父がきょうだいから実家と仏壇を奪いました
私の父が今、手術後に肺炎をおこし生死が五分五分の状態です。
母が看病していて、かなり憔悴しています。
私は父の最期について、ある「宿題」を抱えています。
父は、私の祖父がなくなったとき、遺産を3人のおば(妹)と争い、おばたちと私の祖母との仲が良くないと決めつけ、最終的におばたちから実家と畑とお墓を奪って長男独り占めの状態を作り、縁も切りました。
そのトラブルは、基本的に父によってお酒の力を借りて強引に、支離滅裂に進められました。私も当時(15歳)、虫の居所の悪い父に部屋をめちゃめちゃに荒らされたことがありました。
私は、自分の人生が父に壊される可能性を恐れて、地元の大学は落ちたが遠くの滑り止めだけ受かったという状況を計画的に作り入学し、卒業後最終的に実家から500キロ以上離れた場所に嫁ぎました。
私は、私の父がしたことを思うと、おばたちが好きだったのでとても罪悪感がありました。父がこの世を去るときに、私の母は義妹の誰も頼れないこと、奪った実家の問題がまた出てくるであろうということ。これは私の宿題として人生に残り続けました。
私は結婚した時も、出産したときも、内緒で夫や赤ちゃんを見せにおばの家に行きました。おばは夫に、「狸田羊は昔から性格がさっぱりしていて大好きだ」と言い、同じようにさっぱりと「でもあなたのお父さんは許せない、あなたのお母さんも間に入ってくれなかった、あなたには悪いけど、実家をとられて許せない」と言いました。
私は、自分も実家と距離をとって幸せになる作戦で生きているので、おばたちが祖母と離れて暮らしたことが悪いとは思えないし、そのことで実家に立ち入る権利すら奪われたことは間違っていると思います。
仏様や死んだ祖父母が悲しむことを、私の両親がしてきた気がするのです。
私は、おばたちに、両親の仏壇なのに手も合わせられないように父がこじらせてごめんなさいと正直に言いたい。お仏壇を正しく開放したい。
だけど、母が、私の気持ちを聞いて、「あんたの気持ちは、おばあちゃんを看取った実の親より縁の切れたおばたちの方にあったのか、裏切り者」というショックを受けないだろうか。
母は、義妹の実家でもある家を、今後もぶんどったまま(別荘として。両親の住まいはもとからちゃんとある)生きていくのだろうか。
仏教的に、好ましい行動はこの場合なんなのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それぞれの立場から、見える景色も異なり言動も異なります
お父様の病状がかなり厳しい状況の中で、「宿題」を抱えておられる訳ですね。御質問を拝読して、狸田羊さんなりに我が身を守るために苦心されて来られた様子が理解できます。また、叔母さんたちに対しても出来る範囲で礼を尽くしてこられたのですね。ご苦労様です。
「父は、私の祖父がなくなったとき、遺産を3人のおば(妹)と争い、おばたちと私の祖母との仲が良くないと決めつけ、最終的におばたちから実家と畑とお墓を奪って長男独り占めの状態を作り、縁も切りました。 」
この件ですが、御質問の文章からでは、祖父祖母の晩年をどのように看病介護し、畑やお墓を管理して来られたのか、少々曖昧です。狸田羊さんはお父様が身勝手な言い分を押し通したように受け止めて居られるようですが、お母さまから当時の状況を詳しく確認された方が良いと思います。他家に嫁いだ後も実家のために心砕いてくれる御親族も多いですが、面倒なことは実家を守る兄弟にまかせっきりで、たまに来て文句だけ言ったり相続上の権利の主張だけをしたりという場合も多いのです。限られた情報だけで判断すると、全体像を見誤ることがありますので、ご注意ください。
お父様と叔母さんたちとの関係は、事此処に至っては修復しようが無いでしょう。問題は今後、お母さまと羊さんが叔母さんたちとどのように接していくかだと思います。仮にお父様が亡くなられた場合、喪主となるのはお母さまであると思います。お実家のお仏壇を見ていくのは当面はお母さまだと思います。お母さまの意向を尊重しながら、叔母さんたちとの修復の可能性を模索していくしかないと思います。「仏様や死んだ祖父母が悲し」まないよう、心を配り、穏やかな話し合いが出来るよう努めてください。
編集 追記
事情が十分理解できてない中で、回答が隔靴掻痒なものとなりましたことをお詫び申し上げます。
「羊さんの御両親が共稼ぎなので、叔母さんのお世話になったこと」をお母さまと再確認しながら、叔母さんに感謝の気持ちを今まで同様に示して行きましょう。現時点で直ちに修復できれば良いでしょうけど、焦らないことです。お母さまの心や体の調子を考慮しながら、家族の歴史を整理して話し合って見ましょう。そして、あなたが皆を大事にしたい気持ちを、お母さまにも叔母さんたちにもゆっくり伝えていきましょう。
ご先祖様は
拝読させて頂きました。
あなたのお悩みを読ませて頂きました。あなたのそのお気持ちを心よりお察し申し上げます。
あなたはあなたのご先祖様が今の状況をどう思うか冷静に考えてみてはいかがでしょうか。
ご先祖様が望まれるお喜びなさるあり方や供養をあなたもお母様も皆さんが考えて頂きたいと思います。
はっきり申し上げますとご家族やご親戚の皆さんが我欲の為に争うことを何よりご先祖様は悲しまれると思います。
そうしないことそして皆さんが仲良くご先祖様をご供養なさることが正しいことです。
それにはどうすることが望ましいのかを皆さんが本心から噓いつわりなく考えて相談し判断なさってくださいね。
いついかなる時もあなたやご家族やご親戚の皆さんをご先祖様はかたときも忘れずに見守ってくださっておられますからね。
悩んだらしっかりと仏壇に手を合わせてご先祖様にお向き合いくださいね!
