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お経の種類

お盆やお葬式でお坊さんがお経をあげますが、そこで読まれるものは全部同じものだと思っていました。
この前ある仏教の本を読んでいて、宗派によって読むお経が違うことを知りました。
それぞれどういうお経がメジャーなのですか?お盆のときはこのお経とか使い分けとかあるのでしょうか?

有り難し 131
回答 5

質問投稿日: 2013年7月29日 23:19

回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。答えは一つとは限りません。多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。

kyosukeさま、はじめまして。浦上と申します。

なるほど、お経の聞き分けは難しいので、同じものだと思われたのかも知れませんね。ちなみにほとんどの宗派(浄土真宗と日蓮宗以外)で般若心経は読経されます。

さて、ひとくちに仏教といっても「八万四千の法門」というぐらい幅広い教えがあります。これはお釋迦さまが、相手の悩み・状況・性格・能力に応じて様々な教えを説いたからだ、と言われています。

実際には流石に84000種類もお経があるわけではなく、「大正大蔵経」というほぼ全てのお経を網羅したもので、約3000種類あります。
その中には260文字ほどで1巻の般若心経から、上下巻に分かれたもの、数巻で編成されているもの、中には600巻の大般若経まで長短さまざまで、合計約12000巻ほどです。

以前、タモリ倶楽部で「歌い継がれて幾千年 最新!お経ヒットチャート」という特集がありました。どういう集計かは分かりませんが、以下のような結果になっています。
スラッシュの前がお経のタイトル、後がそれを用いる宗派名です。
寺院数が多い宗派のお経が上位に入り、また複数宗派で用いられるお経が上位に入っているようです。

1位 仏説 阿弥陀経/浄土真宗・浄土宗・天台宗
2位 仏説 無量寿経/浄土真宗・浄土宗
3位 妙法蓮華経観世音菩薩普門品 第二十五/曹洞宗・真言宗・日蓮宗・天台宗・臨済宗
4位 正信念仏偈和讃/浄土真宗
5位 仏説 摩詞般若波羅蜜多心経/真言宗・曹洞宗・天台宗・臨済宗
6位 妙法蓮華経 如来寿量品 第十六/日蓮宗・曹洞宗・天台宗
7位 理趣経/真言宗
8位 妙法蓮華経 安楽行品 第十四/日蓮宗・天台宗
9位 大悲心陀羅尼(大悲咒)/曹洞宗・臨済宗
10位 白隠禅師坐禅和讃/臨済宗

ご参考になりますでしょうか (^_^)

5年3ヶ月前

kyosukeさん

こんばんは。
お経。。。宗旨や、宗派によっても違いますし、同じお経でも、作法によって 読み方が違うんですよ〜。
私は、浄土真宗本願寺派ですが、門信徒の皆さんと一緒に お勤めをします。日常勤行聖典 という お経本は、ほとんどの門信徒が持っており、ふりがなや 意味が書かれてあるので、朝夕 日常に お勤めしやすく、また子どもさんでも 分かりやすく書かれてあります。

本当に たくさん ありますので、この時にこれを読むと言うのは、お寺によっても違いがありますが。皆で一緒に 勤められるよう、勤行聖典に載っている お経を読むことが、多いでしょうね(*^^*)

5年3ヶ月前

お経は秘伝の味を作りだすためのレシピ

( ^)o(^ ) パンにも色々な種類があり、人にもいろいろな人がいますね。
パンは、こね方、熟成、調理のされ方によって、仕上がり、形が変わります。
人間も、世間や社会でもまれ、熟成し、調理され、焼かれ方によって人間性が変わります。
法にかなった調理法で味もカタチも、よく調えられたパン。
それが我々が口にする「おいしい」と感じる調理パンです。
法に適った、生き方をすれば、誰が見ても「あの人いいねえ」と調えられた人間味を帯びてきます。それがよく調えられた心です。
ですからお経は、人間の解説書、幸せになるためのレシピ、悟りのレシピとも言えます。
悟りのレシピ本である「お経」の種類(メニュー)や、
悟りの世界の表現(味がどんなものか)、
悟りの世界へ到達する修行法法(調理方法)は、世界の料理の種類くらいあります。
でも、全部読まなくていいんですよ。
料理だって全ての種類を食べ尽くさなくちゃいけない訳じゃありません。

