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人生にリセットボタンはありますか

回答数回答 4
有り難し有り難し 86

クソみたいな人生でした。
子供の頃に両親に逆らえなかったのが、いけなかったのだと思います。
「勉強」以外に価値を認めない両親。
「絵を描きたい。」「友達と遊びたい。」と言っても「くだらないことをするな。」と否定されました。
そして、両親に言われるままに「勉強」ばかりしてきて、気が付けば何のとりえもない、面白みもない人間に成り下がっていました。
吐きそうになるくらいつまらない毎日を、ただ生きるためだけに働いています。
正直、死にたいです。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

スタートアゲイン

今日は今日で新しい再スタートです。
あなたは東へ行って駄目だった。
では西に行ってみましょう。
西に行っても駄目だった。
ならば北へ。南へ。
どこに行ってもダメならば、求める先を間違えていたと気づきましょう。
場所ではない。相手ではない。
自分の心がその事を問題にする。その問題にする自分の心のあり方を変えてみましょう。
心には習慣性みたいなものがあります。
その習慣性が自分を苦しめる習慣であるならば、それを変えてみましょう。
人生は外に楽しいことがあるんじゃないのです。
その事を楽しめるような心になることで何所に行っても楽しくなれるんです。
そういう道があります。興味があれば求めてみてください。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

「すみなすものは 心なりけり」

迷える羊様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

仏教では、無常、無我(空)として、様々な因縁(原因と条件)によって、リセットしたいと思われようが、思うまいがに拘わらず、実は、一瞬一瞬において身体も心もリセットされ続けているようなものとなってございます。

まあ、死んでリセットするのではなく、リセットしたいと思った時がリセットされた時として、気持ち新たに、前向きに取り組んで参りたいものとなります。

高杉晋作氏の句である「おもしろき こともなき世を おもしろく」。

実は、下の句が別の人物(野村望東尼氏)によりつけられております。

「すみなすものは 心なりけり」

下の句の通りに、自分の心次第、心掛け一つで、つまらない世、毎日を面白くすることができていけるということを言わんとしている内容であります。

少しずつでも面白くしていくためにも、まずは自分にできそうなことから、前向きに調えて参りたいものでございます。

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断しています。 https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k

毎日、朝になったらリセットされています

こんにちは。

 毎日、朝、目が覚めたらリセットです。

 今までのところをやりなおすことはできませんが、これからをかえることはできます。

 今日から絵を描き友達と遊ぼう。

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おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

いつも生まれ変わりっぱなし

リセットボタンはないですが、常に新しいことのスタートしか無いです。
歩くことを考えても、人生初の一歩の連続です。同じことは二度とおきません。
同じ歌を歌っても、同じダンスを踊っても、いつも生まれ変わったかのように新しいことダラケです。

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おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

皆様、ありがとうございます。
いただいたコメントを何度も読み返し、数日、じっくりと考えてみました。

邦元さん、ありがとうございます。
これから起こるひとつひとつの出来事を楽しむ……ということでございましょうか。
確かに未来に対して、希望が持てなくて落ち込んでいたので、そうした考えでひとつひとつの出来事に新鮮さを見出してみるべきかもしれませんね。

光禪さん、ありがとうございます。
>今までのところをやりなおすことはできませんが、これからをかえることはできます。
>今日から絵を描き友達と遊ぼう。
私に必要なのは、過去を振り返って後悔するより、これからを考えることなのかもしれませんね。
まずは、ワクワクすることを探すところから始めようと思います。

川口 英俊さん、ありがとうございます。
>高杉晋作氏の句である「おもしろき こともなき世を おもしろく」。
>実は、下の句が別の人物(野村望東尼氏)によりつけられております。
>「すみなすものは 心なりけり」
いい句ですね。
私自身、己をつまらない人間であると劣等感を抱いているため、高田純次さんのように笑顔を絶やさず
周りも笑顔に出来るような面白い人間になれたらいいなというのは、日ごろから思っていることでございます。
心掛けひとつ一歩一歩とのことですので、まず、自分にできることは何か考えてみたいと思います。

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