夫の浮気を許すかわりに私も浮気
夫と私は20代後半、結婚3年目で子供はいませんが夫婦仲は順調です。
夫の仕事は海外への出張が多く、現地の女性と度々肉体関係をもっています。
夫は男の生理現象だから仕方ない、溜まるんだから解消したいと言いました。
確かに何週間も海外に居てそれで女を抱くなと言うのは酷でしょう。
それに対してそれでも我慢しろ!とはとても言えません。
しかし女にだって性欲はあります。
私は夫がいない間自分で処理してきました。
夫が性欲解消の為に浮気をするのなら、妻の私も性欲解消の為に浮気をしてもいいのではないでしょうか?
よく「男が浮気しても女は家庭を守り堪え忍べば、また男は家庭に戻ってくる」みたいな意見がありますが、私からすればそれは男尊女卑の最たる価値観で夫婦としてフェアじゃありません。
そこで夫にこの提案をしたのですが、嫌だ!やめて!絶対にもう浮気しないから!と泣いて拒否しました。
しかし性欲旺盛な夫に現地の女性との性交を我慢できるとは思えません。
それも伝えると黙りこんでしまいました。
私は夫婦は対等な関係であるべきだと思っています。
だからこのような提案をしているのに聞く耳を持たない夫に困っています。
どうすれば夫は私の提案を飲んでくれるのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
夫婦で、交換条件を。
ん〜 あなたの言い分も、分かるけどね〜。
性処理だけで、浮気 出来ますか?
夫に提案したら、絶対嫌だと。
まぁ〜男って勝手だよね。
この女は俺から離れない! という自信があるのでしょう。
生理現象だからっていうのも、男の勝手な言い分だしね。
夫婦で、契約したらどうですか?
交換条件というか。
あなたが浮気をするなら、私は○○しますって。○○が浮気という言葉になるのかは、私には分かりませんが。
ここは、夫婦の領域ですから。
互いが納得しているのであれば、対 浮気 も、有りなんじゃないでしょうか。
そこまで言うと、夫も考えを改めるかも。
因果応報…。
ご質問を、拝読いたしました…。
20代後半、お子さんもいないとのこと、お互いに、まだまだやり直しがきく年齢ですね。
性欲の強弱、ということは、個人差もあるので申しませんが、
あなたは何故、今のご主人とご結婚されたのでしょうか?
人を愛する、ということを掘り下げてみると、自分がされてイヤなことは、相手にしない、とか、その逆に、自分がしてもらって嬉しかったことを、相手にしてあげる、とか、色々と出てきます。
簡単に言えば、相手を思いやることですよね。
相手を大切にしたい。
相手が望まないことは、自分はしない。
そんなことだと思います。
ご主人が、海外で自分の欲望に負けて浮気する、ということが、奥さまに対して、どれだけ失礼でどれだけ傷つけることかに、思いが至ってないこと、それは、浮気した事実を奥さんであるあなたが知っていることから窺えます。
バレなければいい、とは全く思いませんが。
一昔前ならば、「浮気も男の甲斐性」等と言いましたが、それは、奥さん以外に別の女性を囲えるほどの経済力があってこその話でした。
お金があれば何をしてもいい、ということでもありません。
ご主人は、まだ若く、というよりまだまだ子供なのでしょう。
自分が遊びたい❗という思いにしか至らず、自分の行いによって、奥さんをどれだけ傷つけたか、考えもしなかったのでしょう。
そして今度は、自分が浮気されたから、自分も浮気してもいいだろう、となるのであれば、失礼ながらこれはもう、「似たもの夫婦」ではありませんか?。
男女同権、もちろん異論はありません。
でも、「やられたらやり返す」では、同権ではなく、お互いに、傷つけ合いながら罪を重ねていくことになります。
もう一度、ご自身が、初心に立ち返り、
あなたは何故
結婚したのか、
結婚して何をしたかったのか、
相手に何を求めていたのか、
相手を何を与えていたのか
を、考えてみてください。
相手に幸せにしてもらうことを考えるのではなく、自分がどうしたら幸せになれるか、どうしたら、相手を幸せに出来るか、を考えてください。
その相手が、今のご主人でないと思うなら、早く別れて、お互いに幸せになることを考えた方が、よほど幸せになれると思いますよ。
因果応報…したことは必ず帰ってきます。
いいことももちろん、悪いことも。
本来の在り方から、かなりズレてしまっているのでは・・
abc様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
「夫の浮気を許すかわりに私も浮気」・・まるで「毒をもって毒を制す」みたいな感じでしょうが、それではお互い共に不貞は不貞であり、仏教的にも悪い行いとしてあまり勧められるものではありません。
旦那さんが、現地の女性とどのような状態にて性的関係にあるのかは分かりませんが、病気や妊娠等のリスクもあることから、今後、その不貞行為によっては、更に婚姻関係の違背となる恐れもございます。
正直なところ、他の女性と性的関係を持ってしまっていることが明らかながら、夫婦仲が順調というのもどうかな・・と思うところであります・・
旦那さんの開き直りももちろんどうかとも思いますし・・
