こんな時の心の持ち方を教えてください。
お久しぶりです。前回のご回答、お返事していなかったようで
申し訳ありませんでした。
仕事の方は、「真似をする」ということを意識してきて
だいぶミスが減って慣れてきたのですが、
このタイミングで部署が統合され、新たな仕事を覚えなければならなくなりました。
それだけでも大変ですが、部署が統合したタイミングで繁忙期に突入し、周りの社員さんたちもピリピリ。
人がやったミスを「あれはないよねー」「論外でしょ」と陰でいう人の声も聞こえたりして、分からないことを聞きにいくにもいちいち緊張します。
また、毎日の仕事でくたくたになっているときに、
妹から「今付き合っている彼と入籍する」という話が届きました。
あとはうちの両親から許可が出れば婚約成立とのこと。
妹は、私と比べて
容姿、服のセンス、社交性、要領の良さ、気配り、料理等の家事のうまさ。
すべてにおいて上回っています。
なので、私より先に結婚するのは当然といえば当然なのかもしれませんが
妹に比べて私がダメなことを改めて突き付けられたような気がして
(小さいころから何かと比べられながら育ってきたのもあり)
ショックがかなり大きいです。おめでとうという言葉が出てきませんでした。
両親は私たちの恋愛に関してかなりうるさいので
たぶんすぐに許可は出ないと思われますが、
気難しい父にどうやって許可を出させるか母からアドバイスを出して
計画的に進めているらしいです。
妹が結婚するというこの現実と、今の仕事の流れの大きな変化に
心がついていけずにいます。
こんな時の心の持ち方を教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたの人生ですから
拝読させて頂きました。なるほど、お仕事においても家庭内においても変化があり心も身体も落ち着かない状態にあるのでしょうか。
ようやく慣れてきた仕事や部署が変わってしまうと適応できるまでには人それぞれですが時間もかかるでしょうね。心も身体もその分負担は増えるでしょうからなかなか疲れも取れないでしょうね。
妹さんのご結婚についても自分と比較してしまい素直に喜べないのでしょう。
あなたのお気持ちをお察し申し上げます。
生きていくことはなかなか自分の思う通りにはいきませんよね。落ち着かない時に矢継ぎ早に様々なことが舞い込んでくるとそう簡単には受け入れられないです。
ですからあなたも今できること先ずは目の前にあることに冷静に一つ一つお向き合いなさることが望ましいと思います。
妹さんには妹さんの人生があり、あなたにはあなたの人生があります。
どちらがどうこうと比較することでもありません。あなたはあなたであり、妹さんは妹さんです。まして結婚が人生のゴールでもありません。
それぞれの人生ですから意識してしまうことはあるかもしれませんが、優劣ではありません。
どうか人に惑わされずに己れの志す生き方や歩む道をしっかりと見つめなおして頂いて着実に進んでいってくださいね。
あなたの未来がこれから開けていき夢を実現なさり、心も身体も健やかに成長なさっていかれます様にとお祈りさせて頂きます。
変化を嫌うのは怠けの煩悩かも
諸行無常という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
すべては変化していくという意味です。
人間は、環境や自分自身の変化に対して、その都度その都度対処し続けなければ生きていけないのです。
今回、仕事の内容が変化しました。
妹さんに結婚予定ができるという変化もありました。
すべては諸行無常だからです。
しかし、人間の心には怠けの煩悩があります。
手抜きしたい、気をぬきたい、という気持ちです。
煩悩とは、悩み苦しみの原因のことです。
変化に対処しなくてはならないという現実に対して、変化せずに今までどおり平穏にいきたいという怠けの煩悩があるから、人は悩み苦しむのです。
まずは、そのようなメカニズムを理解しましょう。
そして、 悩み苦しみの原因は怠けの煩悩かもしれないと自分の心を確認しましょう。
煩悩は悪魔に喩えられます。
この悪魔の弱点は、正体を見破られることです。
煩悩を煩悩だと気付くだけで、煩悩はけっこう弱まる場合があります。
悪いのは煩悩です。
環境の変化は普通にありえることだから、別に不幸でも不運でもありません。
さあ、変化を恐れず立ち向かいましょう!