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夫とどう接すればいいのかわからない

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有り難し有り難し 16

去年の5月に突然、夫が鬱になりました。
私は出産を終えて、少し長い里帰りから返ってきたときです。里帰りといっても、アパートから車で15分ほどの所に実家があります。

帰った2日目ぐらいの時。
ゴールデンウイーク明けに突然、夫が会社に行かなくなりました。金曜日に、出張から帰ってきてからずっと寝たきり。ご飯もあまり食べず、会社にも連絡せず無断欠席。私に連絡がくるほどです。

夫の邪魔にならないよう、4ヶ月の娘を泣かせないように1週間過ごしましたが、私が限界で実家の母に助けを求めました。

夫の鬱が発症して8ヶ月ほど。娘が生まれて1年経ちました。今の現状としましては、夫は何度か自ら命を絶とうとしたようです。そして、精神病棟?に2回入院し、今も入院中です。

何度か会いに行ってますが、自分のことしか考えておらず、私の意見をあまり聞いてくれません。

自分の回復を一番に考えていて、さらに早く私と娘と暮らしたくて空回りしているように思えます。

そして、今日。
アパートの掃除についての話をしましたが、アパートの掃除の話をすると元気がなくなると言われました。環境変化による鬱だと何回も説明していますが、本人は納得出来ていないのか、未だ自分の中で消化しきれてないみたいです。そして、私の実母が不安要素だと告白されました。

確かに私の実母は、看護士で精神病についても少しわかります。私の兄も鬱病でしたが、今はだいぶよくなりました。その母から色々アドバイスを貰いながら、夫と話したりしているのですが、実母の言い方がキツいからか夫は、実母と話をした際、泣き出したことがあります。

話が長くなりましたが、自分のことしか考えていない夫に疲れました。私しかがんばっていないように思えて辛いです。
頑張る頑張らないの問題ではないかと思いますが、夫には父親としての自覚がないように思えて、それも辛いです。これからまだまだ鬱病が良くなるには時間がかかりそうで、夫の根本的な考えをどう変えていこうか、それとも、もう変えられないのか、それも悩みです。

夫と前のように楽しく会話して、娘を育てていきたいのにそれが出きるのか不安です。夫とどう接していけばいいのでしょうか…


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お辛いでしょうか、旦那様に寄り添って下さいませ…

 ご主人のご病気が良くなられると良いですね…ご快癒お念じ申し上げております。
 その上で、もしものお話しで恐縮ですが、又 縁起でもないとお叱り受けることを甘受の上で敢えて申させて頂きますが、今回のご主人のご病気が「がん」であったらどうなさいましたか…あなたは旦那様に同じような対応をなさいますか。大変失礼なこと申しますが、あなたの問いの「鬱病」を、「がん」に変えて御自身で読み返してみて下さい。
 『夫と前のように楽しく会話して、娘を育てていきたい』…それが出来ればあなたのお悩みはないのでしょう。でも、事実は事実…旦那様は鬱病、又ご入院されていらっしゃることからとても軽度とはいえないご病状ではないでしょうか。
 旦那様を励ます、治す、体調を良くすることよりも、あなたのそんな気持ちを持ち続けるよりも、今の旦那様に寄り添って下さい。支えることは出来なくても、旦那様の現状を受け止めて下さい。そして今のあなたの置かれた状況をどうか受け止めて下さい。
 鬱病の治療法ではなく、鬱病の御家族をお持ちのお方が書かれた書籍読んで下さい。病のお方と共に御家族が、妻がどう生きていらっしゃるのかを先輩方に聞き、尋ね、学んで下さい。私の良い加減な回答などより、余程有り難く、あなたの生きる指針となって下さると思います。
 旦那様があまり喜んでいらっしゃらないならば、あなたのお母様がお見舞いに行かれることをしばらく止めて頂いた方が宜しいかも知れません。大変失礼申しますが…。
 各人に理想はあるけれど、生きるのは皆 現実の世界です。旦那様も御自身の状況に本当に驚かれ、悲しまれ、悔しい思いをされて、その上で御自身を責め、叱咤激励し続けていらっしゃるようなことはないでしょうか…旦那様のお心に直に触れてみて下さい。
 あなたに出来ることは旦那様のご病気の治療ではなく、とにかく、ただ寄り添うことだと思います。
 そして、最後に「鬱病から快癒なされたお方々はたくさんいらっしゃる」事実を申させて頂きます。
 明けない夜はないです…そしてそれはご主人のご病気の治った日の朝ではなく、それより前に迎えることが出来ます。あなたが御自身の心の重いカーテンを開けた時です。
 仏様はあなた方御家族を見守っておられます。しっかりと何時までも…ご安心下さい。

 

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有り難し
おきもち

病人だから仕方ないとあきらめる

大変お辛い状況ですが、病気のご家族(夫)を抱えているというのが今の現実だと思います。

健康な旦那さん(父親)に期待していたようなことは、期待しないほうが良いかもしれません。
100点満点をあたりまえだと考えた場合、70点でもマイナス30点に思うでしょう。
15点しか期待していなければ、20点でもプラス5点でしょう。

あなたは、旦那さんに対して、「もう一人子供を育てる」くらいのおおらかさと覚悟をもった方が、精神的に楽かもしれません。

旦那さんの精神が回復できるかどうかは、医学的な問題です。
どんな病人でも、治る人も治らない人もいます。
治らないなら治らないなりの対応をするしかありません。

結婚するとき、病めるときも苦しいときも、相手の幸せのために尽くそうと誓ったのではないでしょうか?
実際に旦那さんが病んでしまった、今このときこそ、あのときの愛の誓いの意味を再確認するときではないでしょうか。
逆に、あなたが病気になる可能性もある(あった)。たまたま旦那の方が病気になっただけです。
誰も悪くはありません。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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