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産むなら男の子?

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私には一歳の娘がいます。
お腹の赤ちゃんは検診で男の子と言われましたが、あくまでも予定です。

周りからはそろそろ解ってくる週数だから聞かれて予定では男の子です。と言うと、みんな声を合わせて跡継ぎができてよかったね!副住職おめでとう!と言いますが、その子が継いでくれれば親として有り難いのは本音ですが、その子の人生ですので親や周囲が決めるもんでもありません。

同じ地区の同じ宗派の副住職の奥さんと仲良くしてましたが(双子の女の子二歳と三ヶ月の女の子)余りに周りが○○寺の副住職の奥さんはとか、そのお寺の人まで私をでかした嫁と褒めたため。少し距離ができてしまいました。

私は聞かれたから、あくまでも予定ですし、解りませんが男の子だと先生が話してました。しか言ってません。

きっと家族内でもかなり言われたのでしょう。

それはさておき、そんなに跡継ぎってお寺さんで大切ですか?婿養子ではダメなんですか?

普通のご家庭より男の子を望むのが強いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

せっかく授かった命を、手放しで喜べないのは悲しいですね。

お寺もほとんど世襲制で、
そうなると「男児を…」となるのが、
未だ偽ざる現実です。
年配者ほどそうでしょう。

でも、女性住職も増えてきましたし、
婿養子を迎えているところ少なくありません。

どうぞお子様は、
お寺の後継者としてではなく、
仏弟子としてお育てください。

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 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

悪気の無い言葉で気づ付くお嫁さんは多いです

お寺という特殊な環境(と思っている)がそのようにさせるのでしょう。

お寺の人間→周りから常に見られているような気がしている。
檀家さん→お寺の子供は後をつくもの(とくに男だと)決めつけているが、悪気はない。お寺の事情を知らないだけ。

お寺に住む人は、檀家さんの言うことはあまり気にせず、ごく一般の子供と同じように育てた方がいいと思います。お坊さんになりたいと言えば継がせてあげるのもいいですが、本来お寺は個人の持ちモノではありませんので、無理にレールを敷く必要はないですよね。

女性が尼僧さんとなり継ぐのもいいし、お婿さんをもらうのもいいでしょう。選択肢はいくらでもあると思います。大切なことは、個人の家だと思い執着しないことだと思います。大切にすることは重要だと思いますが。

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個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

あなたの代で創るべきもの

これからは男女平等の時代です。
お嬢さんがお寺をやって下さるお寺さんも増えてきています。
旧来のおのこ至上主義みたいな悪しき習慣は南無さんの代で排除して、そういう感性や新しい価値観を広めてまいりましょう。(^<^)
古き習慣を重んじる人もいる事はいます。
これからは南無さんが、どなたとどう接していくか。個人と個人の時代でお寺を運営していかなければいけないと思います。
今は先代さんたちの時代ですから、そっとしておいて旦那さんがお寺の住職になったら新しい風を送りだされてはいかがでしょうか。
勿論お寺を継ぎたいかどうかもお子さん世代たちの故人の個人の意思ですから、尊重してまいりましょう。

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

ありがとうございました。
田舎なので特に跡継ぎ問題が強く、男の子いる家は鯉のぼりも凄く立派で大きいです。

本当に難しい話で、男の子を産むと産まないでは大違いなようです。

旦那の兄弟は6人で全員男です。

男の子産めば出来た嫁、出来なければ出来るまで作らせる気質が年輩者にはあるようです。

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