子供の病気で仕事を休む
私は介護の仕事をしています。1歳の子を保育園へ預けています。よく病気をして、休んだり、保育園から電話で早退したりが多いです。迷惑をかけるし悩んでいます。
理解してくれているのですが、影では色々言われているだろうなとか思うと、心配になります。
仕事は土日が休みにしているのですが、月曜日に子供の体調が悪くなることが多く、ズル休みと思われていないかとか、心配です。
仕事をしないと生活は出来ないし、仕事は迷惑かけるし気持ちが落ち込みます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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雇用する立場から
こんにちは。
私は現在、寺院とともに保育園を運営しており、職員にはあなたと同じように幼いお子さんをお持ちの方が何人もいらっしゃいます。
また、当然ながらお預かりしている子どもたちは、発熱や具合が悪くなるなどで、保育中に保護者のお迎え、早退をお願いすることが日常の風景です。
◇子どもを持つ職員への雇用側からの考え
出産、子育て中の職員を雇う時点で、実は急な早退、子どもの看病でのお休みは業務シフトを組むうえで折り込み済みです。
主任さんも職員各自の体調の様子や子どもの様子、また、介護をされている家族の様子をなるべく把握して、急に休んでもシフトやパートさん、職員の残業などでカバーできる体制をとっています。
とはいえ、それでカバーできない事態も年に数回ありますが、だからといって、休んだ職員を責めたりはしません。
むしろ、心理的負担を背負うことなく、一日もはやく回復されて仕事に正常復帰してくれることを第一に考えています。もし、ここで個人を責めてみても、そのような職場は長続きしないでしょうし、職員同士にも、「自分が倒れたときにカバーしてくれる同僚のピンチを皆で支える」お互い様のこころと、「休んだことを申し訳なく思うのなら、仕事のなかでお返ししよう」ということを伝えています。
また、保育園に預ける保護者のなかには、確かに休みが取りづらい職場もあり、そのようなときは保育園としては原則として預かれないものの、代わりに病後児保育を実施している施設や、家庭的保育や地域の預かり保育を行う方を紹介するなどして、どうしても休めない場合は、それらの利用を勧めています。そうしないと、十分に回復していないのに登園させたり、38℃の高熱で降園したのに、「家に帰って測ったら平熱でした」と言って、苦しそうなわが子を抱えて再度登園してくる親もいて、結局、どこにしわよせがいくかといえば、幼い子どもが犠牲になりがちです。
少し違った立場から、実際をお伝えしました。しかし、現代は実に子育てしずらい世の中です。保育園を運営しながら、子育てに本当に頑張っているお母さんたちが報われないどころか責められ、傷つけられる現実をいくつも目の当たりにしてきました。
それでも、私たちは子育てを頑張るあなたと共にいます。泣き笑いしながら、子どもたちの成長を一緒に楽しんでいきましょう。
私を悩ませるもの
それは仕方がないです。職場の方々も理解してくれてるのでは?
自分が働いている時間、場を、しっかり務めるということに尽きるのではないでしょうか。
職場の方から解雇を告げられたらしかたがないですが、そうでなければ、周りは理解してくれているという風に考え、余計に考えを廻らせないのが良いと思います。
自分自身が一生懸命務めていれば、周りの評価も気にならなくなりますし、周りも「よく頑張ってくれてるな」と評価してくれるでしょう。
禅では心を鏡に喩えます。
私たちは産まれながらにキレイな鏡という心を備え持っています。その心に、外側のものがそのまま映る。…ですが、その鏡を曇らせるのが「言語」だと思います。言語はそもそも解釈を前提とする手段です。言語は事実ではなく手段です。その前提を忘れてしまうと、他人の言葉や、自分自身の心の声に苦しめられます。
言語は必要ですが、私たちは言語を生きているのではなく、事実を生きています。あくまでも言語は「使う」ものです。この関係性を忘れてはいけないのだと思います。
キレイな心の鏡に気付きましょう。私も質問に答えながら、逆に教えていただく毎日です。