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転職。頑張れる?

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有り難し有り難し 9

いつも拝見しております。

いまの職場はそれなりに気に入っていたのですが、転職したいと思い転職活動をしています。
おかげ様でいくつか内定を頂いたのですが、ここへきて迷っています。そとひとつは正社員でしっかりした会社でもうしぶんありません。そこに決めるには自信がなくてなやんでいます。
今まで非常勤でゆるやかに働いていたのに毎日ハードな仕事がこなせるのか?
だめですぐクビにならないか?
家事がおろそかにならないか。
今日のよるほかの候補の会社と面接するのでそのあと決断しますが。
明日の朝には
締め切がくるのにまだふあん。
急いで決断しなくてはならない状況で自分の優柔不断さに呆れています。
仏様のおちからを頼みたいと祈るしかない気持ちです。
どうか心構えをアドバイスください。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

答えは現場にあります

今やっておられることは、まだそうなっていないうちからあなたの頭の中で勝手に考えている妄想ではないでしょうか。
答えは頭の中ではなく現実の実際の中にしかありません。
実物、実際が教えてくれるものです。
自分で思い起こされたことを現実感たっぷりに持たせて考えてしまうことで、現実の実際と思えていることが混同されてしまいます。
思っていることと実際が違うことを確かめる為にも、ぜひ足を一歩進めてみてください。
後は現場が教えてくれます。
悩んだり病んだらまたお越しください。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

是か非か

今まで非常勤でゆるやかに働いていたのに毎日ハードな仕事がこなせるのか?
→やってみなけりゃわかりません!試しに一歩進めてみますか。

だめですぐクビにならないか?
→それこそやってみないことには。意外と天職になるかも。

家事がおろそかにならないか。
→多少はなるかもしれませんが、そこら辺はご家族と相談ですな。

ダメならダメで、その時はその時です。命取られやしませんので安心して(^o^)
「どうせ後悔するのなら、やらずにする後悔より、やってする後悔のほうを、僕は選びたい」
そんなことを、過去思っていた時代があります。

貴女にも私にも、今という時間は今しかないのです。ぜひ大事になさって。
あと、迷っているということは「踏み出したい気持ちが在る」ということの裏返しですね(^o^)
例えば思い切って踏み出して下手こいたって、ご家族はそんな貴女を誇らしく思ってくれるはず。ご自身だって自分を誇らしいと思えるはず、やって良かったって思えるはず。

ただし「やめる決断」というのもひとつの意思決定です。そこら辺の正直な自分の気持ちをちゃんと天秤に掛けてどう思えるのか…直感でも良いです。ちょっとでも良いからフッと傾くどちらかの方向で、進むその先の道を拓いていってください。

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有り難し
おきもち

現代は実に「背負い込んでる」人が多いと思う。 別に自分が背負い込まなくても良いようなものまでも、率先して背負い込んでる。 で、結局悩んでる。自らの意志で背負い込んだのにね。 そこのあなた、身に覚えありでしょう? ほら、そうやって決めつけちゃうの、やめませんか? 立ち止まるのが早すぎやしませんか? 40代半ば愚僧の超個人的なボヤキだと思ってくだされば幸いです。 私の回答が誰かの人生の潤滑油になればうれしいな。 常にいろいろ勉強中!死ぬまで修行中!ここhasunohaも道場のひとつです! お付き合いのほど、よろしくお願いいたしますm(__)m

質問者からのお礼

ご多忙のところ早速のご回答ありがとうございました。やってみなくてはわからない。不安は自分が作っているもの。心にひびき背中を押される気持ちになりました。実は昨日の夜、ほかの会社の面接があり、今朝回答を待っています。こちらは一年契約とはいえ魅力を感じました。でも選ぶのはあちら。ぎりぎりの線での交渉でどうなるかわかりません。でもどこへ行ってもご縁を大切にやってみようと思えるようになりました。もうすぐ決断の時がやってきます。仏様のお導きがいただけるよう祈ります。

おかげ様で昨日の会社からも内々定をいただけて、なんとなくしがみついていた正社員のお話は御断りすることにしました。これからうまく進むことを祈ります。あえて契約社員を選択しました。やってみたいなと思ったので(^^)

煩悩スッキリコラムまとめ