大切なのは「おいしい」こと。
大切なのは「かみくだける」こと。
大切なのは「消化され、栄養になる」こと。…なのですから。
お経は「月を指し示す 指」と言われますように、お経の方に実物があるんじゃありません。
「あちらですよ」と月を指差す時に指を見続ける方はいません。

レシピをいくら読み続けても、調理しなければ料理は生まれません。
楽譜をみていても演奏しなければ音楽は生まれません。
きれいな字の書き方の本を読んでも、書かなければ上達しません。
よって、お経をいくら読んでも、読むだけでは仏道したことになりません。
読んで、実践、実行が無ければ、
当然、悟りは得られません、幸せにはなれません、イイ人にもなれません。

我々は人間です。大切なのは人間味。
最高の人間味とは、智慧と慈悲という醍醐味。
その秘伝のソースを作りだす為のレシピがお経。
沢山のレシピ、お経の種類があるようでも目指す味は一つで、その表現が無限にあるだけ。
彼岸、極楽、浄土、涅槃、菩提、安心、仏心、平常心。
その名は多くあれど、指し示さんとするところは、ただ一心。
我々僧侶は、日夜その料理の研究をしているシェフ。この文章もレシピのようなもの。味が伝わると良いですが。(^_^)
各お寺の(集い・法話会・坐禅会をのぞいて、醍醐味、大悟味を研究してみてください。(^O^)

5年3ヶ月前

「了義」と「未了義」・「月を指す指」

kyosuke様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

前々回のご質問からも更に仏教についての学びを進められておられますこと、誠に有り難いことでございます。

問い「お経を今の言葉でわかりやすく説明してほしい」
http://hasunoha.jp/questions/121

この際にご紹介させて頂きました『「よくわかる お経の本」講談社・由木義文氏著』は、各宗派の仏事で代表的に読まれるお経の内容が良く分かる構成になっておりますので、まだお読み頂けておりませんでしたら、是非にもお薦めでございます。

前々回の拙回答からの続きとなりますが、仏典・経典においては、その仏説の説かれ方や内容に大きな違いもあるため、分類・教相判釈して理解を進めることにもなります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/教相判釈

大まかに二種の分類としては、「了義」と「未了義(不了義)」があり、前者は、仏の真意が説かれている教えとして、後者は、方便として説かれた教えとして分けられ、また、各宗派・宗旨によっても何が「了義」で「未了義」かについても分かれている場合があります。

更には、経典は「月を指す指」であり、「月」(真理・悟り)を指す「指」を経典に喩えて、その指し示す先にある「月」(真理・悟り)が真なる仏の境地であるとして、その境地に実際に辿り着くことが大切であるとして、経典はあくまでも「月を指す指」で便宜的なものにしか過ぎないと解釈することもあります。

龍樹大師
中論・「観法品」(第十八・第六偈)
『もろもろの仏は「我〔が有る〕」とも仮説し、「我が無い(無我である)」とも説き、「いかなる我も無く、無我も無い」とも説いている。』、(第八偈)『一切は真実(そのようにある)である」、「一切は真実ではない」、「一切は真実であって且つ真実ではない」、「一切は真実であるのではなく且つ真実ではないのでもない」。これが、もろもろの仏の教説である。』

この内容は、一見すると不定主義・相対主義と思われてしまうかもしれませんが、人々の迷い苦しみに応じて説かれた方便の教えの一端を示す内容となっており、その根底に控えている仏の真理は、実は私たちの言語表現や思惟分別を超えた言語道断・戯論寂滅なるものであることを示す一例と考えることもできます。

川口英俊 合掌

5年3ヶ月前

仏教の伝来はインドから中国そして日本

仏教はインドから中国に伝来したのはご存じと思います。
その時「般若心経」などのお経はそのまま中国から日本にも
伝わりました。これらのお経は宗派が違っても使用(たぶん?)します。
しかし日本から親鸞、空海、道元など中国へ渡ったとき
既に中国でいろんな宗派に別れておりどのお寺に修行に行ったかにより
日本の各宗派の違いが生まれました。
そして日本に戻った各宗派を開いた人たちにより
更に各宗派固有のお経も生まれました。

曹洞宗では道元禅師が伝えた修証義というお経がよく使われます。
私は個人的に般若心経が好きなのでよく使います。
その他、お盆に使うお経、お葬式に使うお経など色々あります。
各宗派でそれぞれいろんなお経が有り、よく使うお経、
この行事に使うお経などがあります。

5年3ヶ月前

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