計画性がない人にイライラしてしまいます
私は学生で、現在美術部に所属しています。
もうすぐ通っている学校の文化祭があるのですが、そこで私の部活も出し物をする事になりました。
内容はレジンアクセサリーの体験です。
私は委員会が忙しく、中々部活に参加できていなかった為、その計画を知ったのがつい最近でした。
文化祭まであと少ししかないので、私は予算の計算も終わり、あとは買い出しに行くだけだと思っていました。
ですが、なにも考えていなかったらしく、私が材料費の計算をしてみた所、大幅に予算を越えてしまいました。
今更他の物に変更する事もできないので、当初の予定より体験で作れる量を半分以上減らし、素材の質もかなり落とす事になってしまいました。
他の部員は隅のほうで黙って見ているだけ…。
直前まで、全員で話し合う事もありませんでしたし、もう少し早く相談してくれていたら先生に掛け合う事もできたはずです。
今まで部活が楽しかったのに、全体のまとまりのなさと計画性のなさに、少しガッカリしてしまいました。
こんな事を思ってしまう私は、心が狭いのでしょうか…。
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問題点を指摘するにも、言い方によって共感したり、反発したり
奏美さん、こんにちは。イライラしてしまうのも、無理ないですね。お気持ち、お察し致します。
団体行動、共同作業をするといっても、メンバー一人一人のスキルは同じじゃないと思います。部活に対するモーチベーションも同じじゃないと思います。また、製作の工程管理、材料の見積と調達ということに関しても、あまり経験が無くても想像力を働かせてきちんと出来る人もいれば、経験したり指導を受けたりしないと全くできない人も居ます。部活のメンバーの中で、あなたは想像力を働かせていろいろなシミュレーションを出来る方なのだと思います。
これは学校生活や部活に限らず、役所や会社の仕事にも言えることです。或る程度の規模の会社や事業所において、個人プレーが成立する場合はかなり限られると思います。チームプレーが求められる場合の方が多いと思います。その場合、「全メンバーが有能で抜群のチークワークを発揮する」なんてドラマのようなことはそうそう無いと思います。今回の部活でのイライラのような事態は、大人になれば社会に出れば、更に日常茶飯事のことだと思います。場合によっては、あなたが周囲をイライラさせる立場に人になる可能性だってあると思います。イライラするのは嫌な事ですが、社会に出れば毎日イライラの連続かもしれません。後になって見れば、いい経験だったと思えるかもしれません。
今まで一緒に部活をやって来て、仲間のスキルやモーチベーションを推し量る機会は無かったのでしょうか?
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他の部員は隅のほうで黙って見ているだけ
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とありますが、この点が気になります。もしかしたら、仲間の落ち度を指摘する際に、非難したり皮肉ったりしたように感じられます。イライラをぶつけたくなる気持ちはわかります。でも、ぶつけてしまったら、仲間たちは意気消沈するか、反発するかだと思います。
私は美術的なセンスに乏しく非常に不器用で出来の悪い人間です。もし私があなたと同じ部員であり「今まで何やってたのよ。」とあなたに注意されれば、内心「今まで出てこないで、今頃文句を言われたって。」と反発し「お手並み拝見。」と傍観しているかもしれません。
あなたは問題点を発見し指摘し、一生懸命に対応しようとしたのだと思います。でも、同じ対応するにしても、部の仲間が共感し納得し改善しようと思うような指摘の仕方があったのではないでしょうか?
やる気を引き出すテクニック
こうした、部活や学校生活の中では、リーダー的立場の人が、相手の力量や、モチベーションをある程度把握しておく必要があります。相手に力に合った仕事分担と、やる気にさせる言葉。失敗しても、「大丈夫みんなで乗り切ろう!」といったチームの雰囲気づくりが大切です。「自分たちのチームワーク最高じゃん」と声に出したらチームの雰囲気が変わります。
今回のことはもう過ぎた話なので、いつまで言っていても現実は進んでいるわけです。気持ちを切り替えやるしかありません。過去の失敗は振り返っても仕方がありません。「ドンマイ やるっきゃない」です。人を自分の思い通りに動かすことは、プロの教師であってもできないことだと思います。良い気持ちで人を動かせる言葉がけ、ができるといいですね。
親切心が空回りしただけ
あなたは部長さんか何かでしょうか?
計画を知らなかったと言うことは、どうやらそうではなさそうです。
委員会で部活に出席出来なかったが、その計画すも知らされず、いざ来てみたら、企画が無計画で杜撰なことになっていた。
知っていたら、掛け合って予算も取れたのに、みんな何をしていたのか…
これは、あなたのみんなに対する自己分析でしょうか?
それとも、あなたがみんなに指摘した苦言でしょうか?
自己分析だけなら、確かにあなたがいればもっと良いものが出来たかもしれませんし、予算を取れたかもしれませんね。
でも、もし実際に部活のみんなに言った苦言だったとしたら、みんなは自分たちなりの計画でイベントをこなそうとしていた訳ですから、あなたも苦言を言う前にきちんと話を聞くことも必要だったでしょうし、ガッカリしたというのは少し言い過ぎかもしれません。
「もう少し早く相談してくれていたら」とありますが、誰かに相談を受けたのでしょうか?
誰かからの相談を受けたのなら、相談をしたみんなも協調して、隅のほうで黙って見ているだけでなく一緒になって頑張るべきだと思います。
でも、あなたのいないところで計画が進んでいたのですから、何も考えていなかったとは言えないはずです。
もし、あなたがその計画を知って、誰に言われた訳でもなく自分なりに試算して自発的に動いたというのであれば、それはみんなからしたらお節介だったのかもしれません。
今まで考えてきたことを無駄にされる訳ですから、「隅のほうで黙って見ている」くらいの反感を買ったとしても無理はないと思います。
世の中には自分の思い通りに事が運ばなくても、静観しなければならない場面が嫌と言うほどあります。
団体行動というものは、数の論理であって、総意があって初めて動くものです。
もしかしたら、部員の中にはあなたと同じように、こんなんじゃダメと思っていても、敢えてみんなに従っていた人もいるかもしれません。
あなたはみんなのためを思って考えたのでしょう?
あなたの心が狭いのではなく、親切心が空回りしただけです。
計画性がないと映るかもしれませんが、楽しむべきイベントですから、こうでなければと思わずに、もっとおおらかに考えてあげましょう。
あなたの優しさはきっとどこかで役に立つはずですよ。
質問者からのお礼
丁寧な回答、本当にありがとうございます。
活動に参加できていなかったのもあり、あまり出しゃばって色々言うのもダメかなと感じていたのですが、流石にお金の関わることでこのままじゃいけないと思い、もう少し計画的に動こうと、言ってしまったのが今回の発端でした。
頭の中では全員が全員協力的ではない事も、これからも同じような事が沢山る事も分かっているつもりだったのですが、集団としてやり遂げなければならない場面でこのような事態になってしまったのが、部員に、というより、自分に腹が立っていたのです。
回答を読ませていただき、過ぎたこととして捉え、決まった事の中でみんなが楽しんで準備出来るようにポジティブに動いて行こうと、思う事ができました。
自分自身を一度見つめ直し、このような事が次にないよう、しっかりと周りとの連携をとって行こうと思います。