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焦燥感が止めどなく。

回答数回答 2
有り難し有り難し 26

色々考えていくと自責の念で焦燥感と衰退感で疲れ切りました。夜には涙が止まらなくて、顔面がこわばります。
真剣に仕事を辞めた方が良いのではないか、と思うようになりました。
結局負け組ですね。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「しあわせ」になるためには❝忍辱行(にんにくぎょう)❞です。

日本では江戸時代まで「しあわせ」とは「仕合わせ」=「(一生)仕える事・人に出合える」ということでした。
あなたは今のお仕事を〈辞めた方が良いのではないか〉と迷っておられるようですね。恐らく職場の人間関係や仕事内容が思うようにならず〈焦燥感と衰退感で疲れ切った〉状態なのでしょう。
しかし、仕事を変わっても「考え方」が変わらなければ、また同じような悩みに出くわすでしょう。
仏教では❝人生は苦(=自分の思い通りにならない)なり❞と教えます。その苦の一つに❝怨憎会苦(おんぞうえく)=顔も見たくない・口もききたくないという他人にも会わなければいけない❞というものがあります。恐らく〈自責の念〉が湧いてくるのは、そんな状況なのではないでしょうか。
さはさりながら、それを耐え忍んで(我慢・辛抱して)精進・努力することで、「しあわせ」になるのです。それが人生修行(仏道修行)ということです。その修行を❝忍辱行(にんにくぎょう)❞と云います。決して「負け組」ではありません。人生に勝ち負けなんか有りません。結局、自分に負けることが「負け組」という事になるのです。ご回答になったかどうか・・・。合掌 南旡阿弥陀仏

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有り難し
おきもち

決断は御自身で…やってみますか!

 御自身を追い詰めていらっしゃいますね…止めて下さい。何の益もありません。
 仏教の求めるところは結局「さとり」です…難しく感じてしまうかも知れませんが、「さとり」とは自分の一切のとらわれ、思い込みから離れた状態のことです。
 こうあらねばならない…出来ればそうなればよいでしょう。出来なかったら…あきらめるのです。「諦(あきら)める」の「諦」とはさとりのことです。物事をしっかりと見て思い切る、思いを断ち切るの意味です。
 勝ち組・負け組は存在しません(…「私達勝ち組ですよね」「あなたなんか全然勝ってないし」…「あ~ぁ 私達負け組だ~」「何言ってるの。そんな恵まれた暮らしして!」…の感じです)。やはり自分が自分をどう思うかなんですね。ならば我が思いを離れた方が良いと感じませんか?
 仕事お辛いなら辞めるのもアリですよ。このままではあなたが心の病気になってしまいそうな気がします。もうムリ!と思ったならば一旦今の状態離れましょう。
 その為にはその後のこと(仕事・生活)を考えておく必要があります。
 職歴活かせますか? 難しいなら今の時代、何らかの資格が必要かも知れません。
 当座の生活が出来るならば、資格の勉強に打ち込む。それがムリならば、アルバイトをしながら勉強することになるでしょう。体は持ちそうですか。
 会社を辞めても楽にはなれない、安泰ではない。でも心身壊しては元も子もありません。
 今の日本、生きていくことは何とかなる、そして何とかしてやるの気概を持って職を辞する、またはいつでも辞める覚悟でもう一踏ん張りしてみる…。
 どの道もアリです。決断は御自身がされるのです。人任せでなく…そんな真剣なあなたをこそ御仏が支え、ハスノハ僧侶方が応援します。
 
 

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おきもち

質問者からのお礼

小林様、大塚様の言葉に張りつめていたものがスッと楽になる、不思議な気持ちになりました。見ず知らずの私に優しさをありがとうございます。

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