過去の罪はどのように償えばよいですか。
小学生の頃に母が再婚し、血の繋がりのない父親とその連れ子の妹と暮らすようになりました。
二人はともに仕事をしていて、母は外で働き、義理の父親は自宅で自営業をしておりました。
そのため私たち子供の躾は父親が担っていたのですが、躾と言いながら殴る蹴るを繰り返したり、謂れの無い非難を受けたり、食事を与えられなかったり、外出を禁じられたりしていました。
そんな生活でも法則があり、3人の子供のうち、2人を父親が擁護し、1人は執拗に上記の行為を受けるのです。
私はそれに気づくと、父親に気に入られようとどんなことでもしました。
しかし、それは同時に弟が標的にされるということでもありました。
弟の悪さについて告げ口をし、標的が自分に向かないように仕組んだこと、毎晩泣く弟に手を差し伸べられなかったこと、父親と一緒になって弟を虐げる立場にいたこと。
私は自分可愛さに弟を見捨てたのだと思います。
その後は離婚し、母と弟の3人で暮らしていますが、その罪の意識が消えません。
離婚後、母親にも話しましたが、取り合ってもらえず。
弟とは普通に接していますが、心の底に後ろめたい気持ちが残っており、きちんと謝罪できていません。
また、義理の父親だった男については母からたまに話を聞きますが、あまり幸せでは無いようです。
私はそれを聞いて心の中で喜んでしまいます。
そしてその後に自分がこんなに醜い人間だったとは、と悲しみが湧いてきます。
私は今後、どのように生きれば罪を償えるのでしょうか。
自分の醜い気持ちはいつか消えることがあるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
辛かったですね。
辛い体験を、よく話してくださいました。
罪を償うことは、難しいですよね。
経典に出てくる阿弥陀仏という仏様は、どんな悪人・罪人でも許し救ってくださる仏様です。
「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と念仏をとなえるだけで、阿弥陀仏はその人を極楽浄土に導いてくださるそうです。
南無阿弥陀仏とは、阿弥陀仏を尊敬します、阿弥陀仏に私を委ねます、という意味です。
とりあえず、南無阿弥陀仏と念仏すれば、あなた自身が罪の報いで地獄に落ちたりするような、あなたにとって最悪な未来はなくなります。
つまりは、あなたの人生のハッピーエンドは確定です。
となると、あとは、あなたがこの世でどう幸せに過ごすかと、
弟さんに対して償いをするかどうか、ですね。
あなたと弟さんの現在の状態がわからないので何とも言えませんが、弟さんに何かあれば、姉として助けてあげようと、心に誓いを立ててはどうでしょうか。