話の仕方について
以前、一緒に話をしていて、イラッとすることがある。と母に言われました。
無自覚で他の人にも不愉快な思いをさせているのであれば、申し訳ないです。ただ、母以外には言われたことがないので、心当たりがあまりありません。
どのように気を付ければいいですか?
話すことは好きなので、無口になるのは嫌だなと思っています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
聞いてみたら?
私も基本的に小林師同様の意見です。
通常の会話では、「多少イラっとすることがあっても、大したことなければスルーする」がマナーであると思います。どんなに小さな躓きも避けたいというのは無理な話。その辺の「本筋に関係ないイラッと」をスルーする力は、ストレス耐性でもありますね。
お母さんから言われる、ということは「あんた、他人と話す時はココに気をつけなさいよ」という教育的指導か、あるいは母娘の気安さか…分かりませんが、
「私の話のどんな所にイラッとするの?」を謙虚に聞ければ、これ程よいアドバイザーはいないと思います。何せ貴女の会話の基本・手本となった人からのダメ出しなのですから。
ただ、その場合は「私は悪くない!」という前提は捨て、回答用紙が返却される時のように「只々受けとる」ことが求められます。言っていいのは「なるほど、そこにイラッと来たのね」だけです。「なるほど」だけでもいい。「なるほどですね」だと、チョット軽く受け止めた、他人行儀になります。万が一お母さんが「あなたは昔からこうだった…」という芋づる式の話を始めたら「うん、分かった分かった」で切って構いません。これは「私の話をこの子はチャンと分かってない」とお母さんが感じた時の(あまり生産的でない)パターンですから。
多少のイラつきはお互い様。スルーして会話を楽しみましょう。そして、本格的な「それ違うと思う!」も上手く言えるようになると、信頼される人物になって行くでしょう。
「なるほど」。
親子だからこそ、言い合い、聞き合いましょうよ。
これはとても難しい問題です…私などお話しすること(御法話)を勤めとしている人間も、このことに悩み続けています。皆同じような気持ちでいるのではないでしょうか。逆に自分は「話し上手」と思っているお方あればそれはうぬぼれと申すべきかも知れません。
そして、お母様が「イラッとする」とおっしゃる原因は、あなたの話し方ではなく、あなたのお話の内容そのものにあるのではないでしょうか。
親であるからとその立場につい甘え、ぞんざいになってしまう。やってくれて当然、親なんだから…といったあなたのお気持ちが知らぬ間にお母様に伝わってしまっているのではないでしょうか。
親子とはいえ、子が20代ならもう立派な大人です。双方が大人として振る舞うことが必要だと思います。
私がこんなわかったようなことを申すのは、実は我が家でも成人した子供2人の話す内容にカチンと来ることが時々あるからです。
親子だからといって許されるわけではありません。
でも、親子だからこそ、今イラッとした理由を聞き出すことが出来るはずです。
どうか、何でも言い合える親子に…それはすなわち何でも聞き合える親子となって下さいね。それこそが本当の意味での親子です。
仏さまが温かな眼差しであなたのご家庭を見守っていらっしゃいます。
質問者からのお礼
お二人ともご回答ありがとうございます。
勇気を出して、どこにイラッときたのか聞いてみようと思います。
また、多少のことにはスルーできるように会話を楽しみたいです。