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とあるお寺の檀家なのですが

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先代のお坊さんはとても良い方で、人徳者でした。
しかし、今代のお坊さんがとてもよくないです。
葬儀をあげるとき、1週間以上待たせたり、お布施をたくさん要求したり、話もなく勝手にお坊さんを余所から呼び、その分割増しにしたり、檀家を辞めたいという方に金銭を要求したり…
常に多くの金銭を要求してきます。
お坊さんになる修行もどうやら袖を通して早めに切り上げた等、悪いうわさしか聞きません。
お寺は田舎にあり、小さいお寺なのでそのお坊さん一人でおります。
代々そのお坊さんの家系が継いできたのですが、このお坊さんをお寺からいなくなって貰うことはできるのでしょうか?
また、新しいお坊さんに来ていただくことは可能なのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お寺は僧侶の所有物ではありません

お寺には役員さんがいます。
そういう方々と話し合えば、そういう意見が通る事もあるでしょう。
たぶん、知らないのでしょう。
僧侶というものが何をすべき者であるのか。
医者も僧侶も選ぶ時代です。
あなたを精神的に導いて下さる人、菩提=悟り・やすらいに導いて下さる人を師とすべきでしょう。
まずは、あなたが菩提心を持つことです。
石ころ一つ、葉っぱひとつ、全宇宙を私が救うのだ、というくらいの菩提心を爆発させてみてください。
なるべくようになるでしょう。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

皆さんでご協議なさって

拝読させて頂きました。ご住職様が代わられてそのようなトラブルが起きることはよく耳にしますね。本当にお困りのこととお察し申し上げます。
お寺にはそれぞれに檀信徒の総代さんや世話人さんと言われる役員さんがいらっしゃるのが一般的です。
ですから今の実情をその役員さんたちにお伝えなさってみてはいかがでしょうか?
先ずはそこからでしょうね。
それで改善されていけば宜しいでしょうし、改善の見込みがなければ檀信徒の皆さんでご相談なさって頂き、ご住職様に代わって頂くか協議して判断することになるでしょう。

仮に新しいご住職様をお迎えするのも市や県など地域単位の教務所や宗門や本山との調整した上で新しい方を推薦して頂きお願いすることになりますからとても時間がかかります。ですからその間には仮にどなたかに兼務して頂くこと等も必要になります。
いずれにせよ皆さんでしっかりとご相談なさって先々のこともよくお考えなさってご判断なさってくださいね。
あなたの菩提寺様がしっかりしたご住職様がお勤めなさり、ご先祖様も檀信徒の皆さんも安心して頂けるようになられますようにと仏様にお祈りさせて頂きます。

本当はこのようなお申し出があることをとても悲しく思います。それぞれに言い分や実情があるとは思いますが、ご住職様が皆さんに寄り添い思いやりのお気持ちを持ってお勤めなさって頂ければと切に願います。合掌

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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

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