他人から嫌われたくないと願ってしまいます。
こんにちは。
私は卒業を控える大学生です。
私は過去の学生生活でずっといじめられてきました。(原因は容姿等だと思います。)
周囲のほとんどの人が私を悪く言っている状態でした。
罵詈雑言を受けるうちにいじめを受ける前の明るかった性格は消え、今では暗くて悲観的な性格をしています。
いじめを受ける中、私は人から嫌われたくない、これ以上傷付けられたくないと思うようになり自己保身的な行動をとるようになりました。そのせいでたくさんの過ちを犯してきました。
最近こんな自分を変えたいと思い、自己啓発本を読んだりして他人を思いやる人になるべく行動を改めているのですがどうしても自己保身的な精神が抜けません。
過去のいじめを思い出しては周りは敵なんだと思ってしまいます。
嫌われたくない、傷付けられたくないという気持ちがどうしても強くなってしまいます。
また、他人に傷付けられたくないと思っているのに自分では自分自身を傷つけてしまいます。
過去の過ちを思い起こしてはひたすら責め続けたり、こんな悪いことした自分は罰を受けるに違いない幸せになってはいけないと考えます。
必要以上に未来を悲観してしまいます。
他人の過ちは許せるのに自分の過ちは許せないのです。
自分の良い部分には一切目を向けず過ちや悪い部分ばかり見てしまいます。
おそらく潔白な自分でないと他人から嫌われてしまうという考えからこんなことをしてしまうと思います。
すべてが嫌われたくない、傷つけられたくないという身勝手な一心から来ているのはわかるのですがどうしてもこの気持ちを捨てられません。
いじめの件に加え、元から自分宛てでない他人の悪口を聴くことや自分が悪口を言うのも苦手な傷つきやすすぎる性質のため気持ちを強く持とうとしても余計に辛くなってしまいます。
今、この文章を打ちながらこんな文章で大丈夫なのかと思ってしまうほどです。
どうしたら嫌われたくないという気持ちを捨てて、他人のために行動できる強い人になれるでしょうか?
支離滅裂な文章で申し訳ありません。
ご回答の程よろしくお願い申し上げます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたは、あなたの人生を生きるべきです…
『他人に嫌われたくない、傷付けられたくない』ならば、まず『自分を嫌わない、傷付けない』ことが大切です。
自分が自分を認めないで、支えないで、一体誰があなたのケアをしてくれますか?…。
「自分を支配しているのは自分」です。「支配される自分」には身体、そして心も含まれます。あなたの心身を痛めつけ、傷付け続けているのは、あなたを支配している「冷酷で高慢で、こうなりたい、こうして欲しいとワガママな自分」です。
そんな自分の呪縛から一刻も早く抜け出しましょう…離れましょう。
それには、「支配者である自分の勝手な思い」を聞かなくて良いように、聞く暇の無いようにあなた自身の課題、仕事を決め、それに熱中することです。
あなたは性格が暗くなったとおっしゃっています。元は明るかったそうですね…ならば、元に戻れば良いのです。そのことに人の意見は要りません…聞かなくて良いのです、支配者である自分の声も…。
ご自分の人生を生きて下さい…ただし、今のあなたを支え続けて下さっているご両親や周囲の人への感謝を忘れないで下さい。今 活躍中の五輪アスリート達は皆口々に自身を支えてくれる方々への感謝をおっしゃいます。決して義務感とか謙遜とかではないことが口調から分かります。それがさらに選手へのリスペクトを深めます…皆同じ人間ですから。
悪口言ってた人なんか、いじめた人なんか、あなたの頭の中から追い出して下さい。
そんな無関係な人間が いつまでもあなたの人生に登場し、あなたを苦しめるのは何故か…あなたがそれらの人間を自分の心に呼び戻し、あなたの人生の主人公に祭り上げているからです。自分の人生が上手くいかないのは「自分が悪いんじゃなくて、あいつらがいじめたせいだ」と思い込みたいからです。今の自分の人生の原因は「自分でなく、あいつらにある」と責任転嫁した方がラクだからです。『自分は悪くない。アイツが悪い』と…でもそれは事実でしょうか。
あなたの人生の主役は、支配者の自分でなく、いじめた他人でなく…あなた御自身です。
どうか、あなたの人生をできる限り精一杯、しっかり、真面目に生きていかれますように…そんなあなたをこそ、み仏が支え続け、導き続けて下さいます…。
質問者からのお礼
小林 覚城様
ご回答ありがとうございました。
回答を読ませていただいて、自分自身が一番自分を傷つけていることに気がつきました。
いじめを思い出してしまうのも自分の人生から逃げたかったからなのかもしれません…。
これからは自分を責めすぎず、周囲への感謝を忘れずに一緒懸命に自分の人生を生きていきていきたいと思います。