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愛猫たちの死

回答数回答 3
有り難し有り難し 41

昨日、愛猫が病気で亡くなりました。
まだ1歳にも満たない、瞳の綺麗な子猫でした。
実は、この子の前にも、猫を飼っていたのですが、その猫も1歳になる前に、同じ病で亡くなっています。
現代獣医学では治らない、なぜ発症するのかも分からない病気でした。
発症した猫のほどんどが、苦しみ抜いて死んでいきます。
うちの猫たちも、最後まで苦しんで、なぜ苦しいのかも分からずに、死んでいきました。
しかし、その病気の発症率は10%未満だそうです。
どうして、うちの子たち、二匹ともが、そんな酷く辛い思いをした挙句に、死ななければならなかったのでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

他の目線を持ってあげてください。

そのネコは店頭で購入されたネコでしょうか。
遺伝的なものもしくは、人為的な病である可能性もあると思います。
本当に本当に本当のことを申し上げますと、そもそもネコや動物は飼うのは赦されても本当は動物は❝買ってはいけないもの❞であると私は個人的に思っています。
あくまで個人的な意見ですが、この認識をご理解いただけるとありがたいです。
何故いけないのか。
生物がお金で取引されるには悲しい真実があるからです。
誰のものでもなかったネコが業者に商品🐈として飼育され、ブサイクなネコは裏でハンマーで頭を叩かれ殺処分される。見た目が可愛い、売れそうな犬猫だけが店頭に並ぶ。これは実際にネコや犬を殺処分する仕事をされていた方から直接お聞きした私も驚愕したペット業界の裏の真実です。それだって誰かがやらなくちゃいけない。買う人がいるからです。
私も知らなかったことですが、買う人がいるからそういう行為が続くのだそうです。
家庭に送りだす為には業者にクレームがつかない様に抗生物質、化学薬品を投与する。猫も犬によっては解明不明な謎の病気になる。その病気は何か存じ上げませんが、人間ですら合わない薬を投与すれば死に至る。
私は、このペット業界の悲惨極まりない真実を知り、動物は自分のもの化してはいけないと感じました。しかもお寺は人間の都合で飼われたネコが捨てられる場になることもあります。
生物の命はその生物の命であって人間が自分のものにしてしまうことはいけないと感じました。誰のものでもなかった動物が「自分のもの」であるかのように錯覚する。
それがあなたの苦しみの根底にあるのではないでしょうか。
もともと誰のものでもないまま、自分を自分の生命を謳歌して生きていたのが猫の尊厳です。
ペット業者に動物達が乱雑に扱われているから可哀想だからと言って全部買い取ることもできません。買えばまた業者はネコを店頭に並べるために交配をさせたり、生産の為の殺処分を繰り返します。
現代人が飼っているペットの中には家庭に運ばれてくるまでにそういう人間の動物の尊厳を無視した❝人為❞を経ているという事があるということを知っておいてください。
いずれにせよ病気になり死ぬべき時が来れば死んでしまうのは生物の宿命です。
あなたが志があればその猫ちゃんが今後も多くの苦しんでいるペットさんたちが救われて行くように働きかけてあげてください。

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有り難し
おきもち

お悔やみ申し上げます。
南無阿弥陀仏

まだ子供だったのに可哀想でしたね。
ところで、お釈迦様は因縁の理を説いていました。因縁とは、結果には必ず原因があるということ。様々な原因と結果の関係がこの世の成り立ちであるということ。

やはり猫が病になったのも原因があるのでしょう。生まれ持った遺伝による体質もあるかもしれません。生後からの生活環境が原因かもしれません。もしくはその両方かもしれないですね。
生まれ持った体質ならば仕方のないことです。
そうでない場合は、例えば食べ物、飲み物、慣れない環境でのストレス、などが考えられるでしょうか。その辺りをよく見直してみてはどうでしょうか。あなたが子猫をもらう前の、子猫の食事や生活環境も気になります。ペットショップなら店員に心当たりがないか聞いた方がいいでしょう。野良猫なら、何か道に落ちていた体に悪いものを食べた可能性もありますね。

子猫が来世では人間に生まれ変わることを心から願っています。
合掌
南無阿弥陀仏

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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mimimi様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

家族同然とも言えます愛猫たちの続けての早死・・誠に大変でおつらいことでございましたね・・

「現代獣医学では治らない、なぜ発症するのかも分からない病気」・・

最近、ペットブームと共に、心無いブリーダーによる無理な交配繁殖によって、今までは無かったような病気により亡くなる犬・猫たちの例を拙生も他で聞いたことがあります。近親交配による遺伝病の可能性など・・

人間の都合により生まれさせられ、また、放棄されてしまうペットたち・・そんな話も後を絶ちません・・

食用動物たちも含めて、人間の都合により左右されてしまう命・・そんなあり方について、色々と考えさせられます・・

とにかく、そのような動物たちも含めて、全ての動物たちの死後の赴きがより善きものでありますようにと、日々のお勤めにてご供養を申し上げたいものでございます。

また、ご縁があって飼われますことがございましても、どうぞ大切に宜しくお願い申し上げます。

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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