hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

もう5年。

回答数回答 3
有り難し有り難し 28

私は小学生の頃から5年も不登校を続けていて、気付いたらもう受験生になってしまいました。

昔から初対面の人と仲良くなることはあまり苦手ではなく、
大人の人とも仲良く出来る方ではあるし
人間嫌いや人混みが嫌い…というわけではありません。

ですがどうしても学校には通えないため、
もう登校する、ということよりも
高校や将来やりたいこと等を考えています。

そこで高校受験のために勉強をしよう!と思い、
机に向かうのですが全く勉強ができません。

正直苦手、嫌い、難しい、という訳ではなく
寧ろ勉強をすることは好きでどの教科も教室や塾などオフィシャルの場でやると
楽しいなあ、もっとやりたいなあ、って頑張れるのに

自分でやろうとすると少しも手に付きません。
どこから始めたらいいのかわからないし、
どこで終えたらいいのかもわかりません。

勉強をするならまずは問題集を沢山解く!って聞いたらやってみて、
でもそしたら何回これをやればいいんだろう?
覚えられているのかな?大丈夫なのかな?
って不安になって結局気持ち悪くなって勉強をやめてしまいます。

学校に登校して突然授業を受けても
わからないなあと思うことは殆ど無いので
やんなくてもいいんじゃないか…なんて思ってしまうこともあるのですが、

そんなふうにしていたら大学も行けないだろうなあ…と思って悩みます。

勉強をしたい、学びたい、ずっとそう思ってはいるのですが

自分ではできない、やり方がわからない、集中出来ない、努力が出来ない、頑張ることが出来ない、

出来ないことだらけで試行錯誤をして自習をしても1度も続けられたことがありません。

このままダメダメになって、学校にも通えずに
ニュースのように不登校の子供が親を殺してしまう…なんてことをしてしまうんじゃないか、

なんて思ってしまいます。

どうしたらいいのでしょうか。
もう5年です、義務教育も終わってしまいます、

子供ではいられない、という現実がじわじわと迫ってきて
色んなことが漠然としたまま死にたいなあ、と思ってしまいます。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

未来は考えないこと、みーんなただのマボロシです

今まで頭の中でとにかく考えることばかりしてきたのでしょう。
しかし、未来は想像したり考えることはできても、事実は「今」目の前のことのみしか無いのです。過去も無いのですよ^^
ですから勉強したり本を読んだりスポーツの練習をしたり、ダイエットしていても、先のことばかり考えていたら不安で仕方ないはずです。何にも動けなくなります。
考えることは良いことのようでありながら、フットワークを悪くします。

あなたが進みたい方向が決まったのなら、あとは今やることをひたすらコツコツやるのみ。先のことは誰にもわかりません。結果は出てみてから分かる話。

学習のスケジュールでも立てて、毎日そのようにやれば良いでしょ^_^欲張らず一歩ずつです。

思いや考えの世界は、妄想マボロシの世界です。過去の記憶ですらあるようでいてもう無いマボロシです。

そうしたことと、目で見ていること聞いていること、鼻で嗅いでいる香り、舌で味わう味、体、皮膚で感じること全て「今」しか無いです。1秒前1秒後ですら無いです。それが事実、真実です。そこに不安や好き嫌い、善悪、嫉妬美味しい不味いなんてないです。それらは人間の作り事です。事実とは大きく離れています。世間の常識も作り事です。
仏教は事実に生きることで救われる温かな教えです。全てを赦す大きな大きな懐の深い教えです。
あなたはやりたいことが見えています。ただ先を考えず今やってみてください。

{{count}}
有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
このお坊さんを応援する

大学だけ行ったらどうでしょう?

高認受けて、高卒の資格を取って、大学だけ行ったらどうでしょう? あなたは頭良さそうだし、それで十分だと思いますけど。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/ 

日本では18歳にならないと大学受験できないのは残念ですね。
それまでは海外に語学留学したり(16歳でも入れるところあります)、アルバイトでお金貯めて旅(お遍路だって、東南アジア貧乏旅行だってできる!)したり、人生、色々できるんではないですか?

{{count}}
有り難し
おきもち

遠藤喨及
僕はウイキペディアでは以下のように紹介されています。 「日本、アメリカ、...
このお坊さんを応援する

気楽な気持ちで学んでください

拝読させて頂きました。たいへんつらい思いを抱えていることを読ませて頂きました。
あなたのつらく苦しいお気持ちを心よりお察し申し上げます。
私も中学高校は半分ぐらいでしょうか通ったのは、それでもなんとか卒業して今は社会人です。
確かに学校では集団生活や団体行動し友人を作る機会でもありますがあまりそればかり意識することでもないと思います。
学校は学習する場ですから必要最低限の学科を学んで単位を取得するところでもいいと思います。

問題集もできれば二回繰り返してやってみるとある程度は頭に残ります。そうやっておけば試験でもある程度は点が取れると思います。

あなたの心に負担がかからぬ程度にて学校で学んで必要日数授業に出て単位を取得して卒業なさってください。そしてご興味ある科目があるならばその方を進んで学んでいきましょう。その延長線上に大学の進学もあるでしょうがあまり意識することでもないでしょう。
大学では自分の学びたいことを学ぶ場所ですから今よりも気が楽かもしれません。

どうか気負わずに気持ちを楽になさって学んでいってくださいね。自分のできることをできる範囲でよいと思います。

あなたがこれから沢山のことを学校で学びご自分の中に吸収なさり、ご自分の興味関心のある道を見出されて進んで学びながらご成長なさっていかれます様心よりお祈り申し上げます。

どうかあせらずに気楽な気持ちで学んでいってくださいね。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