hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

先祖供養について

回答数回答 3
有り難し有り難し 22

先祖供養についてお聞きしたいことがあります。

私の知人はとある新興宗教の教徒で、以前私を勧誘した際に私たちのご先祖様についてこのようなことを言っていました。曰く、私たちの先祖は供養してもらうために自分が受けた苦しみと同じ苦しみを与えるものであるそうです。
例えば、夫婦関係で悩んでる人ならばその人の先祖も夫婦関係で苦しんだ過去があり、自分を供養してもらいたくて子孫に悪い因縁をもたらすそうです。

この話を聞いたとき、私は先祖供養は自主的に行うものであり亡くなった先祖の霊が自分から要求するものでは無いのではと考えたため勧誘の件はお断りさせていただきました。
先祖供養についてこちらのお坊さんの方々のご意見を伺いたいのですが、皆さんはどのようにお考えでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そんなこと するはずがありません。

ご先祖様が、子孫に そんなことを、なさる訳が有りません。

縁のあった方々は私どもを、守ってくださっています。

全ての事柄には因縁が有る。

ご先祖様子孫の間柄も、同じです。

私どもの命には、ご先祖様の命をが流れています。

供養とは私どもの生き様 です。

この身体の寿命が尽きた時 ホトケ様の国で再会致します。

その時に、どんな顔で再会するかどんな言葉を交わしたいか、その為の お土産を 少しでも大きく 多くする

その生き様が、供養です。

ご先祖様と同じ様に、ホトケ様のお浄土へ生まれさせて頂く為に、手を合わせお参りや、仏道修行をする事、大切な方との想い出に涙し、思い出し、喜んでくれるであろう事をする。

全てが、供養です。

いつも守り、導いてくださるご先祖様、実はこの気持ちにさせてくださる事も、私どもに善業を積ませようと言う、お導きなのです。

どうぞ、ご先祖様に感謝し、その生き様で、ご供養をなさってください。

{{count}}
有り難し
おきもち

長谷雄蓮華 (ラジ和尚)
ラジオ パーソナリティ 『 命の 相談会 』開催 愛知県愛西市...
このお坊さんを応援する

拝読させて頂きました。
先祖供養は、私達がご先祖様とのご縁を感じ感謝していくことです。同時に自分達がそのご縁の中で生きていることを確認する行為です。
同時に信仰を深めていく行いです。

そして結果的に己のアイデンティティーを確認しているのです。
私達は独りでこの世に生まれ生きているのではありません。
多くの数多のご縁の中で生き生かされていますからね。
その有難きご縁を感じて感謝なさるお気持ちをふり向けることはとても大切な事です。

逆にそのような供養や感謝することができないという事は自分自身を肯定できない。
つまり私達の生活や人生や社会や文化や文明さえも肯定できないことにつながっていきます。
考えすぎかもしれませんがそうなっていきます。
どうぞこれからも合間合間にご先祖様を思い真心こめてご供養なさって下さいね。

あなたの思いは必ずご先祖様に届きますからね。

因みにご先祖様が子孫に苦しみを与えることはありません。
万が一その様な事をご先祖様がなさるならばそのご先祖様は成仏なさっていません。
仏となっているならば子孫や人々に苦しみを与えるような事は一切ありませんからね。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

「苦しみを与えたい」などと考えるでしょうか?

ゆみるさん、こんにちは。
シマダイッセイと申します

「私たちの先祖は供養してもらうために
 自分が受けた苦しみと同じ苦しみを与える」
というお話についてですが、
これはご自身に置き換えて想像してみると良いと思います。

仮に、たとえば、ゆみるさんがこの世を去ったとします
(本当にエンギでもない例えで申し訳ないです…
 でも折角の機会です、想像してみてください)
その状態で、生きている自分の旦那さま、お子様、知人友人、親戚縁者、、、
彼らに対して恨みがあったとしても、何か理由があったとしても、
「苦しみを与えたい」などと考えるでしょうか?

大なり小なりの、わだかまりがあったとしても、
そんなことするでしょうか?

それが私なりの答えです。

{{count}}
有り難し
おきもち

嶋田一成
副住職をしています 敬称略で「いっせいさん」と呼んでください。 カ...
このお坊さんを応援する

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

有り難し有り難し 5
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