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どんな考えを持って学校に行くべきですか

回答数回答 2
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こんにちは。
私は進学校に通っています。家から1番近くほかに行きたい高校も特にはないということで入学しました。ですが勉強についていけず、友達を作るのも得意ではなく、学校に行く意味をあまり見出せなくなってしまい不登校気味になってしまいました。

進学校というと大学進学が普通の進路ですが、私にはもっと違う目標があります。具体的に何と明かすことはできませんが、特殊な職業です。
両親とも相談をして応援してくれると言われましたが、それを目指す条件として、学校にはちゃんと通いなさいと言われました。そのこともあり不登校から抜け出せたと思います。最近は休まず学校にも行き、友達もでき、勉強もそこそこやっていました。

しかし、なぜかはわかりませんが、急に行きたくなくなってしまったのです。休むことを許してはもらえないので、休むためにそれらしい嘘の理由をつくってしまいました。昔から虚言癖があり、いけないと思っていてもつい口から出てしまうのです。こんな嘘をついてまで学校を休みたくないけれど、どうしたって行けないのです。どんな気持ちでいれば学校に行くことができるようになるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

行かなくてもいいよ

高校に行かなくてもいいと思いますよ。

でも、行かないことによって生じることの責任はナラさんしかとれません。困ることがあるとしたら親ではなくナラさんなのです。親はいくら困ってもナラさんの人生の責任はとれません、実際に高校を卒業しないで生きていくのはナラさんですからね。

高校で勉強する内容のほとんどは社会に出てからは使わないかもしれません。私なんかも数学や化学の内容や暗記した歴史の年代や英単語も忘れてしまいました。

それでも高校に行ったことは無意味ではありませんでした。

しんどいながらも集団の中で上手くやる能力や、嫌な事にも我慢して取り組む能力、人前に出て何かを発表することや、計画を立てること、与えられたことを適切にこなすこと…どれもどんな仕事でも必要なことではないでしょうか。

人と関わらない仕事はありませんし、嫌な事が全くない仕事もないでしょう。

ナラさんの目標に高卒資格が必要ではなく、または高卒資格があることが有利でもなく、さらには、今は行きたくないから学校に行かないという選択をしても、今後目標への道のりにおいてどんな嫌な事があっても逃げ出さないという意志や姿勢が確立できているというのなら親御さんを説得してもよいのではないでしょうか。

親御さんは人生の先輩としてそういうことを見越してナラさんに約束させたのではないでしょうか。

それでもナラさんの人生はナラさんの人生。誰も代わってくれませんし、責任もとってくれません。
学校にいくことが本当に無意味だと判断でき、その判断の責任を自らが引き受けていけるのなら行かなくても全然OKでしょう!

もしくは、それら全てをわかった上で、本当は行く必要がある・行った方が良いと思っているのに行けないのだとしたら、それこそ親御さんや先生にヘルプを伝え、支援を求めるべきだと思います。

一人で抱え込まないで相談してください。でも大事な事を決めるのは自分で、ですよ。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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無理にいくのは続きません。好きな本をお供に。

ナラさん、こんにちは。

学校に行きたくなくなるのですね。
私も学生時代そんな気持ちになりましたよ。それをなんとか乗り越えて卒業しました。
ナラさんも気づいているように、目的・目標がしっかりないと、なぜ学校に通っているんだろうとう気持ちが溜まってしまうと心のストレスになって、今のナラさんのように今度は体が拒否反応を起こしてしまうのです。

ご両親がいわれる通りに学校を卒業した方が将来の活動が少しだけ便利になります。もし学校に行こうという気持ちがあるなら・・・・

 ナラさんは好きな本はありますか?漫画でもいいです。本は広い知識と教養と心豊かな感情を育ててくれます。無限にのめりこむことができます。
 私は勉強大嫌い人間の工業高校生でしたが、仏教の本を読んでカルチャーショックを受け、それから仏教の本を読みまくり、なんと大学まで行って仏教の勉強をしました。今も本は面白くて仕方がありません。なぜその心が小学、中学、高校の頃に気づかなかったのか残念でなりません(笑)。
 あなたの好きな本を携帯して学校に行きましょう。そして学校の休み時間も本を読みまくりましょう。学校は本を読むための場所なのです。図書館にいけばたくさんの本とも出合うでしょう。また友達にも面白い本や漫画がないか聞いてみるといいですよ。自分だけでは面白い本を探すのは限界があるからです。すると学校にいく目標ができます。すると学校に行く心のストレスがなくなると思いますよ。

ナラさんには、まだまだ本を読むにはたくさんの時間があります。私も読む数が減りましたがそれで月に三冊は読みます。人生80年と考えると私に残された時間は後30年、いや10年かも知れません(笑)。もっともっと本を読んで知らないことを学びたい。仏教の不思議を学びたいと思います。
ぜひ、ナラさんも、本をお友達にしてください。必ず学校に行ける気持ちができますよ。

無理せず、がんばって!合掌

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