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主人の家系が不幸続き

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有り難し有り難し 21

結婚して2年になります。
籍を入れたとたん、主人は入院、大手術。今も療養中。
産まれた子供も、生後間も無く頭に病気が見つかり手術と入院を2回。
健康だけが取り柄だったわたしも長年の服用が必要な病気にかかりました。

主人の弟は二十歳でバイク事故でなくなり、主人の父方の兄弟にも事故死の方がいます。

スピリチュアルな方に見てもらったところ、主人の家系のご先祖様を大事にしていますか?拗ねてる方がいますよ、との回答。

私は何度も本家の御墓参りを申し出ているのですが、本家からはお墓をキレイにするまで来て欲しくない、付き添う者がいないので今は来て欲しくないなどの理由でご供養を断られてしまっています。

ご供養をきちんとしていないバチなのでしょうか。

間も無く二人目を出産予定なのですが、大切な我が子たちに、なにか災いが起きやしないかと不安でなりません。

私はご先祖様を大切にするよう教育を受け、御墓参りも欠かさない家で育ちましたが、主人の方はそういうことには無関心な家系です。

主人方のご先祖様には、今は遠くから手を合わせることしかできませんが、御墓参りをさせてもらえない場合、どういう姿勢で過ごせばよいでしようか。

また本当にご先祖様の祟りのようなものはあるのでしようか。
(ご先祖様はいつも私達を守ってくださると信じ、感謝の気持ちは私は持っておりますし、我が子にも伝えるつもりです)


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

生きている限り、病と老化と死からは逃れられない

ご先祖様の祟りのようなものはあるのでしようか?

ありません。

 但し、「先祖の供養を粗末にしている」という負い目がある方は、拝み屋さんや占い師に「先祖の供養を粗末にしているのが、不幸の原因だ。」と託宣されれば、「そうなのかなあ。」と信じて拝み屋さんや占い師の指示に従います。拝み屋さんや占い師さんは不幸の原因を完全に解明することは出来ません。彼らは「親族の中で、病気や事故にあった人はいますか?」「障害のある方はいませんか?」と質問します。何らかの「病気や障害がある。」と答えれば、それが不幸の原因と決めつけたり、病気や障害の原因が先祖供養を怠っているからだと原因を捏造するのです。
 また、拝み屋さんは「先祖の供養はきちんとしてますか?」?という質問をします。こういう質問をすれば、本家の方なら施主となって法事を営むから大概「はい。」と答えます。しかし、「家族が大事」さんの場合、いわゆる分家ですので本家のように法事の主催者となって供養を行うことはあまりありません。むしろ、無くて当然なんです。拝み屋さんはあなたの家族関係を聞いて、「いいえ。」という答えが出るような質問を行い、「いいえ。」という回答を聞いて、「不幸の原因は先祖供養が足りないからだ。」とインチキな託宣をするのです。

 本家から墓参りを断られても、墓地の扉を閉めているわけではないと思います。早朝や夕方の目立たない時間帯に墓参すれば、良いと思います。

 我々は生きている限り、病気や死から逃れられません。家族が次々と病期になれば、「何か良からぬ祟りに苛まれているんじゃないか?」という不安に駆られます。しかし、家族が大病したり入院したりすることも無く、健康な日々を送っても「不思議と病気しないなあ。」「凄くラッキーだ。」とは思いません。「健康であることが当然だ。」と過信に陥ってしまっているのです。人生の中で、家族が同時期に病気や事故に遭うことは珍しいことではありません。良い行いを積んでも、縁(我々を取り巻く条件)に恵まれなければ、残念ながら良い結果は得られません。地道に「善行の種蒔きに努める」しかありません。

 因果応報については、以前別の質問に回答したことがあります。こちらの回答もご参照下さい。
「因果応報って、本当にありますか?」
https://hasunoha.jp/questions/17256

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有り難し
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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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質問者からのお礼

ご回答をありがとうございました。
読み進めるうちに、ホッとする気持ちになりました。占い師の言うことに惑わされていました。
善行の種蒔きに努める、早速心に刻みます。ご先祖様にも感謝の気持ちを持ち生活いたします。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

有り難し有り難し 5
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