他人に期待しない方法を教えて下さい
私はすごくワガママで自分に甘いです。
外(会社など)では他人に甘えず自分で頑張ろうと必死なのですが、家(実家+自宅)では真逆ですぐに両親や旦那を頼ってしまいます。
家事や育児のことで『ついでに〇〇おねがい!』とお願いしたり、私が家事をしている時に子供もほったらかして旦那が携帯ゲームをしていたりするとイラついてしまい、『今私はこれしてるから、貴方もあれやって欲しい!』と自分都合でお願いすることが多々あります。
自分が家事などで忙しい時、俺にも一緒に動いて欲しがるよね、と旦那に言われてしまい反省しました…
でも二人で同時に動いた方がやる事が早く片付いて自由時間が出来るし、何より嫌なこと(私にとって家事)の負担が減る!と自己中心的な考えが心の中にあります。
そのせいか私がお願いしたことを断られた時や後回しにされたら不機嫌になってしまいます…すごく自己中心的だと分かっています。
分かっていてもどうしてもだめなんです。
人に期待して何かをお願いするより自分で動いた方が相手にとっても良いでしょうし、断られた時の自分のイラつきも防げるので、この頼りがちな考え方をどうにかしたいんです。
私の甘えた性格を直すきっかけを下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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そのままでいい
ご相談拝読しました。
様子を見てないのでなんとも言えませんが、あなたはよく頑張っていらっしゃるのではないですか?家事に育児と忙しく、誰かを頼りたくなくのも無理はない気がします。家族、ましてや夫婦ならなおさらでしょう。
それでもあなたはあなた自身の在り方に問題を感じておられるのですね。まず、その問題を自覚できているだけで素晴らしいことだと私は思いますよ。
さて、ある仏様の話をします。その仏様は仏様になる前の修業時代に全ての人を救いたいと考えました。
そのためにその仏様は師匠の仏様にこれまでの先輩の仏様方が建てた200憶以上の国とそこにすむ人の様子を見せてもらいました。そこで人々の善いところも、悪いところもつぶさに明らかに見ました。
そして、どうしたら全ての人を救えるか考えて考えてとうとうある考えに至ったのです。
全ての人を「そのまま・ありのまま」救おう
と。年齢・性別・能力・資質・地位や名誉など何一つ関係なく、条件なく全ての人を救いたいと考えたのです。
それは悪い人の悪い部分をなくして救うのでなく、悪いままでも救おうというものです。
その方法は「言葉となって人々を救う」というものでした。その言葉を「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」といいます。その仏様は修行時代のお名前を法蔵(ほうぞう)菩薩と言いましたが、全ての人を救うという願いを成就して阿弥陀(あみだ)仏という仏様となり、そして「南無阿弥陀仏」となって私たちに届いています。
私は上手くいかない時、ふがいない時、寂しい時、感謝する時、嬉しい時、あらゆる時に南無阿弥陀仏とお念仏(ねんぶつ)を申します。
その時私には「あなたをそのまま救うよ」「そのままでいいよ」という阿弥陀仏のお心が届くのです。
「そのままでいい」と言われるからこそ、私は今そのままの自分に安心し、だからこそその私がどうなりたいのか?どう在りたいのか?と問うて頑張っていけます。
阿弥陀仏は変わりなさいとは一言もおっしゃりません。ただ私が変わりたいと思って努力するだけです。
「そのままでいい」と言われるからこそ、私はその自分の姿をありありと自分で自覚することができ、そんな自分を受け入れてくれるお心に感謝し、そしてその自分がどうしたいか問いながら歩んでいけます。
あなたも「そのままでいいんだよ」と許される居場所に出会えますことを念じます。
ワガママと知っているなら少しずつ実践(笑)
ナナシさん、こんにちは。
自分でワガママだと落ち込んでいるのですね。
でもワガママとわかっているんだから、もうスタートラインについているんですよ。
後はアクションするだけです。
何か一つ毎日できる家族のためのものを作りましょう。例えば同じ時間にトイレ掃除をするとか、毎日お花を玄関に飾るとか、お部屋の模様替えを毎日少しずつするとか、自分のためではなく、家族が喜んでくれることをするのです。楽しいですよ。
頼れる時に頼れるのが家族です。だからいつでも頼れるように日ごろは家族を大切にしておかないといけません。積極的に家族のために生きていきましょう。ワガママしてもいいのです。ワガママの二倍以上帰していけばいいのです。
がんばって!合掌
怒りの煩悩に気付く
人間社会では、互いに頼ったり手伝ったりしながら、より効率のよい方法を探るのは、普通です。
ただ、人それぞれに都合がありますから、頼んでも断られることはあります。
断られたとき、むかついたり悲しんだり後悔したりするのは、自分自身の怒りの煩悩です。
断られたら断られたで「ま、いいか」と済ませられれば、悩み苦しみストレスは減ります。
怒りの煩悩に気付いて、悩み苦しみストレスを自分で増やさないようにしましょう。
質問者からのお礼
私の為にご教授下さって本当にありがとうございます!!
皆様からの有り難いお言葉をしっかりと胸に刻みました。
旦那はこんな私でも文句を言わず側に居させてくれています。
それがどんなに幸せな事か痛感しました…
大切な人を喜ばせれるような自分になりたい!と強くおもいます。
先程またいつものように『ついでのお願い』をしたくなりましたがハッと我に返り自分で行動したら清々しかったです!!
たった少しのことですが…こうやって少しずつでも自分を良くして、もっと楽しい人生を送れるようになっていきたいです。
皆さまのお言葉が無ければウジウジしたままで動けませんでした。
本当にありがとうございました!!