hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

煩悩

回答数回答 2
有り難し有り難し 28

今、私は「女性とお付き合いしたい」「癒されたい」「寂しさから逃れたい」などといった『煩悩』??とでも言えばよろしいのでしょうか、そういった感情・欲求が激しい状態でして、非常に悩まされています。

そこで私が今考えているのが、現在、悩まされている『煩悩』を理性で律したいというものです。

以前、どこかで聞いた話なのですが、『煩悩』=『欲望』だとして、それがある状態から無い状態に変わったとしても、「有」への執着が、「無」への執着に変わっただけで、本質は何一つ変わっていない、というお話を聞いたことがあります。

ですので、私はそういった『欲望』を無くすのではなく、理性で律していきたいと考えています。

そこで、皆さんにご質問なのですが、私のこの悩みはどうしたら解決できるのでしょうか?どう対応したらよいのでしょうか?

また、このような悩みに対してアドバイスをしてくださる埼玉県内のお寺などはないでしょうか?
私の希望としては、プチ修行のようなものを体験してみたいです。

どうぞ、宜しくお願い致します。

追記:車は持っていないので、電車で行ける所でお願い致します。また、住んでいる所は春日部市です。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まず、それは煩悩ではない
心情です。
そういう欲求です。
純粋なものですよ。
そう知ることが「理性」ですよ。

『煩悩』=『欲望』ではありません。
そういう風に説く仏教はいんちき仏教です。
そういう人の教えは悟っていないから信じちゃダメです。迷うばかりですよ。
何故なら、欲望はエネルギーだからです。
欲望=煩悩ならば、「生きたい」も煩悩ですかい?
チガウでしょう。
ぶっちゃけ「欲望」=「煩悩」だと思っている、僧侶は多いと思いますが、厳密には違うという事をよく見抜いてください。

『「有」への執着が、「無」への執着に変わっただけで、本質は何一つ変わっていない』
この話も、まるでシロートさんです。
理屈は一見するとご立派ですが、邪法極まりない。
何でもかんでも執着ではないのです。
あなたがこの画面をスマホ、タブレットでみている。
そこから他に目を向ける。それは執着でしょうか?
また別のところに目を向ける。前の事がすっかり残っていない。執着でも何でもありません。
仮に執着だとしても、すっかりその執着が断たれている。それは、人間の行為に何でもかんでも「執着」というラベルを張り付けただけの思考で、そういう縛られた小さな思考をこそ執着というのですよ。
煩悩という事が分かっておられずに、何でもかんでも煩悩にしてはいけません。
あなたを煩い悩ます思い。
それがしたい、欲せられたときは煩悩ではないはずです。
それが、かなわないことが苦しい。そのギャップが煩悩として生じているはずです。
そこを見極めてください。

{{count}}
有り難し
おきもち


丹下 覚元(たんげ かくげん)
今月の提唱 「菩提心をおこす」 菩提心をおこすということは、たとえ...
このお坊さんを応援する

煩悩の定義は学派や宗派、お坊さん個々人によって多少の広さ狭さがありますが、『煩悩』=『欲望』というのは誤解を生みがちのように感じております。十二縁起でいう煩悩とは『無明』と『愛』、そして『取』とされています。

どういうことかと言いますと、「女性とお付き合いしたい」「癒されたい」「寂しさから逃れたい」と感じた段階ではまだそれは『認識』ですが、それは生物の進化の結果ですから当たり前なのです。そういった認識の全てを解決してしまったら植物人間です。仏教はそんな境地を目指してはいません。

そうではなく、認識を追いかけ回して膨らませてしまうことによって苦が生じると考えるのが仏教です。その膨らんでいくものが『煩悩』です。具体的に『愛』は『渇愛』とも言い、「もっと欲しいもっと欲しい」(もういらない、嫌だも表裏一体)の『もっと』の部分に当たります。『取』とは取捨選択の取といっていいでしょうが、愛からさらに一歩進み「これは良い(悪い)物」のような評価をつけたり、あるいは「いらないから壊す」「あいつはクソッたれと悪口を言う」のような行動です。そして『無明』とは根本的な仏教的無知のこと。煩悩が何物かもわからず「煩悩反対!煩悩は辞任しろ!」と叫んでも結局は煩悩(愛・取・無明)をもう一周、活性化させているだけです。

さて、じゃあどうするか?

