職場で30も年の離れた年上の方への指導
職場で親世代の方へ注意や指導することが多く、正論を言っているつもりですが、親世代の人に対してキツく注意を行うことに対してモヤモヤします。
相手は何事もだらしなく、不清潔、約束を守らない、営業成績も悪い、などいつも上司や社長にキツく叱られています。
やる気が感じられなく、怒られてもその場しのぎでの平謝り、空返事で何も変わりません。
そんな態度から、信用も年上という敬意もなくなり常に冷たい態度になってしまいます。
私は社内の環境整備の責任者で、掃除の割り当てなど行っています。
その方はトイレ担当でしたが、何度注意されてもなかなか掃除をせず、やっても適当にするので綺麗になりません。
社員からもクレームが出るようになり、窓拭き担当だった私と交換しました。
怠っている人が罰(といったら大げさですが)を受けず、きちんとやっている人が尻拭いをすることは納得できませんが、トイレが汚い状況の方が問題だと思い、そのような対応にしました。
しかしその方が新たに担当になった窓拭きも、拭き残し・拭き跡等目に余るものです。
週1で行う決まりでも言われないと掃除しません。
そんなことから毎回掃除後に確認し、やり直しをしてもらっています。
例えば窓拭きに関して、「拭く」ことが目的ではなく「綺麗にする」ことが目的です。
なので時間をかけて拭いたのは解りますが、きれいになっていなければ意味がないとやり直しを命じてます。
例えばこの相手が社会人なりたての新人であれば、モヤモヤすることはありません。
自分の親世代で、小学生が受けるような注意をしなければならないことにモヤモヤしています。
掃除に関しても、キツく注意した後に「もしかして汚れも見えてないのかな?」「そもそも正確や掃除に対する考え方が根本的に違うのかな?」など考えることもあります。
新人であれば「掃除とはこういうことだ」といえますが…親世代の方に、掃除とは…を説くのはどうかとも思います。
一番の問題は「信用も年上という敬意もなくなり常に冷たい態度」だということなのですが、態度や約束を守らないなど私の価値観とはかけ離れ過ぎていてもう暖かく優しい態度で接することはできません。
万が一この人が自殺したら責任を感じるだろうかなど考えることもあります。
このままでいいのか、無理して優しく接しることが最良なのか、アドバイス頂きたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それがその人の能力
例えば、うつ病の人は、健康な人よりも動作も思考も遅くなり、ミスも遅くなります。
その人がうつ病かどうかは別として、
その人の能力(脳の情報処理速度)が他の人よりも極端に劣っているとしたら?
15分で終わる掃除でも、その人にとっては(ちゃんとやったら)3時間かかる膨大な作業に感じるのです。
だとしたら、その人にとっては、通常業務があるにもかかわらず、毎日3時間かかる雑用を命じられていることになる。
とてもじゃないけど手抜きせずにはおれないでしょう。
と、いうことで、その人の処理能力を普通の人と同じだと考えない方がよいと思います。
実は、私の昔の職場でうつ病の先輩がいたのです。
本当に、まるでスローモーションか、太極拳をやっているお年寄りの人のように、ゆっくりな動作でした。
その職場では、その先輩が「病気」だと理解されていたので、クビにはなっていませんでした。(職場の上司によるパワハラでうつ病になったらしいので。)
その人の能力にみあった期待値を設定し、能力にみあった範囲の仕事を与えましょう。
病気の人でも、能力はゼロではないのです。
質問者からのお礼
願誉浄史 様
ありがとうございます。
自分の価値観・ものさしで判断してしまっておりました。
「ただやる気のない人」と「できない人」の判断が難しいですが、視野を広く、他人を変えようとするのではなく自分が変わることでいい方向に向かないか、考えてみようと思います。