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もっと働きたいのに働かせてくれない

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家族にダブルワークを反対されています。
わたしは、今年の10月上旬までに、教習所に通うためのお金を用意しなければなりません。親からの援助は一切なく、自分一人で貯めて通うという約束になっています。

しかし、アルバイトでは3万から4万しか稼げなく、学生なのでテストや学校の帰りが遅くなると働けません。また、最近週に一回は病院に通わなくてはいけないため、ますます働くことができなくなってしまいました。

不安定の収入のなか、目標金額の達成のため、新たにアルバイトを始めようと思いましたが、学校とアルバイトを両立できるはずがないと言われてしまいました。
わたしとしては、この不安定な収入のままお金が貯まるはずがないし、友だちの付き合いもあるので、1ヶ月5000円だけは自由に使ってもいいと決めても、家族の誕生日や、交通費、学校で必要なものに使ってしまうので、手元に残るお金はほんの少しです。

いままで貯金してこなかったわたしもいけないと思い、余計な出費は徹底的に出さないようにあれこれ工夫していますが、新しくアルバイトを始めないと何も解決できないような気がして毎日悩んでいます。

どうしたら家族に、新しいアルバイトを始めたいという気持ちをうまく伝えられることができるでしょうか。
それとも、ダブルワークをしたいというわたしの考え方が甘いのでしょうか‥

アドバイスをお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

親を納得させる理由を

親はお子さんが心配で子供を一生子供と思います。
あなたがエネルギーが有り余っていることをお伝えする必要があります。
大人になると体も弱って、自分に置き換えて考えると、とても出来ないと思ってしまうものです。期限付きでやってみて、その額がたまるまでの間にしてはいかがでしょうか。
もしくは「私が苦しかったらどのみち止めるから2か月やってみたい」と提案してみてはどうでしょうか。
仕事は色々なものを経験した方がいいと思います。
親に反対されても、凹まない、平静でいられる心の方が、運転免許よりももっと大事な免許証です。まずは、そこからです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

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