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病気、人の死、自分の死が怖いです

回答数回答 2
有り難し有り難し 36

今から約8年前、自分が高校生のとき
事故で急に姉を亡くしました
とても仲が良く友達みたいな姉妹でした。

それからなのか人の死がとても怖くなり
家族が家に帰ってくるのが遅いと
事故にあったんじゃないかどっかで
倒れてるんじゃないかとか
異常なくらい心配になります。

また体のどっか気になることが
あったりテレビで色々な病気の
ドキュメンタリーを見るたび
自分もそーかもしれないと思い込み
病気になった気分になり
病気=死を連想してしまいます

少しどーかあると気になって気になって
色々検索してしまったり
今は卵巣に小さな奇形種があると
言われていてそれが気になってしまい
先生は経過を見ていくしかないと
いう風に言ってくれてるのに
それで大丈夫なのかとか色々
深く考えてしまいます。

もし病気が進行して手遅れに
なってしまったらとか
なんか病気だったらとか
考えるとキリがないです。

家族と笑いあってるとそのときは
楽しいのにいつかこの楽しさも
なくなるのかなとか
誰かまた亡くなったらとか
考えると悲しくて仕方ないです。

今年は結婚もし赤ちゃんも10月に
産まれる予定です。
嬉しい事が続いてると余計色々
怖くなってしまって
どーしたらいいか分からないです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その為の仏教です。

私も学生時代に死にたくないと思ったり、死ぬのが嫌だと思っていた時期がありました。
仏教を学べば平気になりました。
ですから仏教を真剣に学べば大丈夫です。
本当に大丈夫です。
ですが、それを真剣に学ぼうという気持ちがあるかどうか。
死への恐怖というのは一念です。
「しにたくないー」って思う一念があるだけです。
ですが、死にます。
いくら考えても死にます。
考えなくても死にます。
今までこの世に生まれて死んでいない人はいません。
だから死んでも大丈夫になればいいのです。
万人を死んでも大丈夫にしてくれた人がお釈迦様の教えです。
それが仏教です。
ところがそういう教えがあるのに(私は逆に不思議にしていますが)何故人はそれを学ぼうとしないのか。
求めればちゃんと得られます。
このhasunoha内でも提供しているSICK HACK 四苦八苦 悲しみ 執着からの救われる方法はちゃんと提供しています。
押しつけがましいようで申し訳ありませんが、1000、2000問と回答をさせて頂く中で感じることは「なぜこの人たちは仏教を真剣に勉強しようと思わないのだろうか」という疑問がいつも沸きます。
「悩みはあるが、それが解決したらそれでおしまい。また悩みができたらまた悩む」という負のサイクル(現実輪廻)を繰り返している人の多いこと、多いこと。
もし、苦しみから救われたいと思われるのであれば、あなたをはじめ、これをご覧になられる方々はその道をたどってほしくありません。
死の恐怖に対して真剣に向き合ってきちんと仏教を勉強して根本的に解決した方がいいと思うのです。アレコレ多くを学ぶ必要はありません。
お子さんのためにも最高の教育になります。
あなたがそういう素晴らしい母親になればお子さんは安心して生活ができます。
お子さんのあらゆる恐怖を取り除いてあげる慈母となるべく、是非仏教を勉強してみてください。
禅仏教を学ばれるのであれば、ちゃんとやり抜いた人、悟りを明らかにされた老師の教えを通して仏教(自己)を学ぶことが最短の道です。
井上貫道老師という方がおススメです。世間ではあまり認知度はありませんが、曹洞宗では両本山の禅師様以上の力をお持ちの方です。
ブランドより、ネームバリューより、ちゃんと悟りを明らかにした仏教者でなければつかまされますので、医者を選ぶように仏教者も選んだ方がいいでしょう。

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おきもち

健全な偏らない考え

ありさん

突然、妹さんを亡くすショックな経験をしたことで、あなたにとって「死」が身近なものになったのですね。「人は死ぬんだよ」ということを妹さんから教えられました。それいらい、あなたは心配性になり不安になり恐怖を感じるようになりました。

あなたのどーしたらいいかわからない気持ちには、「死」そのものの怖さと、何か悪いことが起こるのではないかという「予期不安」という2つのマイナスの気持ちがあるようです。

ありさんは人は死んだらどうなると感じていますか?まっくらで怖いところに行くという感じでしょうか。一人ぼっちで寂しい感じでしょうか。死後どうなるかは誰にもわかりませんが、死に対するイメージが暗いだけだと怖くなりと思います。死んだらお花畑のきれいな世界に行くとか、妹さんと再会できるとか、何も苦しいことがなくなるとか・・・そういう明るい死後の世界を想定することも、怖さをなくす方法の一つではないかと思います。

悪いことが起こるのではないかという予期不安にたいしては、可能性としてはあり得るけど100%ではないので、例えば病気になるという方向だけに思考をもっていくのは偏っています。逆に自分は絶対病気にならないと考えるのも偏った思考です。正しく考えるとは「病気になる可能性もあるし、ならない可能性もある。だから病気にならないように気を付け、検診を受けよう。それでも病気になったら、そのときの最善を尽くして治療をしよう。」それが偏らない考え「中道」です。

あなたはいま妊娠中です。お母さんの心の状態は赤ちゃんにも影響を与えます。過剰な心配をするとお腹の赤ちゃんの居心地もわるくなります。お母さんの子宮が赤ちゃんのベッドです。穏やかでゆったりとした気持ちでいることが、いまのあなたの仕事です。そしてやがて赤ちゃんは泣きながら生まれてきます。そのときあなたは「大丈夫だよ」といって赤ちゃんを抱いて安心させてあげなくてはいけないのです。母になるのですからね。

いのちがけで出産して、いのちがけで守らなくてはいけないいのちを抱くとき、いまとは違うあなたになっているかもしれません。母になると変わる人けっこういますから。いまは心穏やかにお過ごしくださいね。仙如

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おきもち

お釈迦様の教えと瞑想法は苦悩の多いこの世を生きるための「船」のようなもので...
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