おじいさんが怖いです
私は去年から役所で勤めています。役所には、住民の方が新聞を見に来たり血圧を測りに来ることがあります。いつも私が昼ごはんを食べるときにデスクから離れて別の休憩部屋に行くのですが、行く途中いつも同じおじいさんに会います。おじいさんは決まったソファで新聞を読んでいます。新聞を読みながら人が通るたびに、顔を上げ誰か確認しています。初めの頃は、おじいさんの前を通る時、目が合ったら挨拶をしたり頭を下げるくらいだったのですが、しばらくしたらおじいさんに話しかけられるようになりました。内容は、今日の天気や気温、昼は何を食べるかなど様々です。私も初めの頃は自分のおじいちゃんと話す感覚でした。
しかし、最近距離が近すぎて困っています。
お昼におじいさんの前を通る時は必ず喋らなければ気が済まないのか、私が上司と話しながら歩いている時も、会話を割って私に話しかけてくることがあります。気づかないフリをしても何回も何回も話しかけてきます。
また、私が外で買い物をして事務所に帰る途中に道で2、3度会ったことがあり、その時おじいさんは自転車からわざわざ降りて「たくさん買ってるね。何を食べるの?」など聞かれ、少し面倒だなと感じてしまいました。
たまたまですが、おじいさんの話が同僚の中で出たことがあり、同僚の子は外で会った時に追いかけてこられ話しかけられたと聞きました。
また、そのおじいさんは若い子が好きでよく話しかけたりするという話も聞きました。
それを聞いて、少し怖くなったため距離をとろうと思い、おじいさんの前を通る時は他の同僚が一緒にいる時にしたり、深い話はせず挨拶だけにしようと思いました。しかし同僚と一緒にいたり、挨拶だけして去ろうとしても何回も話しかけようとしてきます。この間はちょうど通る時にソファから立って待ち伏せみたいにしてて怖かったです。
私がソファの前を通るのは、昼休憩の開始時と終了時なのですが、どちらも座っていてどちらも必ず会います。昼休憩の途中で外に出かけてまた休憩の終わり時間に戻ってくるようです..
ただ話したいだけだとは思いますが、なんだか距離が近すぎるというか、しつこく話しかけようとしていて怖い気もします。
私も心が狭いとは思うのですが..
最近、お昼におじいさんを見るたびに怖いし、昼が憂鬱です。どう対応していったら良いでしょうか。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
おそらくどこの地域でも抱えている問題です。
おじいさんはおそらく寂しいのでしょう。だからきっと少しでも人と交流できることが嬉しいのでしょう。
役場職員として地域事情を見つめる視点を持つならば、一人そういう方がいるということは、その背景にはもっとたくさんの孤独を抱える方がいるということ考えさせられるでしょう。地方にとっては役場が単なる行政窓口ではなく、そうした方の憩いの場としての機能をも担っています。
職員としてある意味ドライに考えるのであれば、職員一人一人の力でその要請に応えるのでなく、行政施策として何らかの対応をしていくことも考えられます。ソファの配置などを住民同士で自然と交流が生まれることを促すようなものにするとか、簡単な交流イベントを企画するとか…。
しかしどんなに策を打とうとも最後はやはり一人一人のマンパワーです。今、ティンキーさんは一人の人間としてそのおじいさんにどう対応するか問われているのです。おそらくですがはじめのうちはティンキーさんも「私も初めの頃は自分のおじいちゃんと話す感覚でした。 」と話す通り温かい気持ちで交流していたのではないでしょうか。
ある意味ではお互いに距離を縮めてきたのです。そこまで縮まってしまったのですから、もうハッキリ言う時は言っていいのでは?「今日は忙しいのでまた」とか。可能であるならばわざとソファーの前を通らない日を作るとか、必ず話ができるわけではないという態度をとることも有効かも。
逆に余裕がある日はこちらから話しかけるくらいの心持ちがあると、避けるよりも案外気が楽かもしれません。
私も宗派の地方事務所で働いていた時はそういうみなさんがちょくちょくいらっしゃったのですが、なるべくお話しするようにしていました。みなさんやはり人とお話しできることが嬉しかった様です。
まあ、とは言っても昨今は何があるかわからんような時代ですので既にされている様に、「複数対応」ということも念のためされた方が無難かもしれませんね。
役場職員として、そして一人の人間として、両方の視点で対応を考えてみましょう。
質問者からのお礼
とてもご丁寧に回答して下さりありがとうございました。
アドバイスを頂いた様に孤独を抱えてらっしゃる方について考えさせられます。しかし、そういう方もいるのだということを頭においておくと、おじいさんたちの見方も少し変わった気がし、楽になりました。
また、アドバイスで頂いた様に、態度に示すことも気が楽になるかもしれません。
本当にありがとうございました。