耐えきれない恐怖感不安感
ずっとじわじわ脅迫感に襲われてしまい息が苦しいこのまま気が遠くなってどうにかなってしうどうしようもないパニック状態怖い苦しい
夢の中でも苦しい悪夢ばかりで起きているのも寝るのも怖い
親や自分が死んでしまったらどうしよう死んだらどうなってしまうのか怖くて生きているのも死ぬのも怖い死ぬことはかりいつもどうしても考えてしまって辛い
助けて下さい
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ようこそ仏教の世界へ
死についての考えが頭を離れず苦しいのですね。恐怖感や不安感に押しつぶされそうになってしまうのですね。
まず、利子さんはおかしくなんかありません。その症状があるなら必ず病気だなどということもありません。
多くの方が死についての問題に直面します。人間にとっては避けられない問題なのかもしれません。
ここhasunohaでは既に死についての問答が数多くなされてきました。選んでいただいたカテゴリや検索から是非とも読み漁ってみてください。なにかヒントになるものもあることでしょう。
さて、あるエピソードを紹介します。
大峯顕(おおみねあきら)先生という浄土真宗本願寺派の僧侶で哲学者・大阪大学名誉教授でもある方がいらっしゃいます。この方はもう40歳をこえてから死ぬ事が物凄く怖くなって、自分が死ぬとはどういうことかという不安が毎晩痛切にやってくるようになりました。
それで、いてもたってもいられなくなり、西谷啓治(にしたにけいじ)という哲学者で京都大学文学部名誉教授である方を頼り、これはいったいどういうことか尋ねました。
すると西谷先生は「それは夜だけか?不安な感じが来るのは夜だけか?」とおっしゃったそうです。大峯先生は「はい、今のところは夜だけで、昼はなんともありません」と答えたら、しばらくして西谷先生はこうおっしゃりました。
「そうだなあ、その感じが真昼間でも来るともっといいんだ」
と。それ以外西谷先生は余計なことは何も言わなかったのですがこれで大峯先生は救われたと言っています。
普通の人なら「考えすぎ」とか「疲れているんじゃないか」とかごまかすところをしっかりと受け止めてくださった。この問いは人間として避けられない「真理との対面」なのだとこのやりとりで教えてくださったのだ、と大峯先生は受け取ったのです。
人間が死ぬ事は事実です。どうごまかしようが必ず死にます。
そこで、宗教は死では終わらない物語を扱います。浄土や天国もその一つです。もちろんそれぞれは単純に死後の話ではないという深遠な世界観のある物語です。あなたも救われる物語がきっとあることでしょう。あなたが気に入る物語ではなく、あなたを包んで話さない物語があるのです。そのとき物語は事実となります。
仏教では生死を迷いと説きます。生がなければ死もまたなし。ようこそ仏教の世界へ。またいつでもお待ちしています。
質問者からのお礼
ありがとうございます
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