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親には感謝しなければいけませんか

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私は現在、結婚し子どもがおります。
子どもを産んでから実の両親への不信感が募っている状況です。

結婚する前までは実の両親に対して不信感はまるで無かったのですが、義理の両親がとても良い人で自分の親はこんなにもダメな親だったんだと実感していますし、夫は受け入れてくれていますが私としては申し訳ない気持ちでいっぱいです。

私の親は世間でいう毒親になるかと思います。
子どもの時には平気で殴ったり暴言を吐いたりしていましたし、金銭感覚が無くいつも人からお金を借りていました。
掃除、洗濯は全くしないで一日中携帯を弄っているような両親です。

私が嫁いでからもお金の無心ばかりで、断るとお前にはもう頼まないと言われていました。
子どもが産まれてからは、このまま関わっていたら必ず悪影響を及ぼすと考え今はほぼ連絡を取っていません。

私の気持ちとしては、嫁いだ身なのでもう関わりたくないと考えていますが時々、自分はなんて親不孝なんだろうと思ってしまいます。
もし、私が自分の子どもに同じ様な事をされたらとても辛い…のだろうけど、関わってしまうとお金の無心だったり暴言を吐かれたり、いつ叩かれるか分からないので関わりたくないのです。

義理の両親はとても優しくて実の両親の事が無ければ、とても充実した毎日を送っています。

この様な親でも感謝しなければいけないのでしょうか。
自分の両親の事を考えるといつも苦しくなってしまいます。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

罪悪感で苦しまないようにしましょう

毒親は、罪悪感を負わせることで子供をコントロールしようとします。罪悪感を負わせることは愛情ではありません。だから、罪悪感で苦しまないようにしましょう。ご自分の心と子供を守ることを第一に考えましょう。

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僕はウイキペディアでは以下のように紹介されています。 「日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オセアニア、中東、タイ、バングラデシュで活動する指圧師、作家、音楽家。タオサンガ・インターナショナル代表。京都浄土宗和田寺の僧侶。タオ療法、タオ指圧、気心道の創始者。著書は数カ国語に翻訳され世界各地で出版されている。」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E5%96%A8%E5%8F%8A が実は、元家出少年です。ティーンエイジャーの頃は、徹底的に自己破壊的な行動を繰り返し、高校も2つ中退しています。現在は、浄土宗和田寺の住職で、一般の人が気軽に修行できる場として、京都と東京に道場を作りました。(道場はその他、世界各地にもあります) なので、修行したい方、人のために涙する方、楽しいことが好きな方はぜひ来て来てください。あなたを歓迎します。 ※毎週、法話を配信しています。書き起こされた法話は、下記でご覧いただくことができます。 http://taosangha.com

この世に生を受けたことには感謝しましょう

 親孝行とは、親の命令や要求に従うことではありません。あなたが人として正しい道を歩み、あなたのお子さんをしっかりした人間にきちんと育てていく。それが、あなたのやるべき親孝行です。既に他の回答にもあるようですが、現実に「毒親」と言わざるを得ない親は存在してますし、実家・嫁ぎ先の両方が毒親であるという事例は決して少なくありません。

 お金の無心、借金、借金の保証人、これらには毅然と対応しましょう。「今回だけ。」「これが最後。」という言葉を信用しちゃ駄目ですよ。この手の口約束ほど、宛にならないものは有りません。保証人になるのも絶対だめです。初めから迷惑をかけることがわかりきってても、「絶対迷惑をかけないから、・・・」と嘘を言って保証人になってもらおうとするもんです。親の借金のために、自分まで自己破産する羽目になる場合も結構あります。
https://hasunoha.jp/questions/2396

 今、このように生きていることを喜び、いただいた命に感謝する。それが本当の親孝行だと思います。今後もいろんな圧力がかかってくるかもしれませんが、「自分は正しい生き方をしている」と自負できるような生き方をして、そういう圧力には負けないよう頑張って下さい。

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個別相談可能
 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努めております。決して容易いことでは有りませんが、一期一会の気持ちで相談に、葬儀法事に励みたいと思います。    最初法学部部にで学び、4年間ほど公務員をしていました。(税務署勤務)その当時の学びと経験を終活相談に活かしたいと思います。                                              昭和63年5月に住職となってから、30年が過ぎてしまいました。仏教学・禅学もそこそこ真面目に学んだつもりですが、宗教学・宗教民俗学に力を入れて学びました。そういう分野については丁寧な回答が出来るかも。
一人一人の気持ちに寄り添い、傾聴に徹して、心をほぐしてあげられるよう、努めたいと思います。 それと同時に、完璧に出来るとは限りませんが、其の人が歩むべき方向を一緒に考えてあげたり、次の一歩を踏み出せるよう背中をおしてあげられるよう、努めたいと思っております。

世界は変わる、人も変わる

「こうじゃなきゃいけない」みたいなのに縛られてしまうと、とても苦しくなってしまいます。
臨機応変に振る舞えば良いのではと思いますよ。

世界は常に流れ、変化し続けています。
ご両親も今はダメ人間かもしれませんが、年を取れば変化するかもしれませんし、あなた自身の考え方も変化するかもしれません。

だからこそ、後悔することのございませんように。
結論は急ぐことなく、答えが出なくても焦ることなく。
今この瞬間自分は何を為すべきか、しっかり考えましょう。

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個別相談可能
様々なつらい別れや痛みを、私も経験しながら今日を生きています。 あなたの苦しさや痛みを共に分かち合い、少しでも和らげることができれば幸いです。
自分自身も重度の知的障害児を育てながら家事と仕事で忙しくしています。 外に出ていることも多いので、なかなか時間がとれないかもしれませんが、なるべく時間が許す限りお話を聞きます。

質問者からのお礼

回答頂きありがとうございます。
今まで誰にも相談できず、ずっと辛かったです。
今は自分と子どもの事を第一にし目の前のことに対して精一杯取り組める様に努力します。

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