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過去に執着してしまう。

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有り難し有り難し 45

私はとにかく、悪い過去に執着してしまいます。

子供の頃から要領が悪く、学校の勉強も周りの子供より遅れていて、かけっこしてもいつもビリ。
なにかあるとすぐ大泣きして、周囲を困らせる。
すぐに、いじめやからかいの標的にされていました。
高校を出て働き始めても、それは改善出来ず、20代は職場を転々として来ました。

30代に入り、ようやく生活が安定し、穏やかな生活をしていますが、やはり『過去に言われてきた酷い言葉』『人にされた嫌な事』など。誰がいつどこで、どんな風に言ったかはっきり覚えおり忘れる事ができなくて、今を楽しむ事ができません。

頼まれると断れない性格で、どちらかといえばおっとりとしている性格なので年下にもバカにされやすいと思います。
先日では後輩から舐められすぎですよと叱られる始末です。
こんな自分がコンプレックスで自信が持てません。
周囲への恨みばかりで、根に持ちやすい性格が自分でも嫌になりそうですが、どのように自分と向き合えばいいかわかりません。
何かアドバイス頂ければ幸いです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今こうして生きている自分に自信を持ちませんか

はじめまして。亀山純史と申します。
のんのんさん、辛い過去を生き抜いて、今を生きている自分自身を、まずは褒めてあげていいのではないでしょうか。嫌な過去、思い出したくもない過去、そのような過去があっても、今こうしてあなたは生きているのです。よく人は、「人生経験」という言葉を使います。「人生経験が豊かである。」という文言は聞こえがいいかもしれませんが、本当に人生経験が豊かな人とは、単にバイトの数が多いとかいうことではないのです。人生とは苦を背負って、苦と共に生きていく道である、ということに目覚めた人こそが、真の人生経験豊かな人であり、辛い経験をしたことのない人には、人生の深みがありません。のんのんさん、自分の人生に、そして今こうして生きている自分に、大いに自信を持って生きていきませんか。

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おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧...
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悪しき過去を捨て去って

拝読させて頂きました。
あなたは過去大変辛い思いをなさって成長してこられ、それにより余計に人から悪言やいじめや嫌がらせを受けてしまってこられたのですね。
そして今尚そのような悪言や誹謗中傷や嫌がらせに悩まされていらっしゃるのですよね。
あなたの辛い思いを心よりお察し申し上げます。

人を傷つけるような悪言や悪業はそれをした者の心や身体にその悪が残ってしまいます。
悪しき言葉や行動はそれをした者を自らおとしめてその悪がまた新たに自分の中で生成されてしまいますからね。

あなたの心を傷つけ、ひどいことをした者達は自ら進んで自分達をおとしめていってしまったのです。
その悪業は消えることはありません。本人達が心から反省して懺悔し誠心誠意謝罪しない限りずっとその悪は残り続けるのです。

あなたは今もそのような悪に苦しんでいらっしゃるでしょうけれどもそのような悪言や悪業を少しずつ少しずつ己れの心から追い出していきましょう、少しずつ軽く捨て去っていきましょう。

あなたはもはや成人なさり人として安定して生きておられるのです。ですから過去のわずらわしい愚かな者の言動は捨てていきましょう。

確かにふと思い出してしまうこともあるでしょうけれどもこれからは思い出したらそのままフッと手放していきましょう。
過去として置いていってしまいましょう。
そしてあなたの心を軽くなさり解放していきましょう。

あなたならそうすることができるはずです。

どうぞ捨て去ってスッキリさっぱりさせていきましょう。

あなたにはこれからの未来があるのです、古い悪しき過去は捨て去っていきましょう。

あなたの未来がこれから開けていかれ軽やかに豊かに充実した毎日となっていかれますようにと心からお祈り申し上げます。

大丈夫です。新たな素敵な未来に向かって心を広げて歩んでいってくださいね。

あなたを心から応援させて頂きます!

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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