これから先、例えば貴女様がもし妊娠すれば、性行為もある程度長期に渡って制限されることにはなります。(処理の手伝いぐらいはできるかもしれませんが・・悪阻や体調の悪い時には、それもできないこともあるでしょう。)その時も、そのような言い訳にて、他の女性と性的関係を持たれる可能性もあり得るだけに、正直、自分で処理することができないようならば、この先、夫婦関係がうまくいくかどうかも、少し危ぶまれるところでございます・・
とにかく、処理の方法云々の以前の問題として、通常の夫婦関係の在り方から考えれば、他の女性と性的関係を持つならば、即離婚とクギをさし、実際にそれが明らかとなれば離婚される方がもう良いのではないだろうかとは存じます。
他の女性と性的関係を持つことを、仕方がないかも・・と少し理解されておられる感覚が、既に本来の在り方から、かなりズレてしまっていることを心配申し上げます。
川口英俊 合掌
お互いに安心できる関係をつくりましょ
旦那さんに納得させるのは難しいのでしょう。全くワガママな話です。お互い自分で処理したらどうですか。お互いに嫌がることをしたら、関係は悪くなるばかり、その先にあるのは離婚でしょう。
お互いを大切に思えること、相手が嫌がることはしないこと。喜びそうなことをすること。人としてとても大切なことだと思います。夫婦円満のコツでしょう。
一緒に行こう
こんばんは。二つ目の質問を読んでからこちらへ来ましたので、順番が逆ですが、こちらでも。
なるほど、ご主人の海外出張から始まった問答なのですね。
「溜まるんだから解消したい」、それについては邦元師のお答え、あるいは「貴女も同道されたら?」と思います。ただ、そうすると性欲処理係ぽいですよね。
はい、最初の時点で「性欲処理の問題」になっている所は、少し寂しいなーと感じます。「それでも対等ならば良い」と言っているようにも読めますが。
貴女の質問を読んでいると、(先般の私の発言もそうなのですが)、「動物行動学」という学問分野の知見を幾つか思い出します。「男女差」にしても、貴女が気づいている以上の差もあると思います。狩猟採集生活(男女の向き不向きが大きく出そうでしょう?)をしていた時代から農耕文化に移って、まだ一万年程度しか経っていないのですから。まして男女が同じ仕事をして同じ糧を得るというのは、理念は正しくても100年の歴史もないのです。
「男女は平等である」という理念と、巷で目にする「〜な男、〜な女」本に出てくる具体例が、どう繋がってゆくのか?両立するものなのか?本当にそれは、追求すべき問題だと思いますよ。「平等とは何か」、平等とはどんな状態なのか?反対に個性とは何か?
それが旦那さんと一致したとき、たぶん平和が訪れるような気がします。
質問者からのお礼
皆様、温かい回答を有難う御座います。
昨晩やっと夫としっかり話をすることが出来ました。
2つ目の相談で中田様が言い当てておられましたが、私は本気で浮気をしようとしていたわけではありません。
同じことをされたらどう思うか、分かってもらいたかっただけです。
夫も身に染みて分かったようで、もうしないと言ってくれました。
ただ相談内容にも書きましたが本当に性欲旺盛な夫なので、心配なのに変わりはありませんが・・・。
●中田様へ
2つ目の相談にも回答をありがとうございました。
まさか私の心を言い当ててくださるとは・・・!
夫婦で交換条件を出しあいフェアな関係にするというのは、思いやりの為の行為であってもいつしか義務のようになりやすいので注意が必要ですね。
夫は私と同じ職場なので私が簡単に離婚しないと思っているようで、今回の提案は心底肝が冷えたようです。
●三浦様へ
人の嫌がることはしない、最もなご意見でございます。
浮気で似たもの同士はもう夫婦生活は破綻してしまっていますね。
夫が海外出張する部署に異動になるまで私が毎日相手をしていました。
子どもがいないのも妊娠中は夫が不満が溜まるからです。
今まではそれでいいと思っていました。
もし海外出張がなくてもどんな理由で出来なくなるかもしれませんし、いつかは乗り越えなければいけない障害だったのでしょう。
今回はよい機会だったのかもしれません。
●川口様へ
非常に的を得たお答えだと思いました。
確かに今の関係を順調と表現するのは少し違うかもしれませんね。
大喧嘩になっていないので、まだマシな状況なのかと思っていました。
望まぬ妊娠や性病は自分たちだけの問題では済みませんし、浮気という行為の恐ろしさを改めて考えさせられました。
●邦元様へ
お互いに安心できる関係でなくては夫婦生活は続きませんよね。
私も夫も我が儘でした。
今後の海外出張で夫が地元の女性に手を出さないかはまだ安心できませんが、謝ってくれているので暫くは様子見します。
●佐藤様へ
2つ目の相談への回答から此方へきてくださったのですね、有難う御座います。
現在同じ職場でフルタイムで働いているので出張に同行することは出来ませんが、気持ち的には一緒に行きたいくらいです。
因みに私は男女平等という言葉があまり好きではなく、男女対等だと思っています。
男女対等な関係で仕事をし給与を得る文化は始まったばかりで、今は過渡期なのだと思います。
結局男性脳女性脳とか向き不向きなんていうのは、大きな統計で計ってもあまり意味がないような気がします。
男性でも色んな方を見てきましたし、女性でも「男性かな?」って思ってしまうような方も知っていますし。
性別という選べないもので優劣をつけても差別感情を炙りだすだけではないでしょうか。
結局突き詰めると個人差を見ながらお互いに折り合いをつけるしかない。
なので色んな夫婦のあり方があっていいと思うのです。