仕事しながら愚痴ばかりの自分が嫌です。
何度もこちらを伺わせていただき、感謝の思いです。今日は仕事しながらの自分の愚痴に嫌気がさして、どうしようもなくなり伺いました。今の仕事について3ヶ月になります。病気療養の末の新たな仕事に上司や、職場のスタッフにも恵まれているはずなのですが、今までの経験以上の仕事内容に毎日、愚痴ばかり言って、、なおかつ、職場のスタッフに聞いてもらいたいばかりに大変さを露骨にしてしまう自分に嫌気がさしています。辞めたいけど本当に辞める強い気持ちもないのに、自分が頑張っていると認めてもらいたい気持ちを押し付けていると思います。そんな自分がだいっきらいです。正確には現場責任者ではないのですが、3ヶ月でいちばん古いというところから、施設スタッフからのクレーム対応にもかなりの心のすり減りがあります。本来、自分はそのような器じゃないと自覚があるからこそ、ストレスにしかなりません。でも、上司には情けない自分を見せたくないという、プライドばかり高い自分にクタクタです。自分の心に折り合いをつけて、前向きに仕事をこなす強い気持ちを持ちたいです。アドバイスよろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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がんばって迷惑をかけよう
まなちゃん、はじめまして。質問を拝読いたしました。
まなちゃんは、今の仕事について3ヶ月になり、病気療養の末に新たな仕事を見つけたのですね。新しい職場は上司や、職場のスタッフにも恵まれているのですが、今までの経験以上の仕事内容に毎日、愚痴ばかり言ってしまうのですね。さらに、職場のスタッフに聞いてもらいたいばかりにまなちゃんが仕事の大変さを露骨にしてしまい、自分に嫌気がさしているのですね。
私は、最近ふらりと立ち寄ったコンビニで本を買いました。心屋仁之助 著『人生に奇跡が起きる魔法の言葉』です。心屋仁之助節が心地よい内容となっています。
『人生に奇跡が起きる魔法の言葉』のなかで、私がハッとしたのは次の項目でした。
「迷惑をかけよう」です。心屋仁之助さんは人から迷惑をかけられるのが大嫌いで、さらに自分が人に迷惑をかけるなんてプライドが許さなかったそうです。心屋仁之助さんはひたすらがんばりましたが、「自力で生きることは、他人を信頼していないことだ」と気がつきました。そして、心屋仁之助さんは人生を変えるために「がんばって」他人に迷惑をかけてみた結果、周りのみんながとても喜んでくれたのです。
目からウロコな話ですね。
私も人から迷惑をかけられるのが嫌いです。自分にできないことがあれば「努力が足りないのだ」と思っていました。しかし、仏教では「自利利他」を説きます。自分を大切にして、他人の役に立ちなさいという意味です。
つまり、「がんばって」他人に迷惑をかけることは、誰かがあなたの役に立つことを作っているのです。
まなちゃんは、自分が頑張っていると認めてもらいたい気持ちを押し付けしまうのですね。ここは、「がんばって」迷惑をかけて助けてもらいましょう。きっとまなちゃんの周りの人は、まなちゃんを助けたくてウズウズしているのです。
愚痴は仏教では毒であると説きます。
まなちゃんが毒である愚痴を吐き出さずに、「がんばって」迷惑をかけ周りの人の利他心を満たすことができるよう祈念しております。
質問者からのお礼
中村太釈様、まっすぐなご回答ありがとうございます。読ませて頂いた直後、自分の気持ちに許しができました。がんばって迷惑をかける。上司はじめ、現場のスタッフは真に話を聞こうかしてくれたり、力になろうと言うありがたい姿勢に感謝していながら、甘え過ぎだと思っていました。自分に毒な愚痴ではなく、みんなに甘えながら 今、こうして仕事ができてることに感謝しながらがんばっていきます。それでもまた、つまづいてしまったら、また寄らせていただきます。本当に気持ちがほぐれる優しいお言葉ありがとうございました。