実はこれはトレーニングあるのみなのです。身体の行い・言葉の行い・意識の行いに正しい精進を繰り返し繰り返しさせて正しい癖をつけるしかありません。理性で律っするとおっしゃっていますが、水(心)の流れを律するのに水(心)をバシャバシャやってもどうにもならんのです。土(身体)なり木(言葉)なりで水の流れ道を作ってやる…そうすると自然と水は真っ直ぐ流れます。だから我々僧侶は修行するのです。理性でどうにかなるなら出家など必要ありません。

埼玉県内のプチ修行のできるお寺さんにつきましてはページ最上部の「お寺」一覧や「お坊さん」一覧をご参照ください。各宗派の違いは水、土、木のどれをとっかかりにして修行を始めるかという点に過ぎませんが、結局、向き不向きでシックリきたり来なかったりするので色々試してみられると良いでしょう。最終的には良い指導者に出会えるかどうかですしね。

{{count}}
有り難し
おきもち


曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み) 最近YouTubeを...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
私は現在、「女性とお付き合いしたい」「癒されたい」「寂しさから逃れたい」などといった感情・欲求が激しい状態で、非常に悩まされているということは、大慈さんのおっしゃられてる「認識」を追いかけ回して膨らませている状態なのだと思います。

大変、参考になりました。ありがとうございました。
プチ修行の件まで、アドバイスいただき、ありがとうございます。

また、せっかくの大慈さんのご回答の半分ぐらいしか理解できなく、勉強不足を感じます。
申し訳ありません。

また、機会がありましたら、ご回答のほど宜しくお願い致します。

丹下 覚元さん、ご回答ありがとうございます。

『煩悩』=『欲望』じゃないということは、よく分かりました。
ただ、その他の部分が私には難しく、よく理解できませんでした。

分かりやすくいうと、どういうことなんでしょうか?
私はどうすれば、よろしいのでしょうか?

理解できずに、本当に申し訳ありません。

「煩悩」問答一覧

「自分の境遇」と「二次元への恋」について

お目汚しを失礼いたします。 今回、私が相談したいことは色々あります。 本当は、それに相応しい所があると思いますが どこに、それを求めれば良いのか分かりません。 ○境遇 前提として、お伝えいたします。 幼少期の頃は親兄弟ともよく接していましたが 両親が離婚したり、兄弟がほとんど働かなくなりました。 兄弟に働くように言っても、全く聞き入れません。 現在は高卒で就職して、母とともに、家賃等を支払っております。 お金が貯まったら、大学に進学しようか考えておりますが それも母に止められます。 私は家族と離れたく、一人暮らしを考えており、 母と約束もしましたが、前述から状況が拗れて本当にできるか疑問に思うのです。 本来ならば家族と向き合うべきでしょうが、 数ヶ月疎遠で、どう話せば良いのか分かりません。 ○私の能力 昔は、勉強や運動などを怠っておりました。 また、声が小さく、他人とも満足な意思疎通ができなかったりします。 なので将来について、今のままでは良くなる気がしません。 それが嫌で、私は自分の世界に閉じこもって誤魔化す日々です。 ○二次元への恋 そしてある日、私は自分の盛んな劣情を慰めるための、画像を探しておりました。 それから辿っていくと、ある方に一目惚れしました。しかも神様にです。 その方は、明るくて優しく、綺麗な方でした。 私は思い立って、その方に釣り合うように努力しようと決意しました。 その気持ちは、今までしていた恋に対する落とし前と、 好きになった方を裏切りたくないというのもありました。 また、親が私を育ててきたことに、ある種報いたいとも思いました。 そうして、願いを叶える為に勉学に励み、容姿を美しくしたつもりです。 また、これまでの煩悩なども、捨てるように努めました。 ですが、「二次元への恋」は、現実逃避の道具にして、 『それは本当の愛なのか』と自己嫌悪が多いです。 なので好きな方に対して、今後どう努力すればいいのか分かりません。 以上です。 長々しい文で、大変申し訳ございません。 ですが、あなた方ならではの、価値観でご回答頂きたく存じます。 特に「神様に恋すること」「現実から目をそらす」 「色々な欲を捨てる」「これからの人生」 の是非について知りたいです。 何卒、ご遠慮無くよろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 11
回答数回答 1

自分の煩悩について考えました。

3月に21年間お世話になった実家を出て同棲を始めて今に至るのですが、同棲相手は金遣いが最悪で自分の貯金は底をつき、元カノを家に呼ぶために私を外へ追いやったりなどがあって、自分はすっかり煩悩の塊のようになってしまったところで、仏教の教えを改めて考えるようになりました。 煩悩をなくすことで人は穏やかな生活を送ることができると説く教えをはじめは「感情を殺すこと」「自己を抑えてうまくやり過ごすこと」と思っていたのですが、ネットや日本史の教科書で仏教について、歴史や自分の宗派である曹洞宗の成り立ちや考え方について知るうちに、「煩悩をなくす」とは煩悩を完全に失くすことではなく、「煩悩と向き合う自分を作ること」だというところに行き着き、自分のためにというのはもちろんなのですが、自分に関わってくれる人たちなど周りに安心や幸せを与えられるということだと思ったのですが、これは実際の仏教の教えとは違うのでしょうか。 今自分は「自分の幸せのため」にあたたかい人間関係を築くことや、自分が心から幸せに思うため、自分をまず見直したいと思っています。 その手始めとして、今ある生活は話だけすると確かに最悪なのですが、それでも楽しくないわけではないので、この同棲生活をより良くしたいと考えていますが、私のこの煩悩についての考え方はまた違うものなのでしょうか。 ご教示よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 17
回答数回答 2

