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うつ病になって、焦るばかりです。離婚まで考えてしまう自分です

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現在、うつ病になり、実家に世話になって半年です。更年期、からの巣症候群からうつを患いました。
嫁ぎ先は田舎で、今だに好きになれず、娘は都会で一人暮らし、息子は結婚して二人子供がいて、近くに別居、同居の予定はありません。娘とは違い、距離があり、寂しくてしかたありません。

田舎での付き合い、介護、土地柄(非常に不便)すべての耐えていたのが爆発してうつ病になってしまったようで、二週間に一度、2日ほど帰りますが、帰るたびに憂鬱になり体調悪くなってしまいます。
実家にも迷惑をかけ、少しでも早く良くなりたいのに、自宅にもどると悪くなるの繰り返しで、先が見えません。
周りは、今は休む時、ゆっくり過ごすようにと言いますが焦るばかりです。

もう年だといえど、人生長く、離婚さえ考えます。うつ病は原因がある以上、たとえ治っても原因がそのままだと再発すると聞きます。じゃあ、私の場合、離婚して田舎を離れるしかないのかとか、、
主人には申し訳ない気持ちでいっぱいで、小さな不満はあれども愛情はありますし、主人から言われる理由はあっても私から離婚など言えません。

どうしたらいいのかと悩むばかりで
アドバイスよろしくお願いします
乱文失礼します


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人とのつながり

お子さんはお子さん。
ご主人はご主人で好きにやっておられると思います。
結婚して家に入ってから子育て、家事に追われご自分のために使う時間がほとんどなかったことでありましょう。
これはむしろようやく家事から解放されたのだと前向きに考えるべきだと思います。
写経会、法話会に来られていた女性の方々はみな、質問者様と同じでやっと自分の時間が持てるようになりましたとお話しなさっておられました。
必ず、あなたと同じ子育てから卒業・解放された方々、境遇の合う方々がおられますから、お寺の集うをはじめ、好きなことを始めてみてください。
あなたの人生の楽しみはこれからです。
家にいなくてはいけないという誰かから縛られているような自分の思いに縛られる必要が無くなったのです。おめでとうございます。
大いに笑ってお過ごしください。

仏道のススメ
「自分を生きる」
人の顔色ばかり気にしていませんか。
やりたくないことをイヤイヤやっておられませんか。
誰かに縛られていませんか。
みんな自分からのシバラレなのです。
あなたはもっと自由です。
誰も縛る人はいません。
女性はこの世に誕生して、娘、恋人、妻、母親、祖母…と様々な立場になっていきます。
ですが、それは誰かその相手がいる時だけのことです。
今は、あなたはあなたで何ものにも縛られずに「ただの自分」になってみてはいかかでしょうか。
わたしは、このメッセージを送っている時、誰でもありません。
誰かとの関係、立場はありません。
「ただのひと」としてあなたと接しています。
人間は本当はいつでも「ただの人」なのです。
ただの人となって、ただ起きる、ただ働く、ただ食べる、ただ過ごす。
人間関係があってもそれに縛られないことです。
私が私でありながら、私の立場を忘れて、ただの人として生きてみましょう。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

これまでいろんなことに耐えてきたのですね。
1人で何もかもやってきたから気持ちの許容範囲を超えたのかな。
慣れない田舎で親しい人も友人もいない、ストレスを発散する所も無い、義理の親の介護を1人でやっている。
無理もないことです。

今一度ご主人とよく話し合ってください。
どうすれば、離婚せずに、そのままそこで暮らしながら、ストレスを軽減できるかを。

例えば、
週一、あるいは月一でも、都会にストレス発散に行く。
介護をご主人にも今以上にやってもらう。
何か趣味とか作ってはどうかな?ご主人と同じ趣味ならいいし、違ってもいいでしょう。
趣味を通しての友人関係をこれから作ってみてはどうでしょうか?ネットを使ってもいいと思います。
お子さんにも相談してもいいと思いますよ。
お子さんももう大人ですからね。

あなたの言われる通り、うつ病が治っても同じ環境では再発します。ご主人と相談して、変えられるところから環境を変えていきましょう。

余談ですが、私の知り合いの田舎のお坊さんの妻が都会出身で、妻の自室に都会の大きな写真を貼ってるそうです。ビル群をみると気持ちが落ち着くそうです。
あなたの落ち着く景色の写真を部屋に飾ってもいいかもしれませんね。

あなたの病が治り、あなた達が良い方向に進むことを願っています。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないことも多々ありますがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談についても紹介していますのでどなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

質問者からのお礼

早速のお返事ありがとうございます
何かとマイナスに考えてしまうのも症状なんだと思いますが、幸い主人は前向きなのでもう一度話してみます。
こうしてアドバイスいただけた事で少しですが明かりが見えた気になりました。
打ち込める趣味は以前から、本当に見つけたくて、、
前向きに頑張ってみます

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