hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

娘の部活

回答数回答 2
有り難し有り難し 21

高校生の娘は、テニス部に所属しています。1年生からレギュラーで試合などに出させていただいてます。2年生になり部のキャプテン選びで周りからはうちの娘が候補だと言われていました。
このテニス部は、代々学業と両立していく子供がリーダーになるのが慣例でした。そのため娘は部活だけだはなく勉強や私生活も頑張っていました。
しかし蓋を開けてみましたら、私生活もだらしなく、練習も適当、もちろん勉強もやらず、授業中にはずうっとしゃべり、他の先生が注意をしても聞かない子がなっていました。
その子の母親は、やたら部の先生に、毎回差し入れをしたり、遠い遠征会場にも応援にいき、先生に対してよく気の利くお母様です。先生とも親しく対応し、先生のいうことはすべて肯定される人でした。私は、娘が入学したころ、先輩に妬まれ、SNSで中傷をうけたときに、この先生に意見をしましたし、先生の考えでおかしいな点は、違うと発言をしてきました。
まさにそのご家庭と逆な対応をしていました。
今回のこの選考には、正直がっかりしましたし、こんなに娘がだらしなくても母親が根回しをすれば、キャプテンになれるという現実に腹が立っていたし方ありません。
今は、その先生についてもそのお母様についても信用することができません。
日ごとつのる、嫉妬とむなしさが募り、それでもがんばる娘が不憫でなりません。
3年の引退試合まで、まだ1年あります。
試合会場で、この親子にも(娘とペアです)会わなくてはなりません。
先生にも会わなくてはなりません。

このどろどろとした感情にどう向き合えばいいのか。わかりません。
世の中、こういう生き方をする人が、得をするのでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

何が誰の問題か?

それは娘さんを応援されていた母親として残念な思いをしましたね。娘さんが落ち込んでいるようであればお話を聞いてあげてくださいね。

しかし娘さんが立ち直っているようであればもうそれでよいのではないでしょうか。キャプテンになれなかったのはお母様ではなく娘さんです。娘さんの問題を自分の問題にしてしまってはいませんか?
お母様がキャプテンになった子もその母親も顧問の先生も信用できないとしても、娘さんはその皆と関わっていかねばなりません。特にキャプテンと顧問の先生とはたとえ個人競技だとしても信頼関係を築いていかねばならないでしょう。それをするのは娘さん本人なのです。

顧問の先生がその子をキャプテンに選んだ理由はわかりません。しかしお母様は顧問の先生以上にその子の部活動中の態度を実際に見たのでしょうか。学業における態度を実際に見たのでしょうか。その子の母親が気に入らないというフィルターがかかった目で物事を見てはいませんか?

娘さんは初志貫徹で部活も学業も「頑張って」おられるのでしょう?お母様はいつまで「我を張って」おられるのでしょうか?
娘さんの問題は娘さんの問題。たとえお母様でも娘さんには代わってあげられません。すべきことは我を通そうとすることではなく、娘さんが自身で今回のことに向き合っていけるように親として話を聞き、世の中には理不尽なこともあること、頑張っていれば誰かが見ていて誰かはわかってくれるということなどを教えることなのではないでしょうか?

そのためにはまずお母様ご自身も自らのどろどろとした感情と向き合わなければなりませんね。
そうしないと娘さんの問題を自分の問題とするばかりか、自分の問題を娘さんに背負わせてしまう気がしてなりません。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
このお坊さんを応援する

想像でイライラしないこと

先生の意図があるのかもわかりませんね。その子の親が差し入れをしていたのも、迷惑をかけていたから申し訳なくてという可能性もありますし。その手のかかる子に責任を持たせることで成長を望んでいるのかもしれません。
いずれにしても、本当にキャプテンに向いている子なら、選ばれなくても与えられたポジションを全うすることができます。あなたのお子さんなら大丈夫でしょう。
お子さんが悩んでないなら問題なしです。

{{count}}
有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ありがとうございます。

そうですね。ズバリなご指摘です。
自分の感情に向きあい、問題をすり替えないように、リセットできるように、心穏やかに過ごすようにします。

娘が、何か困って相談してきたら、受け止めてあげれるようにします。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