恨みについて
嫌なことを言われたり、された場合、相手を強く嫌悪したり恨んだりすることがあります。
その恨みというのは、相手に何か影響を及ぼしてしまうのでしょうか?
私が恨んでいた相手が、その後悪いことが起きると、私のせいなのではないかと思ってしまいます。
私は何かされても仕返しはしませんが、嫌悪することでストレスを軽減させてるのだと思います。無理に相手を良く思おうとすると、かえってストレスになると思うので。
相手のことがどうでもよくなるまで、無理に自分の心をコントロールしようとは思わないのです。
けれど、思いが相手に影響してしまうなら、問題ですよね。
恨みが通じてしまう、そのようなことは、あるのでしょうか?
また、恨みが通じてしまう場合、自分にもストレスにならずに、相手から受けたストレスをどのように解消したらいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
他者から嫌なことを言われたり、されたりした時は、相手を恨むのではなく、まだこの人は仏道修行が足りて無いな、人格が成長していないな、可哀想な人だな、精神的に恵まれない環境で育ったんだな、と思い憐れみましょう。
恨みは相手には届きません。しかし仏教では、恨みは毒に例えられています。つまり、あなたが誰かを恨めば、その毒があなた自身を蝕んでしまうのです。あなたの心と体の健康を脅かすことになるのです。
ですから、恨みは捨てることをお勧めします。
無理に抑えなくてもいいです。
前述のように、相手を憐れんであげましょう。
なお、悪いことを言ったり、行ったりした人は、その悪業により、何らかの災いを呼び寄せてしまいます。因果応報です。ですから、あなたが恨まなくてもいいのです。そのうち自然に報いを受けることでしょう。