質問者からのお礼
質問に回答していただくご縁があって、大変ありがたく思っております。
kousyo Kuuyo Azuma 様
ご回答ありがとうございます。
私の悩みの本質を指摘していただいたと思います。
私の恐れの源は、「親のしたことは間違っていたんじゃないかと思っていた自分の本心を、親自身(母)に打ち明けること」です。「おじいちゃんやおばあちゃんがこんなことで喜んでると思う?おばちゃんの実家はおばちゃんに返そうよ」と母に言うとしたら、自分の言葉で疲れた母を傷つけるのではないかということです。
父にも、もし余命が僅かなら、心やすらかでいてほしい。おばたちにもそう願います。
今、彼らの実家のことを親族間で持ち出すことは、果たして「やすらか」なのか。
逆に、今動かなければ、一生後悔することなのか。
亡くなった祖父母の心はどうか。これ以上争ってほしくない、孫娘やもう蒸し返すなと私に言っているのか。今一度孫娘に蒸し返してほしい、この問題を子供たちに考えてほしいと願っているのか。
胃がきりきりとするほど、私の心は闇の中というか、迷いの中にいます。
まずは帰省してお仏壇とお墓のお参りに行きます。
光を見つけたいけれど、ほんとうにわかりません。
吉田俊英様
ご回答ありがとうございます。
時数の制限もあり、詳しく書けなかったのですが、祖父母はどちらも、ピンピンコロリとした死に方をしていて、介護ということはありませんでした。
私の両親は、私と妹を、おば(既婚)の一人に預けて共働きをしていて、家もおばの近所に引っ越し、農作業もおば一家とうちの家族とで実家を手伝いながらまわしていて、祖父が亡くなるまでは結束が固かったのです。
ただ、未婚のおばが二人いて、祖父が急死したとき、長男対妹3人で敵対してしまいました。父に、男尊女卑的な考えがあったことも要因です。
おばたちが自分たちの実家や親に孝行する前に祖父が急死したとして、そのとき兄である父とこじれて実家の出入りを禁止にされたまま、今度は祖母がなくなったとして、それは私の両親が実家を独り占めする根拠になるのか?長男が、妹3人から実家を取り上げ縁を切れる根拠がどこにあるのか?私はそう思うと、自分の両親の当時の決断が正しかったのかわからないのです。何より、妹との話し合いに常に飲んで泥酔してから出向いた父(近所だから)を自分が覚えているのです。
泥酔した父にしょっちゅう家に来られ、実家にもっとサービスするべきだったと絡まれ、「あなたたちの子の面倒を毎日見たでしょう、それでもそんなことをいうの」と泣いたおばを思うと、もう、私の父が死にそうだからと言って、おばの生活を乱してはいけないのではないかと思えてきました。
今が宿題の期限だと思って、焦ってはいけないのかもしれませんよね。
慎重に考えます。ありがとうございます。
追記までいただいてありがとうございます。字数の関係で、どうして私がおばに思い入れがあるのか肝心なことが質問のところに書けませんでした。
おばの一人は私を日中預かって育ててくれていたので、母に準じる存在だった時期がありました。だからなおさら、私ならおばとコンタクトをとっても大丈夫なような気持ちになってしまうのです。
でもやはり、今は平穏に暮らしているであろう相手にいきなり飛び込んで嫌なことを思い出させるようではいけないと、ハスノハに投稿するまで見えなかったところが今は見えてきた思いです。
ありがとうございます。