥陀様やお不動様の悲しむお姿は見たくありません!
その為にも智慧を求めていきます!
まずは私自身の治療ですね……。

丹下 覚元 先生
ご回答ありがとうございます。
無明、今の私にピッタリな言葉だと思います。
確かに「過去に」人間関係でいい思い出が無かったのでそれの繰り返しが怖いのです。
身体に傷はありますが、それは全て自分でつけたものです。 もしかしたら、
「就労訓練や治療に通っていても仕事をしていない私は、いるだけで疎まれる」というのも私の妄想かもしれません。
よく考えたら私は、色んな方に「あんたは若いのに偉いね!よく頑張ってるよ」と褒められることも多いです。それに、ここでも先生方から素敵なお言葉を沢山頂いていますは

すみません誤送信です…
もしかしたら「本当に戦うべき相手は自分の中」にいるのかもしれません。精進致します!!

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