実家へのこだわりー義父母から離れたい
いつ、どのような形で実家に帰ろうか、そればかり考えてしまいます。父は亡くなり、弟がいるのですが独立して、母が一人で住んでいます。月に1~2度、実家の菩提寺に写経やお念仏の会に通うついでに実家に滞在するとか、実家を建て直して趣味の画室を作ろうとか、空想しています。それは楽しくはあるのですが、暮らし易かった実家での生活を取り戻そうとするこだわりでもあると思います。
自分の故郷に対する愛着はずっと前からありますが、実家へのこだわりは、結婚後に強くなりました。今の茨城での生活にいつまでたっても馴染めないことと九州の夫の家に対する拒絶の反動だと思います。
拒絶、と言いますのは、姑から無理なこと、不愉快なこと、を執拗に言われたり、されたりしたからです。大切に思っている仕事を辞めろとか、実家を訪ねると「嫁が迷惑をかけに行っている」という電話がかかって来たりしていました。1日に5~6回、1回の電話で20回程呼び出し音を鳴らしてきた時期もありました。義父母が来て赤ちゃんを自分たちで九州に連れて行くとか言ったり(実行はされませんでした)、亡き父に「嫁に来たからには九州に住むのだ」と、私のいないところで私の意志を無視して(私はそれを望みません)しつこく言ったことに対しては、恐ろしさも感じています。
このような経緯から義父母とは最近は疎遠にしていますが、恐ろしさや嫌悪感や不安が拭えません。このような感情をどのように扱ったら良いでしょうか?心を軽くしたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お一人で抱えないで
生きてきた時代背景、住環境、個人的価値観、地域や他者からの影響、先祖代々の慣習、遺伝的性格など…
人の「考え方」を構成する要素って、実はたくさんあるのですよね。
あたかもそれが「自分自身の信念だ」みたいに信じてることでも、意外と「他」に影響されてる。
馴染めないって思われるのは当然です。何せお互いどこまで行っても「他人」です。
昔の日本は結婚そのものから問答無用でしたよね。親同士の都合で成婚は当たり前。
婚姻生活で過去相当に舅や姑に虐げられてきた話を、私は多くのお檀家様のご老人から聞いています。
それでも実家に出戻るなんて、天地がひっくり返ってもしてはいけないことだったんですよね。
世の中が認めていなかった。家の恥とまで言われた時代です。
そもそも送り出した実家のスタンスが「もうここはお前の帰る家じゃない」でしたからね。
でもこれは「愛している娘のことを思っていればこそ」でもあるのですが。
今はそんな昔とは打って変わって「自由」です。
結婚も同居も別居も離婚も再婚も、家によって様々な姻族関係の「かたち」を見ることができます。
平たく言えば今のほうが昔より健全な感じにはなったと思いますよ。我慢の無理強いが無くなったのですから。ただしその代わり、「結婚離婚」というものがお手軽になりずぎて「覚悟」が足りなくなった感じでしょうか(;´・ω・)最近はくっついたり離れたりのサイクルが頻繁すぎる気がしています。彼氏彼女の延長線上みたいに。
話がそれてきました。他のご質問にて同じような回答をさせていただいたのですが、以下に。
ここが一番大事なポイントだと思っています。
質問者様は頑張っていらっしゃるご様子ですが、同時に旦那様のバックアップも必要です。
そのあたりどうなのでしょう?ちゃんと守ってもらえてますか?
こういう時こそ、ご夫婦で協力して乗り越えるべき試練ですよ(^^)
質問者からのお礼
TAIKEN(FDN)様
ご回答ありがとうございました。夫は、知らない土地での育児が孤独だったことを理解してくれず、「君に報告することは何もない」と話し相手にもなってくれませんでした。実家へ自由に帰ってはいけないとも言ってましたし、結局は義父母の方に味方するので、夫のことはもう諦めました。家事は手伝ってくれるので、夫に期待せず、経済的に自立することを考えつつ、かろうじて結婚に留まっています。具体的に話し合いをする機会を日頃から伺っています。お言葉をいただき、ありがとうございました。