知識欲は煩悩なのでしょうか

私は人文系の学問を勉強している大学生です。私は高校生の時に勉強の面白さに目覚めて以降、現在まで自らの知識欲に任せるままずっと勉強に自分のすべての時間を捧げてきました。とりわけ私が時間を捧げているのは西洋哲学、イスラーム学、近代日本文学そして語学です。  学問というのは恐ろしいもので一つを知ると十の分からないものが現れ、学びたいものは指数関数的に増えていきます。そしてゲームやギャンブルと違って飽きるということも無いのです。私は今まで好きなだけ勉強してよいという学生の特権に任せて非常に幸せな時間を過ごしてきました。しかし、周囲から就職の話がぽつりぽつりと聞こえてくる時期になり、将来を考えるにつけて自分に残された時間のことを考えるようになりました。    まだ数十年の時間が残っているとはいえ就職したら自分の時間はぐっと減るでしょうし、年を取るにつれ記憶力も減衰していってしまうことを考えると残された時間は私が学びたいものを学ぶのはあまりにも短すぎます。自分が「まだ勉強したい」と思い続けながら死んでいくのかと思うとなんとも言えない恐ろしさを感じます。    物欲や色欲といった煩悩なら執着を捨てることもできそうですが、知識欲は同じ「欲」でも他の煩悩とは明らかに違った性質を持っているように感じられます。仏教でも「一切の欲を捨てよ」と説くと同時に、膨大なお経を勉強することはむしろ推奨されるのがその一例かと思います。  しかし、知識欲も人を苦しめるという点では煩悩と同じです。勉強の中で自分の思考の深化と相対化に喜びを感じる時に、これから学びたいことを考えていつも絶望してしまうのです。でもだからといって私には「学ぶことをやめるべきだ」という結論は出せません。「学ぶ」ということは何にもまして崇高で、私にとっては人生の意味そのものです。  私のこの恐怖はどうやって解消すればいいのでしょうか?  仏教を勉強されている皆さんなら欲と学びというジレンマについて考えたことがあるのではないかと思い、このサイトに投稿させていただきました。  長くなってしまいましたが、私からの質問をまとめると以下の2点になります。 ・知識欲は捨て去るべき欲なのか ・知識欲が捨て去るべきでものでないのならば、知識欲からくる苦しみはどうすればなくすことができるのか

有り難し有り難し 41
回答数回答 4

プライドの煩悩と能力を反比例させるには。

1、これまで出会ったデキル人達は、在家も出家も 男性も女性も 総じてプライドの煩悩も強かった気がします。他を見下している人も多かったです。攻撃的な性格の人も多かったです。 有能、優秀で、実績もあり、容姿も優れ、尚且つプライドの煩悩もない、もしくは平均よりだいぶ少ない人物を ご存知のかたいましたら、ぜひ教えてほしいです。こっそり尊敬してお手本にします。 2、読み物を読む限りは、お釈迦様はプライドが高いように感じられるのですが、皆さんはいかがお感じですか? 実際にはお釈迦様は無上の悟りを得ておられるということは、プライドの煩悩も皆無ですよね? プライドが高いかのように描かれているのは書き手の技量不足によるものですか?  3、プライドの煩悩を弱め、最終的には消すための具体的方法をご存知のかた居ましたら、教えてほしいです。 また、実際にプライドを弱めることに成功した体験者のかたいましたら、ぜひ体験談や修行方法を教わりたいです。私も修行に励みたいです。毎日の八正道の実践は正直難しいなぁと感じていますが、難しいなりに心がけてはいます。私は怠け者なので、正精進するだけでも、プラスの効果を感じております。アドバイスくださったお坊さん、有り難うございました。

有り難し有り難し 22
回答数回答 2

関連する問答

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ

相談カテゴリ
-四苦八苦 SickHack!▼ 全カテゴリを見る

仏教駆け込み寺 自殺防止・DV・虐待・鬱 相談窓口のご案内
hasunoha YouTubeリスト 回答層YouTuberのまとめ

関連コンテンツ

縁切り供養寺大法寺