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ひどいことを言われて・・・(追記です)

回答数回答 3
有り難し有り難し 31

先日の質問に言葉が足りなかったので
追記させていただきたいと思います。

授業中に怒られたのですが、その後質問に行き
さらに教授に叱責されたときのことです。

「こんなことも分からないのか。これは異常(という単語)だ。こんな単語も知らないなんて、それこそ異常だ!」
怒られた後だったので、火に油を注いでしまったんですね。
そして、たまたま異常という単語だったので勢いで出たんだろうと思います。

“異常”と言われてしまった側としては、全否定された、異常な人間なのかと考えてしまって、何十年も経った今も、心の傷となって残っています。

怒られてるので質問しに行かなければ良かったのですが
いいタイミングで謝罪をしようと思って行ったら
逆に、ひどく怒られてしまい、謝ることすら出来ず
しんどい思いをすることになってしまいました。

酷い言葉をうまく消化する方法、聞き流す方法、
また、どうやったら、うまく割り切れるのか教えてください。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ひどい言葉も思い出も怒りと共に燃やしてしまわれては

masaさんこんにちは、20年以上の前の教授からのひどい言葉と思い出がお心の中にトゲとして刺さっているのですね。授業中に受講態度が悪く怒られたのは別に悪意はなく他の考え事があられたのですね(私は日常的にありましたが・・・)、そこで質問を名目に謝罪に行かれたのですがタイミングが悪いというか順番が悪いというか逆に心の傷口に塩をすり込まれたわけですね。前回のご質問で佐藤良文上人が言われた通りですが、なかなかそうは行かないのですね。あなたが謝罪のために行かれたことはよくわかりました、だから逆に余計に傷つかれたとも思います。もちろんその教授はその時怒りに身を任せ思う以上の言葉を言ってしまい後悔もされたと思います。このことからあなたも身をもって知ったように人は怒りに囚われたとき心に思う以上のひどい言葉を発してしまうこともある(逆の言葉を言ってしまうこともことももる)。そしてその言葉が必ずしもその人の思うところでもないし、自分の言葉も相手に全て想いが伝わっているわけではないということです。それを補うのは、言葉が足らないのはお互い様との心の寛容性と、それでも人を信じてみるとのことでしょうか。(ご両親との中でも思い当たることはありませんか)。それを踏まえてそのひどい言葉と思い出を怒りと共に消しましょう。前に同じようなご質問された方から教えていただきました、そのひどい言葉と思い出を怒りと共に紙に書き出してその紙を燃やしてください。その燃え上がる炎にてその思い出も燃え尽きていきますよ。またご希望でしたら光永寺に郵送してくださればご供養のちお炊きあげします。それにてその傷をあなたのお心から消し去りましょう。私達は傷つけるつもりはなくても傷つけ合って生きています、だからこそお互い様なのです。私はあなたを許します、だからあなたも私も含めて誰かに傷つけられたとき許してあげてくださいなのです。仏さまは苦しむあなたを心配しながら見守られておられます、あなたはひとりではございません。またこちらにお越しください。

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長くサラリーマンをしていて、16年前先代の跡を継ぎました。住職となって改め...
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過去の問題に焦点を当てることで、何が起きるのか?

 こんばんは。その節は、私も読み落としがあり、失礼いたしました。貴女は過去にも同じ様な追記をされたことがありますが、この行為に何かのヒントがあるような気がします。
 既に吉武師が指摘されていることではありますが、「今を中心に生きましょうよ」というのは、仏教の大きな柱です。過去の「やり残した宿題」が思い出されるのは、まさに未解決である故なのですが、大概の人は未解決の…そして大部分は解決不能の…問題を抱えつつ、でも「今」も(あなたより平然と)生き続けています。
 そこで、タイトルにある問題を立ててみました。「ふとした時に過去を思い出し…」と仰いますが、多分その時には何かキッカケが「いま」にあるのではないでしょうか?いま置かれている状況のどこかに、過去と似たパターン(衝撃的…の初回)を見出し、そちらへ自らを投じていく…。その行為にメリットがあるとすれば、「いま置かれている問題を扱わずに済む」かも知れません。いま何かを判断し、何某かの行動を取らなければならないのだけれど、それを回避している。そんな仮説は当てはまりませんか?
 「今の生活に問題はありません」ならば「ハズレ」ですからそれでいいのです。けど、思い出というのは大概、連想で出てきます。「どんな瞬間に、過去の問題を思い出すのか」が観察できると、何か一歩動けるような気がします。その一歩が解決に向かうのかは分かりませんが、少なくとも今と異なる状況になるような…。
 すっぱりしたお応えでなく、すみませんが。仮説を立ててみました。

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一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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苦しみに慣れていないからショックを受けた

過去の質問も拝見いたしましたが、あなたは、他の人にとっては「まぁ、よくあることだよね」ということに、かなりショックを受けておられるようです。
教授に怒られたり、バスに置き去りにされそうになったりというのは、
誰でも似たような体験があると思います。
普通のできごとです。
しかし、あなたはまるで、お城から初めて外に出たお姫様のように、ショックを受けてしまったのですね。
あなたは、もっともっと失敗を重ねて、失敗に慣れてください。
もっともっと人から怒られて、怒られることに慣れてください。
仏教では、この世の現象はみーんな苦しみだと考えます。
これは、決して暗い考え方ではないのです。
苦しみを知らないと、苦しみに遭ったときショックを受けます。
しかし、苦しみが普通、苦しみに慣れっこになっていれば、苦しみに耐えられるのです。
自分自身が苦しみに会うのは、いきなりは怖いでしょう。
それだったら、本や映画などでたくさんの人の苦しみを追体験してみてはどうかでしょう。
たくさんの人が、色んな人から怒られたりしかられたりクレームを受けたりしている、そのような世間を学んでみてはどうかでしょうか。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

光永寺 憲章 さま

ご回答ありがとうございます。
>怒りに囚われたとき心に思う以上のひどい言葉を発してしまうこともある。そしてその言葉が必ずしもその人の思うところでもないし、自分の言葉も相手に全て想いが伝わっているわけではないということ・・・

お言葉の通りだと思います。
勢いに任せて出てしまう言葉は、思った以上にキツイ場合がありますものね。
ひどい言葉と思い出を怒りと共に紙に書き出して燃やしてみるという方法
心落ち着くまで、何度かやってみたいと思います。

光圓寺 佐藤良文さま

ご回答、何度もありがとうございます。

おっしゃる通り、きっかけはTVであったり、話の内容であったりします。
普段は、聞き流せても、負のスイッチが入ってる時はそこに留まり、心を惑わせます。
「いま置かれている問題を扱わずに済む」というお言葉がございましたが、それもあるかもしれません。
確かに、1歩踏み出さなければいけないことがございます。
悶々としながら後回しにしようとしてるだけかもしれません。
何か変わるかもしれませんので、『今の問題』に頑張って目を向け、1歩進んでみたいと思います。

願誉浄史 さま

ご回答ありがとうございます。

ご回答にある通り、怒られ慣れていませんし、失敗にも慣れていません。
大人になってから体験しているので、ショックを人一倍受けてしまうのかもしれません。

>苦しみを知らないと、苦しみに遭ったときショックを受けます。
 しかし、苦しみが普通、苦しみに慣れっこになっていれば、苦しみに耐えられるのです

その手のTVや話を聞くのも苦手ですが(自分の事のように感じてしまうので)、出来るだけソフトな物から試してみたいと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